【直接取材】大川市の魅力に迫る!家族連れにオススメな観光スポットをインタビュー

  • 2025年08月03日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部です。

大川市は福岡県の南西部に位置する、自然や歴史、文化などを楽しめるまちです。地元ゆかりの作曲家や芸術家たちの作品を楽しんだり、古くから家具のまちとして栄えた大川市の魅力を感じたりできる観光スポットもあります。

この記事ではインタビューをもとに大川市の特徴や家族で楽しめる観光スポットを紹介します。

大川市の家族連れにオススメな観光スポットを紹介

大川市は福岡県の南西部に位置しているまちです。市内には有明海へと流れ込む筑後川が流れ、古くから海運の要所として栄えてきました。現在では川や海の恵みを活かした特産品が数多くあるほか、家具の生産も盛んに行われています。

市内にはそんな大川市の魅力を満喫できる観光スポットが数多くあります。家族で楽しめるスポットも多く、家族旅行にもぴったりです。今回は大川観光協会の古賀さんに直接インタビュー!大川市の特徴や家族連れにオススメな観光スポットを伺いました。大川市へのお出かけを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

大川市の特徴

大川市には有明海をはじめとする自然や歴史的な名所など、さまざまな見所があります。まずは、具体的にどのような魅力があるのか、大川市の特徴を伺いました!

家具のまち

編集部

まずは、大川市の特徴を教えてください。

古賀さん

大川市は室町時代から「家具のまち」として発展してきました!日本6大家具産地の一つとして数えられ、市内には家具に関連する企業が200社以上あります。家具生産量日本一を誇ります。市内には九州一の長さと面積を誇る雄大な筑後川が流れており、上流の日田や阿蘇から切り出された上質な木は、この筑後川を使って運ばれていました。

筑後川で運ばれた木材は河口の大川で加工されていたことから、木工のまちとして栄えてきました。春と秋には大川市最大のお祭りである「大川木工まつり」が開催され、毎年家具の展示即売が行われます。より家具に親しんでもらうための企画も開催しており、市内は多くの参加者で賑わいます。

川や海の恵み

編集部

古くから行われていた家具の生産が現在も続いているまちなのですね!ほかにも特徴があれば教えてください。

古賀さん

筑後川や有明海といった川や海の恵みに支えられているのも、大川市の特徴です!大川市の歴史は筑後川とともにあり、また、この川が流れ込む有明海の恵みに支えられています。有明海は干満差が最大6mに及び、干潮の際は水平線が干潟になって地平線となってしまうほどです。

その独特な環境のため、ムツゴロウなど固有の生き物たちが多く生息しています。また、有明海では海苔の生産が盛んで、有明海苔として全国的に有名です。筑後川にはえつという固有の魚がおり、5〜7月の漁解禁の間は、この地でしか味わえないえつを求めて多くの方が大川市を訪れています。

地域の歴史や文化に触れられる

編集部

筑後川や有明海といった自然の恵みに溢れているのですね!ほかにも特徴はあるでしょうか?

古賀さん

地域の歴史や文化に触れられる名所が多いのも特徴です!たとえば、大川市を守り続けている風浪宮という神社は、創建1800年と伝わる神功皇后ゆかりの神社です。

宮司は、神功皇后に干珠満珠といわれる竜宮の玉を与えたという海の神阿曇磯良を祖先にもつ、安曇氏が代々受け継いでいます。勝運守護と海難守護のご利益があるとされ、地元では「おふろうさん」と呼ばれて親しまれています。

また、5,000もの楽曲を作曲し、日本レコード大賞を制定するなど、日本の歌謡曲の父と呼ばれる古賀政男先生は大川市のご出身です。市内にある古賀政男記念館では、古賀先生の偉業を紹介しています。

大川市の家族連れにオススメな観光スポット

特産品の家具や筑後川、有明海といったさまざまな魅力に溢れる大川市には、家族で楽しめる観光スポットも数多くあります。続いて、大川市の家族連れにオススメな観光スポットを伺いました!

筑後川昇開橋

編集部

大川市の家族連れにオススメな観光スポットを教えてください。

古賀さん

大川TERRAZZAから伸びる真っ赤な大きな橋「筑後川昇開橋」がオススメです!雄大な筑後川をまたぐ国指定重要文化財で、全長は約507mあります。鉄道橋として誕生したこの橋は、かつては福岡県大川市と佐賀県佐賀市を繋ぐ交通の要所として人々の暮らしを支えていました。

この橋の最大の特徴は、昇降式可動橋であることです。筑後川を往来する船を妨げないように可動式として作られており、橋そのものを上昇させることで船を通すという全国的にも珍しい形式をとっています。可動橋は約23mの高さまで上るようになっています。

現在は鉄道橋としての役目は終えていますが、歴史の証人として、シンボルマークとして、また遊歩道として、今でも地元の人々に愛されている橋です。サイレンの音とともに巨大な橋が上昇していく様はまさに息をのむ光景ですので、大川市にお越しの際には、ぜひ訪れてみてください。

概要
施設名 筑後川昇開橋
住所 〒831-0005 福岡県大川市大字向島地先
電話番号 0944-87-9919
アクセス 【車】
九州自動車道「みやま柳川IC」から約40分
長崎自動車道「東脊振IC」から約30分
遊歩道の開放時間 【3~11月】9:00〜21:00

【12〜2月】9:00〜17:00
定休日 月曜日(祝日のときは翌日)
12/29〜1/3
公式サイト https://www.shoukaikyou.com/

古賀政男記念館

編集部

全国的にも珍しい昇開式可動橋を間近で見られるのですね!ほかにも家族連れにオススメな観光スポットがあれば教えてください。

古賀さん

大川市出身の作曲家・古賀政男にまつわる展示を楽しめる「古賀政男記念館」もオススメです!古賀政男は5,000曲ともいわれる数を作曲した、昭和の日本を代表する作曲家であり、日本レコード大賞を制定するなど「流行歌王」とも呼ばれました。その偉業を称え、記念する目的で建てられた記念館です。

記念館では愛用の楽器や遺品の数々を展示しています。さらに、オーディオルームでは代表的な楽曲100曲の試聴も可能です。

記念館の隣には、古賀政男が生まれ育った生家を復元した建物が一般開放されています。楽曲だけではなく、当時の風習や暮らしぶりなど、古賀政男の足跡に触れられる記念館です。

概要
施設名 古賀政男記念館
住所 〒831-0026 福岡県大川市大字三丸844
電話番号 0944-86-4133
アクセス 【車】
九州自動車道「八女IC」から約24分
営業時間 9:30〜17:00
定休日 月曜日(祝日の場合はその翌日)
12/29〜1/3
料金 一般:400円
学生:300円
小学生:200円
公式サイト http://www.kumin.ne.jp/kinenkan/

大川市立清力美術館

編集部

昭和の楽曲や当時の雰囲気などを親子で楽しめるのですね!ほかにも芸術や文化を親子で楽しめるようなオススメの観光スポットはあるでしょうか?

古賀さん

大川市にゆかりのある芸術家たちの作品が展示されている「大川市立清力美術館」もオススメです!大川出身の洋画家・溝江勘二の作品をはじめ、筑後の画家たちの作品や、久留米藩御用絵師の画稿類が展示されています。さまざまな企画展も催されており、海外の作品や現代アートなど幅広い作風の美術品を楽しめます。

また、美術館の建物は明治時代に清力酒造株式会社の事務所として建てられたものです。この建物自体も大川市の指定有形文化財として登録されています。芸術作品とあわせて、歴史情緒を感じられる建物も楽しんでみてください。

概要
施設名 大川市立清力美術館
住所 〒831-0008 福岡県大川市鐘ヶ江77-16
電話番号 0944-86-6700
アクセス 【車】
九州自動車道「八女IC」から約22分
営業時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日 月曜日(休日の場合は翌日)
年末年始
料金 無料
紹介ページ https://www.city.okawa.lg.jp/050/050/030/

大川テラッツァ

編集部

大川市ゆかりの芸術家たちの作品をじっくり鑑賞できるのですね!ほかにも家族連れにオススメな観光スポットがあれば教えてください。

古賀さん

大川のあらゆる情報が集まる観光とインテリアの情報ステーション「大川テラッツァ」もオススメです!大川市の魅力的な観光情報や、インテリアに関する情報を届けています。豊富なインテリア知識を有する家具コンシェルジュたちが、目的に合わせたお店を紹介しています。

また、イベント会場やワークショップスペースとしても活用されており、日の差し込む温かな交流拠点として市民の皆様にも愛されている施設です。カフェや大川の特産品を扱うアンテナショップも併設されているため、休憩や買い物も楽しめます。各スポットを巡る合間に、ぜひ訪れてみてください。

概要
施設名 大川テラッツァ
住所 〒831-0015 大川市大字向島2525-2
電話番号 0944-87-0923
アクセス 【車】
九州自動車道「八女IC」から約26分
営業時間 10:00~17:00
定休日 月曜日(休日等の場合はその翌日)
年末年始
紹介ページ https://www.city.okawa.lg.jp/s034/030/kankou/060/20170612193350.html

庄分酢

編集部

インテリアをはじめ、特産品を通して大川市の魅力を感じられそうですね!ほかにも家族連れにオススメな観光スポットはあるでしょうか?

古賀さん

大川市の豊かな自然を活かしたお酢作りをしている「庄分酢」もオススメです!300年の歴史のあるお酢屋さんで、現在も昔ながらの製法でお酢作りをしています。酸っぱくない、まろやかな口当たりが特徴です。

筑後国は筑後川の水に恵まれ、豊かな大地を持つ米どころ、米どころは美酒の産地、酢は酒の発酵から生まれるもの。その自然な流れに沿うように、四代清右衛門が酢造商いを始め、現在まで酢作りを続けています。庄分酢では酢蔵の見学ができるほか、フルーツビネガーづくり体験など子どもと一緒に楽しめます。

概要
施設名 庄分酢
住所 〒831-0004 福岡県大川市榎津548
電話番号 0944-88-1535
アクセス 【車】
九州自動車道「八女IC」から約24分
営業時間 9:30〜17:00
定休日 日曜日、月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)
年末年始
お盆
公式サイト https://shoubun.jp/

大川市で家族旅行を楽しもう

本記事のまとめ

・大川市は日本有数の家具の生産地であり「家具のまち」として発展してきたまち
・筑後川や有明海などの自然の恵みに支えられ、さまざまな特産品がある
・大川市ゆかりの作曲家や芸術家たちの作品を親子で楽しめる観光スポットがある
・大川市の文化や歴史を感じられる観光スポットも多い

大川市は「家具のまち」として栄えた、筑後川や有明海などの豊かな自然が広がるまちです。筑後川にかかる筑後川昇開橋などの景観を楽しんだり、大川市ゆかりの文化や歴史を感じたりできる観光スポットが数多くあります。

美術館などでは家族でゆっくり展示を楽しめるほか、親子でここならではの体験を楽しめる観光スポットもあります。大川市へのお出かけを検討しているなら、ぜひ今回ご紹介した観光スポットを訪れてみてください。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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