お彼岸にやってはいけないこと10選!結婚式や引っ越しはNG?迷信とマナーの違いを解説
- 2026年03月17日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
春や秋に訪れる「お彼岸」の時期。お墓参りや先祖供養を行う大切な期間ですが、実は「この時期にやってはいけないこと」があると聞いて、不安になったことはありませんか?
「お彼岸に結婚式を挙げてもいいの?」「引っ越しをすると縁起が悪いの?」など、古くからの言い伝えや迷信が多く存在するため、現代の生活の中でどう判断すべきか迷ってしまう方も多いでしょう。
この記事では、お彼岸にやってはいけないとされる10個の事柄について、それが単なる迷信なのか、それとも守るべきマナーなのかを詳しく丁寧に解説していきます。
正しい知識を身につけることで、ご先祖様を敬う気持ちを大切にしながら、自信を持って行事や予定を進められるようになりますよ。
お彼岸にやってはいけないこととは?結婚式や引っ越しなどの迷信とマナーの違いを解説
お彼岸の期間に特定の行事を避けるべきだと言われるのには、仏教的な理由や、日本人が大切にしてきた先祖を敬う気持ちが関係しています。
まず前提として知っておきたいのは、お彼岸は「仏教の行事」であり、何かをしてはいけないという厳格な禁忌(タブー)は本来存在しないということです。しかし、親戚が集まる時期であったり、供養に専念すべき期間であったりすることから、周囲への配慮として避けたほうが良いとされる事柄がいくつかあります。これらの中には、根拠のない「迷信」もあれば、相手に不快な思いをさせないための「マナー」として定着しているものもあります。本記事では、その違いを明確にしながら、一つひとつのケースを掘り下げて見ていきましょう。
お彼岸にやってはいけないこと①:結婚式を挙げるのはマナー違反?
おめでたい結婚式をお彼岸に行うことについては、宗教的なルールよりも「招待するゲストへの配慮」が重要なポイントとなります。
結婚式をお彼岸に避けるべきと言われる理由
お彼岸の期間は、多くの家庭でお墓参りや法要といった「先祖供養」が予定されています。特にご高齢の親族にとっては、お彼岸は静かに故人をしのぶ大切な期間であるため、華やかなお祝い事である結婚式を行うことに違和感を覚える場合があるのです。また、お彼岸の時期は寺院が忙しく、親戚が寺の行事に参加しなければならないケースも考えられます。せっかくの晴れ舞台に「法事と重なって出席できない」という事態を避けるためにも、慎重な判断が求められます。親族の間で昔ながらのしきたりを重視する方がいる場合は、事前に相談しておくのが無難といえるでしょう。
お彼岸にやってはいけないこと②:引っ越しをすると縁起が悪いという迷信の理由
引っ越しをお彼岸に行うのは縁起が悪いという説がありますが、これは現代において科学的な根拠や宗教的な禁止事項があるわけではありません。
引っ越しが「縁起が悪い」とされる背景
なぜ「お彼岸の引っ越しは良くない」と言われるようになったのか、その背景には「先祖をないがしろにしている」という考え方があります。お彼岸は本来、ご先祖様が帰ってくるとされる時期(特にお盆に近い感覚で捉える地域もあります)であり、その時期に自分の都合で忙しく動き回ることは失礼にあたると考えられてきました。また、引っ越し作業で忙しくなり、お墓参りに行けなくなってしまうことを戒める意味も込められています。しかし、実際にはお彼岸の時期は春や秋の過ごしやすい気候であるため、引っ越しには適した季節でもあります。迷信を気にしすぎる必要はありませんが、新居への引っ越し後にお墓参りに行くなど、感謝の気持ちを忘れないようにすることが大切です。
お彼岸にやってはいけないこと③:お見舞いに行くと相手を不安にさせてしまう理由
病気やケガで入院している方へのお見舞いは、お彼岸の時期には特に慎重になる必要があります。
お見舞いがお彼岸にふさわしくない心理的な理由
お彼岸は、あの世(彼岸)とこの世(此岸)が最も通じやすくなる時期とされており、死を連想させやすい期間でもあります。入院中の患者さんやそのご家族にとって、死を供養する時期にお見舞いに来られることは、「死」を予感させる不吉なメッセージとして受け取られてしまうリスクがあるのです。もちろんお見舞いに行きたいという善意は大切ですが、相手が非常に繊細な状態にあるときは、時期をずらすのが大人のマナーと言えます。どうしてもこの時期にお見舞いが必要な場合は、あらかじめ電話などで都合を確認し、明るい話題を提供できるように心がけましょう。言葉選びにも細心の注意を払い、相手に不安を与えない配慮が何よりも優先されます。
お彼岸にやってはいけないこと④:お宮参りなどの「神事」は避けたほうがいい?
お彼岸(仏教行事)の期間中に、神社へ参拝する「神事」を行っても良いのかという疑問を持つ方は少なくありません。
仏教の行事と神道の行事の共存について
結論から申し上げますと、お彼岸にお宮参りや七五三、地鎮祭などの神事を行っても、宗教上の問題は全くありません。日本では古くから「神仏習合」という考え方があり、お寺の行事であるお彼岸と、神社の行事である神事を同じ期間に行うことは決して禁じられていないのです。神社側もお彼岸だからといって祈祷を断ることはありませんので、安心してください。ただし、親戚一同を集めてお祝いをする場合には、やはりお墓参りの予定と重ならないか確認することが重要です。また、喪中の期間と重なっている場合は別の配慮が必要になりますが、通常の「お彼岸」という期間だけであれば、神事を行うことに制限はありません。
お彼岸にやってはいけないこと⑤:納車をすると事故にあうという迷信は本当?
新車を購入し、納車の日をお彼岸の期間に設定することについて「事故を起こしやすくなる」という噂を耳にすることがあります。
納車とお彼岸の関係に関する誤解
「お彼岸に車を受け取ると事故にあう」という話に、論理的な根拠は一つも存在しません。これは「お彼岸=死者の世界に近い」というイメージから、不吉なことが起こりやすいという連想ゲームのようにして生まれた迷信に過ぎません。実際には、お彼岸の時期は交通量が増え、お墓参りに向かう高齢の運転手や慣れない道を走る車が多くなるため、物理的に事故のリスクが高まる時期ではあります。そうした背景から「いつも以上に運転に気をつけなさい」という戒めが、いつの間にか「納車そのものが良くない」という話にすり替わったものと考えられます。大安や友引といった六曜を気にする方は多いですが、お彼岸そのものを理由に納車を避ける必要はないと言えるでしょう。
お彼岸にやってはいけないこと⑥:新しい靴を履きおろすと怪我をする?
昔から「お彼岸の時期に新しい靴を履きおろしてはいけない」という言い伝えがありますが、これには当時の生活環境が関係しています。
新しい靴にまつわる言い伝えの真相
この迷信も、基本的には「お彼岸は慎ましく過ごすべき」という教えから派生したものです。昔の靴(草履や下駄)は現代の靴ほど足に馴染みやすくなかったため、履きおろしたばかりで慣れない靴でお墓参りなどの長距離を歩くと、足に怪我をしやすいという実利的な背景がありました。また、新しいものを身につけて浮かれることが、供養の精神に反するという考え方もあったようです。現代においては、お彼岸に新しい靴を履いたからといって、呪いや祟りがあるわけではありません。むしろ、お墓参りのために歩きやすい新しい靴を準備することは悪いことではないでしょう。ただし、大切なご先祖様に会いに行く場ですから、派手すぎるデザインや場にそぐわない靴は避け、清潔感のあるものを選ぶのがマナーです。
お彼岸にやってはいけないこと⑦:水辺で遊ぶと霊に引っ張られるという怖い迷信
お彼岸にお盆と同じように「川や海に近づいてはいけない」と言われることがありますが、これには季節特有の危険が隠されています。
水辺の危険性と迷信が生まれた理由
「霊に足を引っ張られる」という恐ろしい言い伝えは、子供たちが危険な水辺に近づかないようにするための教育的な方便であることが多いです。特にお彼岸の時期(春分・秋分)は潮の満ち引きが激しくなったり、天候が急変しやすかったりする季節の変わり目にあたります。秋のお彼岸であれば、台風の影響で川が増水していたり、海に土用波(どようなみ)と呼ばれる高い波が打ち寄せたりすることがあります。このような自然の脅威から身を守るために、「お彼岸は霊が集まるから危ない」と怖がらせることで、無謀な行動を抑制しようとした先人の知恵なのです。心霊現象を恐れる必要はありませんが、自然環境が不安定な時期であるという認識は持っておくべきでしょう。
お彼岸にやってはいけないこと⑧:彼岸花を家に持ち帰ると火事になる?
お彼岸の時期に真っ赤な花を咲かせる「彼岸花」ですが、その美しさの反面、不吉な名前や言い伝えが非常に多い花でもあります。
彼岸花にまつわる不吉な言い伝えの正体
「彼岸花を家に持ち帰ると火事になる」という言い伝えは、その燃えるような赤い色から火災を連想させるために生まれたと言われています。しかし、より現実的な理由として、彼岸花には「リコリン」という強い毒性が含まれていることが挙げられます。球根の部分に特に強い毒があり、誤って口にすると嘔吐や下痢、ひどい場合には中枢神経に麻痺を引き起こす恐れがあります。昔は、子供が綺麗な花に惹かれて触れたり食べたりしないよう、「持ち帰ると火事になる」「家が焼ける」といった強い言葉で遠ざけていたのです。また、彼岸花はモグラやネズミからお墓を守るために、意図的に墓地に植えられてきた歴史もあります。死者の場所に咲く花というイメージが強いため、仏壇やお墓に供えるのは良いですが、自宅のインテリアとして飾るには抵抗を感じる人が多いのも事実です。
お彼岸にやってはいけないこと⑨:土いじりや草むしりをしてはいけない理由
お彼岸に庭の手入れや農業の「土いじり」を避けるべきだという説がありますが、これには意外な理由があります。
土いじりを避けるべきと言われる背景
一部の地域では、お彼岸の期間は「土の神様が休む期間」あるいは「ご先祖様が土の下から出てくる期間」と考えられており、土を動かすことが失礼にあたるとされてきました。しかし、この説はどちらかというと「お彼岸くらいは農作業の手を休めて、しっかりご先祖様の供養をしなさい」という休息の勧めとしての意味合いが強いものです。お墓の周りの草むしりに関しては、むしろご先祖様を敬うための立派な奉仕活動ですので、積極的に行うべきこととされています。家庭菜園などの趣味の土いじりも、お彼岸だからといって絶対に禁止されているわけではありません。大切なのは、土いじりに熱中しすぎてお参りを忘れてしまうことがないように、バランスを保つことだと言えるでしょう。
お彼岸にやってはいけないこと⑩:お供え物に適さない食べ物や花のマナー
お彼岸の供養でお墓や仏壇にお供えをする際、どのようなものを選んでも良いわけではなく、最低限のマナーが存在します。
避けるべきお供え物の具体例
まず食べ物についてですが、仏教では「殺生(せっしょう)」を嫌うため、肉や魚といった生臭ものをお供えするのはタブーとされています。また、においの強い野菜(ニンニク、ニラ、ネギなど「五辛」と呼ばれるもの)もお供えには適さないとされているため、注意が必要です。お花に関しては、トゲのあるバラや、毒のある花、香りが強すぎる花、そして花びらが散りやすく掃除が大変なものは避けるのが一般的です。お彼岸の定番である「ぼたもち(春)」や「おはぎ(秋)」、そして季節の果物や菊の花など、伝統的に好まれてきたものを選ぶのが最も安心です。故人が生前好きだったものをお供えしたい場合は、マナーに反しない範囲で工夫をし、心を込めて供養することが一番の供養になります。
【まとめ】お彼岸にやってはいけないこと10選!結婚式や引っ越し、迷信とマナーを知って正しく過ごそう
お彼岸にまつわる「やってはいけないこと」の多くは、実は科学的な根拠のない迷信であったり、先祖を敬う気持ちから生まれた戒めであったりすることが分かりました。
大切なのは、「これをしてはいけない」と怯えることではなく、ご先祖様への感謝を忘れずに、周囲の人々へ配慮しながら過ごすという姿勢です。結婚式や引っ越しなどの大きな行事についても、宗教的なタブーではありませんが、親族の感情や地域の風習を尊重することで、不要なトラブルを避けることができます。現代に生きる私たちにとって、お彼岸は忙しい日常の中でふと立ち止まり、命のつながりに感謝する貴重な機会です。迷信の背景にある先人たちの思いを汲み取りながら、正しいマナーで心穏やかにお彼岸を過ごしましょう。この記事が、あなたの不安を解消し、適切なお彼岸の過ごし方を見つける助けになれば幸いです。
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