猛暑日とは何度から?夏日・真夏日・酷暑日との違いを一覧で解説

  • 2026年06月21日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部です。

天気予報で毎日のように耳にする「猛暑日」という言葉。「真夏日や夏日と何が違うの?」「そもそも何度からが猛暑日なの?」と、実は正確な基準を知らないまま過ごしている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、気象庁の公式定義をもとに、猛暑日の基準や夏日・真夏日・酷暑日・熱帯夜との違いを一覧で分かりやすく解説します。さらに、子連れ外出の具体的な目安や熱中症警戒アラートの見方、室内でのエアコン活用法、猛暑日を賢く乗り切る家事のコツまで詳しくご紹介します。

暑さの基準や正しい対策を正しく知ることで、危険な暑さから自分や家族の健康を守り、夏を安全に快適に過ごせるようになります。ぜひこれからの季節の参考にしてください。

猛暑日とは?気象庁の定義をシンプルに解説

天気予報で「今日は猛暑日になる見込みです」と聞いたとき、「夏日や真夏日とどう違うの?」「そもそも何度からが猛暑日なの?」と思いながら、正確な答えをよく知らないまま過ごしている方は多いのではないでしょうか。

この記事では、気象庁の公式定義をもとに猛暑日の基準をわかりやすく解説します。夏日・真夏日・酷暑日・熱帯夜との違いも一覧でまとめているので、天気予報を見て「今日は外出してもいい?」と迷ったときに、自信を持って判断できるようになります。子どもと一緒に過ごす日の行動の目安にも役立てていただければと思います。

猛暑日の定義:最高気温35℃以上の日

猛暑日とは、その日の最高気温が35℃以上になる日のことです。気象庁が定めた公式の気象用語で、日本全国の観測地点で計測された一日の最高気温をもとに判断されます。

「35℃」という数字は、人間の体温(36〜37℃前後)に近い温度です。外気温が体温に近づくと、体から熱を逃がす働きが大幅に低下するため、熱中症のリスクが急激に高まります。猛暑日という言葉が持つ「危険な暑さ」というニュアンスは、この体温との関係からも理解できます。

なお、気象台が「猛暑日」と発表するのは、原則として翌日の予報として示されます。実際の観測値が35℃を超えた日がカウントされるため、予報と実況が異なることもあります。

「猛暑日」という言葉はいつできた?

「猛暑日」という気象用語が正式に使われるようになったのは、2007年のことです。それ以前は、最高気温が30℃以上の日を「真夏日」と呼び、それより暑い日を表す言葉は公式には存在しませんでした。

2000年代に入ってから35℃を超える日が目立って増えてきたことから、気象庁は「真夏日」より上の区分として「猛暑日」を新設しました。言葉の誕生自体が、日本の気候変化を物語っているともいえます。

夏日・真夏日・猛暑日・酷暑日・熱帯夜の違い一覧

暑さを表す気象用語はいくつかあります。それぞれの基準を一度整理しておくと、天気予報を聞いたときに迷わなくなります。

気温の呼び方と基準をまとめた比較表

夏日から酷暑日まで、それぞれの気象用語と基準温度を一覧にまとめました。

用語 基準 気象庁の正式用語
夏日 最高気温が25℃以上 正式用語
真夏日 最高気温が30℃以上 正式用語
猛暑日 最高気温が35℃以上 正式用語(2007年〜)
酷暑日 最高気温が40℃以上 正式用語(2026年〜)
熱帯夜 夜間の最低気温が25℃以上 正式用語

「夏日・真夏日・猛暑日」はどれもその日の最高気温で決まります。一方、熱帯夜だけは最低気温が基準で、夜間の暑さを示す言葉です。エアコンを切って寝られるかどうかの目安にもなります。

整理すると、5℃刻みで段階が上がっていくイメージです。25℃→30℃→35℃→40℃という区切りで覚えておくと混乱しにくくなります。

酷暑日(40℃以上)は2026年から正式な気象用語に

最高気温が40℃以上の日を指す「酷暑日」は、2026年から気象庁の正式な用語として使われるようになりました。以前は40℃超えの日を表す公式の言葉がなく、「観測史上最高」などと説明されることがほとんどでした。

近年、岐阜県・埼玉県・静岡県などで40℃を超える気温が観測されるケースが増えてきたことから、新たな区分が設けられました。酷暑日は命に関わるレベルの危険な暑さを示しています。予報でこの言葉が使われた日は、外出を極力控える判断が求められます。

猛暑日が増えているのはなぜ?

「昔はここまで暑くなかった気がする」という感覚は、データでも裏付けられています。実際、日本全体で猛暑日の数は長期的に増加傾向にあります。

年間の猛暑日数はどう変わってきたか

気象庁のデータによると、全国の気象観測点における猛暑日(最高気温35℃以上)の年間日数は、1970年代と比べて近年は大幅に増加しています。特に2010年代以降、記録的な猛暑が繰り返されるようになりました。

2023年・2024年はともに観測史上最も暑い夏として記録されており、東京では1ヶ月以上にわたって猛暑日・真夏日が続く事態が起きました。「今年も特別に暑い夏だった」という感覚が毎年更新されているのが現状です。

地球温暖化とヒートアイランド現象の影響

猛暑日が増えている主な原因は、大きく2つあります。

  • 地球温暖化:温室効果ガスの増加により、地球全体の平均気温が上昇しています。気象庁の長期観測データでは、日本の年平均気温は100年あたり約1.4℃のペースで上昇しています。
  • ヒートアイランド現象:都市部では、アスファルトやコンクリートが熱を吸収・蓄積し、緑地の減少や建物からの廃熱によって周辺より気温が高くなる現象が起きています。東京・大阪・名古屋などの大都市圏では、この影響が特に大きく出ています。

この2つの要因が重なることで、都市部では特に猛暑日の頻度と強度が増しています。「夏の暑さ」は昔と同じ感覚では語れなくなってきているといえます。

猛暑日の生活への影響と外出の目安

定義を理解したうえで、実際の生活にどう役立てればいいかを考えてみましょう。特に、子どもを連れた外出の判断は毎年悩む方が多いテーマです。

猛暑日に子どもと外出しても大丈夫?

結論から言うと、猛暑日(最高気温35℃以上)は、特に小さな子どもを連れた日中の外出は避けるほうが安全です。

子どもは大人に比べて体温調節機能が未熟で、体が小さいぶん地面からの輻射熱(照り返し)を受けやすい位置にいます。地面から50cm程度の高さ(ベビーカーや幼い子どもの顔の位置)では、気象台が観測する高さ(1.5m)より2〜3℃高くなることがあります。

外出が必要な場合は、次の点を意識してください。

  • 外出は午前10時より前か、午後4時以降に絞る
  • 日陰を選んで移動し、日向での滞在を最小限にする
  • 帽子・薄手の長袖・日焼け止めで直射日光を避ける
  • こまめに水分を補給し、冷房の効いた施設で休む

熱中症警戒アラートとの関係

猛暑日と合わせて押さえておきたいのが「熱中症警戒アラート」です。これは気象庁と環境省が共同で発表する情報で、WBGT(暑さ指数)が33以上になると予測される場合に発令されます。

気温だけでなく湿度や日射も加味した指数なので、「気温は35℃でも曇っていて湿度が低い日」より、「33℃でも湿度が高く晴れている日」のほうがアラートが出ることもあります。猛暑日かどうかと合わせて確認すると、より正確なリスク判断ができます。

なお、2023年からは特に危険度が高い場合に「熱中症特別警戒アラート」(WBGT35以上)が発令される制度も始まっています。このアラートが出た日は、外出を最小限に抑えることが強く推奨されます。

猛暑日に避けたい時間帯と行動パターン

気温が最も高くなるのは、一般的に午後2〜3時頃です。正午から午後4時の時間帯は日差しも強く、体への負荷が最大になります。この時間帯に次のような行動を取ると、熱中症リスクが高まります。

  • 公園での屋外遊び(日陰がない場所)
  • 車内での待機(駐車中の車内は短時間でも危険な高温になる)
  • 炎天下での長時間の買い物・移動
  • 屋外での激しい運動や農作業

「少しくらい大丈夫」と思いがちですが、熱中症は気づかないうちに進行するのが怖いところです。「猛暑日の昼間=危険時間帯」と割り切って、外出の計画を前倒しにする習慣をつけると安心です。

猛暑日の室内での過ごし方と熱中症対策

猛暑日は外だけでなく、室内でも油断できません。特に高齢者や小さな子どもは、涼しい部屋の中にいても熱中症になることがあります。室内での過ごし方も確認しておきましょう。

エアコンの適切な設定温度と節電の両立

猛暑日のエアコンの設定温度は、28℃が一般的な目安として環境省から推奨されています。ただしこれは「室温を28℃に保つ」ための設定温度ではなく、省エネの目安として示された数字です。室内が実際に涼しく感じられるかどうかを基準に、無理のない範囲で調整してください。

節電が気になる方も多いと思いますが、猛暑日に無理な節電をすることは健康リスクに直結します。電気代が心配な場合は、次のような工夫で消費電力を抑えながら快適さを維持できます。

  • フィルターを定期的に掃除する(目詰まりで効率が下がる)
  • カーテンや遮光シートで日差しを遮って室温上昇を防ぐ
  • 扇風機と併用して体感温度を下げる
  • 外出時も設定温度を少し上げて運転継続する(切るより帰宅前の冷却が楽になる)

水分・塩分補給のタイミングと量の目安

熱中症予防の基本は、こまめな水分・塩分補給です。「喉が渇いてから飲む」では遅く、渇きを感じる前に補給する習慣が大切です。

厚生労働省の指針では、1日あたりの水分摂取量として食事以外に約1.2リットルを目安としています。猛暑日や外出時はさらに多めに摂る必要があります。

  • 起床時・食事前後・入浴前後・就寝前は必ず一杯の水を飲む
  • 屋外での活動中は20〜30分ごとに少量ずつ補給する
  • 大量に汗をかいた場合は、水だけでなく塩分(スポーツドリンクや経口補水液、梅干しなど)も補給する

子どもは自分から「喉が渇いた」と言わないことも多いので、保護者が時間を決めて声をかける習慣をつけると安心です。

家事・買い物を賢くこなすコツ

猛暑日の家事や買い物は、時間帯と段取りを工夫するだけで体への負担がかなり変わります。

  • 料理:加熱調理は涼しい時間帯(朝のうち)にまとめて済ませておき、昼以降は電子レンジや温め直しだけで対応できるようにしておく
  • 買い物:午前中の早い時間か夕方以降に済ませる。まとめ買いで外出回数自体を減らすのも有効
  • 洗濯:乾燥機や室内干しを活用し、炎天下でのベランダ作業を最小限にする
  • 掃除:体を大きく動かす掃除(床拭き・窓ふきなど)は朝の涼しい時間帯に

「全部完璧にこなさなければ」と思わず、猛暑日は家事の優先順位を意識的に下げることも大切です。家族の体調を守ることが最優先です。

まとめ:猛暑日は「熱中症リスクが特に高い日」と覚えておこう

この記事で解説してきた内容を振り返ります。

  • 猛暑日とは、最高気温が35℃以上の日のこと。気象庁が2007年に正式に定めた気象用語
  • 暑さの区分は「夏日(25℃以上)→真夏日(30℃以上)→猛暑日(35℃以上)→酷暑日(40℃以上)」と5℃刻みで上がる
  • 熱帯夜は夜間の最低気温が25℃以上の日を指し、日中の気温とは別の基準
  • 猛暑日は地球温暖化とヒートアイランド現象の影響で年々増加傾向にある
  • 子どもを連れた日中の外出は、猛暑日は特に注意が必要。午前10時前か午後4時以降に外出を絞るのが基本
  • 室内でも熱中症リスクはある。エアコンを適切に使い、こまめに水分・塩分を補給することが大切

「猛暑日」という言葉を耳にしたら、「今日は熱中症リスクが特に高い日だ」と自動的に判断できるようになると、外出計画や家事の段取りを見直すきっかけになります。天気予報のチェックを毎朝の習慣にして、家族全員が安全に夏を過ごせるよう備えてください。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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