滞在時間"10分"が正解?【スーパー店員】暴露!本当は教えたくない「得する!買い物で節約術6選」

  • 2024年02月05日公開

こんにちは、ヨムーノライターのテツです。

節約したいのに、スーパーに行くとついたくさん買ってしまって、困っている方はいませんか?

それもそのはず。スーパーでは「購買心理学」をベースに、来店した人に、より多く買ってもらうことを目的とした陳列など、様々な工夫がされています。

そこで今回はスーパー店員のわたしが、スーパーの戦略(笑)にハマらない「賢く買い物をする方法」を紹介していきます。

節約に効く買い物術①一人で買い物に行く

スーパーに買い物に行くときは、できるだけ1人で行くようにしましょう。理由は、家族で行くとそれぞれが欲しいものを手に取ってかごに入れてしまうから。

もしねだられて「もう、しょうがないな...」と買ってしまったらプラス1,000〜2,000円は出費が増えてしまいます。

理由:スーパーは、ムダ買いが増える「目線陳列」をしているから

スーパーでは客層にあった高さや場所に各商品を並べています。例えば子どもに1番売りたい単価の高い玩具菓子は、低年齢の子どもが1番見やすい高さに陳列されています。

ビールは、大人の目線に合う高さで、目立つように売り場作りがされています。さらに 6缶箱や24缶箱を一緒に置いてあわよくばまとめ買いを誘発してきます。

一人で買い物に行けば、こういった嗜好品の衝動買いを防ぐことができますよ。

節約に効く買い物術②空腹時の買い物は避ける

食料品を買いに行く時は「お腹が空いていないタイミング」がベスト。

買う側としてはもともと買う予定がなかったものを買ってしまったという意味では、それも衝動買いをしてしまっていることになりますよね。予定外の買い物は、じつは「空腹時」に起こりやすいのです。

理由:スーパーは、「空腹時を狙った試食」を仕掛けるから

スーパーの戦略として、試食販売というものがあります。私の経験上、試食をしてくれたお客様の2人に1人はその商品を買ってくれます。売上を上げるために手が空いた時は必ず試食販売をやっています。

お腹が空きがちな時間帯は、とくに試食が大盛況。試食をしているとつい食べてしまうし、大抵のものがおいしく感じます。そして、つい買ってしまう。

「試食のついで買い」を避けるためにも、空腹時は何か少し食べてから買い物に行くといいですよ。

節約に効く買い物術③買い物カートはなるべく使わない

スーパーで買い物をする時は、なるべく買い物カートを使わないようにしましょう。

買い物カートでお買い物をしているとカゴにどれだけ商品を入れても重さを感じず疲れにくいので、つい長い時間買い物をしてしまいます。たくさん買った実感も鈍くなるので、予算以上に多く買ってしまうことに。

レジに表示される金額がガンガン増え、そこでやっと『ああ...買いすぎてしまった...』と後悔するお客様が多いんです。

理由:カートの有無で「購入金額が変わる」から

じつは、スーパー側もカートを使っているお客様とそうでないお客様で数10%、購入金額が変わることが分かっています。なかには、入口に店員を立たせてカートを渡してくるお店もあるほど。

買い物カートは利便性を高めるだけでなく、売上を伸ばす効果もあるので、予算以上に買いすぎて後悔しがちな人は、買い物かごを持つといいですよ。

節約に効く買い物術④買うものを決めてメモしてから行く

無駄な買い物をしない人は、事前に買うものを決めてお店に行っています。

でも多くのお客様が何を買うか決めずに来店して、スーパーの仕掛け(笑)にまんまと引っかかってしまっているんです。

とくに冷蔵庫を事前に確認していない人ほど、狙い目です。

理由:巧みな「まとめ買い」戦略を実施しているから

例えば、大幅な値下げ戦略や、「〇個買ったら〇〇円」という販売戦略、関連商品を陳列するなど、スーパーではな何かしら「まとめ買い」を誘発する戦略をうっています。

じつは、何を買うか決めてない人はついついこういった戦略にはまりがち。家に帰ると必要ないものばかりという結果になりがちです。

あらかじめチラシや広告を見て、献立を決めてからお買い物に行くことで節約につながります。冷蔵庫もチェックすることで、食材被りによるフードロスも削減できます。

節約に効く買い物術⑤滞在時間は10分以内が理想

スーパーでは「買い物時間が長く、店内でより長い距離を歩く」お客様の方が「購入金額は高くなる」と言われています。

スーパー側としては、より多くの売り場を見てもらうために、巧みに「買い物の導線」を作り誘導してきます。そう、実は商品を陳列する位置は、ものすごい計算をされて並べられているんです。

理由:滞在時間と購入金額が上がる「散りばめ陳列」をしているから

例えば多くのお客様が買う、「キャベツ・バナナ・もやし・鮭の切り身・牛の細切れ・卵・牛乳・豆腐」などは、歩いてほしい方向に散りばめることでお客様の買物導線を作り、歩く過程で目についた別の物も買ってもらおうと考えています。

購入頻度の高い商品が1箇所に陳列されていたら、他の商品を見てもらえないからわざと散りばめているんです。無意識に買い物をしていたら、お店側の思うツボ。

買いものメモする、滞在時間の目安を決めるなど「なるべく早くお店を出よう!」という意識があれば、無駄買いを自然と減らすことができます。

節約に効く買い物術⑥惣菜はなるべく買わない

スーパーからすると、惣菜ってめちゃくちゃ儲かるんです(笑)。

例えば、野菜やお肉などは商品を陳列するだけなので、他のスーパーと戦うには価格での競争になりやすく、儲かりにくいんです。

でも惣菜なら話は別。コスパで考えると、じつは惣菜も外食とあまり変わらないのです。

惣菜は、原価率が低く「儲けやすさ」の宝庫だから

惣菜の場合、他店とは「味で勝負をする」という考えがあり、原価率が低く、単価を上げやすい。つまり、儲かりやすいんです。

...とはいえ、料理をするのはしんどい時には、もちろん上手に買ってもらうほうが、外食よりもお得です。

欲しいものを決めて買う、それが節約の近道

最近は品揃えが豊富なお店が多く、店内を見ているだけでも楽しくなりますよね。ただ、「欲しいものがあるからお店に行く」というのが買い物の本来の目的。

節約がしたいなら、欲しいものの売り場に一直線に向かって必要なものが揃ったらレジに向かう。それだけ徹底していれば無駄使いは起きません!

節約したい方は今回の記事を参考にしてみてくださいね。

この記事を書いた人
スーパー青果部・テツ

スーパーの青果部で社員歴10年!野菜・果物について詳しいです。食べることが大好きで、日々おいしい食材を探してSNSで紹介しています。(Twitterのフォロワー数は52.5万人)青果物の豆知識や選び方を記事で紹介します!

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