【漫画】「次のチケット捨てました」日本人のおじ様が"骨抜きになる村"に行ったら→人生で一番ヤバイ!帰れなくなった
- 2025年06月30日公開

こんにちは、ヨムーノライターの佐々木舞です。 実は私、過去にひとりで2年かけて世界一周をした経験があります。
とにかく働きまくった20代。 ある時ふと「20代の思い出が仕事だけだなんてもったいない!」とハッとしたんです。
衝動的に仕事を辞めて、せっかく自由を手にしたんだから思いっきり遊び倒そう!と、思いつきと勢いだけで29歳の誕生日に世界一周に旅立ち、貯金を使い切るまで60カ国ほどを巡りました。
今回は、旅中に出会った可愛すぎる村のお話。再現漫画とともにお届けします!
おじ様たちから飛び出したワード「パーイ」って何?気になるんだけど!!
私がパーイの存在を初めて知ったのは、世界一周に行くか悩んでいた頃、たまたま入ったカフェの隣の席から偶然聞こえてきた会話でした。
話していたのは、よくいる50代〜60代の男性4人組でやたら「パーイにまた行きたい」「世界で一番あそこが気に入った」「パーイは天国」と絶賛しあっていたんです。
日本人のおじさま達を骨抜きにする謎の「パーイ」。盗み聞きしたところ、どうもタイにある町の名称っぽい……。
正直なところ、大人になり心が汚れていた私は一瞬、綺麗なお姉さん達が至れり尽くせりしてくれるちょっと卑猥な町(ハーレムや夜の街)を想像しました。
そんな出来事はすっかり忘れ去っていたのですが数年後、世界一周でタイに滞在中にふとした拍子で「パーイ」というワードを思い出したんです。
せっかくなので、あの時の答え合わせをするためにパーイに行ってみることにしました!
おそらく日本人のほとんどが聞いたことさえない村(実際は町というより村)。だけど実は、村行きのバスの予約が取れないほど人気の観光スポットだったんです。
過酷な道の先にある天国「パーイ」
タイ第二の都市チェンマイからミニバンで3〜4時間の場所にあるのですが、道のりが超過酷!
なんと760以上のカーブを超えなければならず、旅人の間では通称「ゲロ道」と呼ばれているとかいないとか。
問題は、私がそれを全く知らずにミニバンに乗り込んでしまったこと。酔い止め薬の用意など一切せずに丸腰で挑んでしまったために、数時間地獄を味わいました。
1時間が経つ頃にはちらほら吐く人も出てきて、もらいゲ⚪︎しないよう、ヨーロッパの街並み、キューバで泳いだ青い海などを思い描き、必死に現実逃避をしてやり過ごしました。
いやぁ、長い3時間だった。あのおじさま達、この道を無事に乗り越えたってこと……?タフすぎない……?
こんな村見たことない! 「パーイ」到着でとんでもない異世界感
そんな中、ついにパーイに到着。車酔いで真っ青になった顔を上げると、信じられない景色が広がっていました。
大自然の中にある本当に小さな村なのですが一歩足を踏み込むと、村全体がカラフル!
木々のグリーンなど自然の色と、目が覚めるようなビビットカラーの融合がなんとも言えない雰囲気を作り出しています。こんな村初めて!
とにかく素敵なカフェがたくさん!
適当に入ったその辺のカフェでもこの色合いです。パーイにあるお店はどれも本当におしゃれで、カラフルか、シンプルだけどアーティスティックかの2パターンに分かれています。
滞在中は毎日3軒〜カフェのハシゴをしたのですが、どこに入っても思わず「きゃーっ!」と大興奮。
時には先約として人馴れしたわんこやニャンコが席で寝ていることもあります。
お客さんはもちろん、店員さんも追い払ったりすることなく、私たち人間はくつろいでいる動物達の邪魔にならないように座るのが暗黙のルール。本当に癒しの空間です。
笑えるくらい物価が安い
こちらは私が泊まったバンガロー。一棟貸切でいくらだと思います?
……なんと、まさかの1泊1,000円!!
2人まで泊まれるので、1人500円、ワンコインです。しかもコーヒー紅茶が飲み放題。
ハンモックがついていて、ここでのんびり本を読んだりぼーっとする時間が本当に幸せで。 車の音などは一切なく、耳に届くのは鳥のさえずりや近くの川のせせらぎのみ。
私は日本大好き人間ですが、珍しく「日本に帰りたくない……」と思ったほどです。
今はもっと物価が上がっていると思いますが、私が訪れた時はあまりの安さに夢か現実か、脳みそが混乱しました(笑)。
人が優しい
彼女は、まるで秘密基地のようなお店の店主。旅行で訪れたパーイに一目惚れして移住、今はカフェ兼手作りアクセサリー・小物屋さんをしながらのんびり暮らしているのだとか。
そんな彼女の作る作品の数々があまりにも素敵で興奮した結果、あろうことかカフェでコーラを頼んだにも関わらず、お代を払い忘れてお店を後にしてしまったんです!
気づいて慌ててお金を払いにお店に戻ると「いいのいいの♡パーイを楽しんでくれてありがとう!これはおごりよ♡」だって!!
彼女以外も、出会った住民はみんな本当に明るく穏やかで親切な人ばかりでした。みーんないつも笑顔だったなぁ。
ナイトマーケットまで可愛い
タイ(や東南アジア)名物のナイトマーケット。夜になると食べ物からアクセサリー、小物、日用品までさまざまな露店が軒を連ねます。
パーイのナイトマーケットはどこよりもおしゃれで可愛かった!
小物も「THEお土産」ではなく、アーティストがひとつひとつ手作りした一点ものが多く、食べ物も可愛く見えるように工夫が凝らしてあります。
パンケーキまであってびっくり!そして安くて美味しい!
世界で一番のんびりできた
旅行中って時間に限りがあるので、食べたい物や行きたい場所が多くて、ハードスケジュールになりませんか?
パーイは本当に小さな村で観光する場所も多くないので、自然とのんびり過ごすことになります。これが良かった。
世界60カ国以上、200近い市町村を巡りましたが、こんなにゆっくりできたのは後にも先にもここだけです。心の底からリフレッシュできました。
疲れた心に効く、究極の「のんびり旅」はここにある
天空の街「オルビエート」、青の街「シャウエン」、とんがり屋根の家が並ぶ「アルベロベッロ」、街全体がアートの「バルパライソ」……世界には、可愛くて不思議な町や村がたくさんあります。
私は特徴的な町や村が好きで、世界一周中には数え切れないくらい巡りましたが、タイの北部にある小さな村「パーイ」が圧倒的に一番気に入りました!
世代・性別・国籍を超えて愛されるのも納得です。心からゆっくりしたい人、疲れが溜まっている人は行き先の候補に入れてみてはいかがでしょう。
おまけ:ただし、パーイから帰るのは容易ではありません
実はここ、私が世界一周中に初めて次の場所行きのチケットを捨てた村なんです。
こんなに魅力的だと知らなかったので、ほんの数日だけ滞在してすぐに次の場所に移動する予定で次の行き先へのチケットも取っていて……。
だけど、あまりにパーイが良すぎたので、チケットを捨てて追加で1週間ほど延泊しました!それでもパーイを発つ日は、本当に離れたくなくて移住を考えたくらいです。
ちなみに……あれから10年。時間がかかったけれど、ついにパーイに行く機会が訪れました。
パーイ行きのバスが出ている町までいったのに、まさかの向こう数週間、パーイ行きのバスが満席で行けず(泣)。パーイの素晴らしさが、世界にバレてしまった……!
イラスト:きびのあやとら

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