整理のプロが実践!「おもちゃ収納」のアイデアで散らかるストレス解消
- 2023年06月23日更新
気が付くと部屋におもちゃが散乱……。
「片付けないと捨てちゃうよ!」と怒る毎日。
「ママーあのおもちゃどこー?」と聞かれても、わかるハズもなくイライラ……。
小さなお子さんのいる家庭にはよくあるやりとりですね。
でも、少しの工夫をすれば、怒ったり、聞かれたりすることが減るかもしれません。
今回は「おもちゃ収納」のアイデアやポイントをご紹介。紹介するアイデアやポイントを参考に、やれることからチャレンジしてみてくださいね。
<おもちゃの収納アイデア1>片付ける“住所”は決まっているのか
子どもが片付けてくれないのは、「戻す場所が決まっていない」「箱がいっぱいで入らない」「(場所が高くて)出し入れしづらい」などといった理由が考えられます。
子どもの成長に合わせて、使わないおもちゃはまとめて別の場所に移しておくと、普段遊ぶおもちゃが取り出しやすく、遊びにも集中してくれますよ。
できれば子どもと一緒に一つひとつ「いる、いらない」の整理ができると良いのですが、「あまり使わないおもちゃはここに置いておくね。使うモノは自分で戻してね、〇日経ったら捨てる予定だよ」という方法も有効です。
おもちゃを勝手に捨てることは、信頼関係が崩れるのでやめましょう。
<おもちゃの収納アイデア2>棚や引き出しにラベルを貼る
おもちゃの住所が決まったら、「写真」や「絵」を引き出しに貼ると良いです。
これは児童館が行っているスタイルです。児童館には、初めてくる子どもや字が読めない子どもも遊びに来ますよね。でも、帰る時にはとてもきれいに戻っています。
- 写真や絵を貼る
- 子どもが届く低い位置に置く
これが児童館のポイントです。
例えば、プラレールの車両を写真に撮って貼ります。
引き出しの中は、このようになっています。
棚にも貼っています。
こうすれば、子どもへの声かけは「片付けなさい!」ではなくて「戻してね」になります。
引き出しに何も書いていなかったら、大人でもきっと戻すのに手こずりますよね。
このようにしておくと、お友だちが遊びに来たときも、家の人に聞かなくても片づけることができます。
シンプルなラベルはお洒落ですが、小さい子には読めないし、写真の方が分かりやすいです。
家にプリンタがなかったらお子さんと一緒に絵を描いてもいいし、コンビニでスマホから印刷もできます。
<おもちゃの収納アイデア3>「宝物ボックス」を用意する
特に我が家は小1と小3の男児なので、同じようなものを色違いで持っていたり、ガチャポンやハッピーセットのおもちゃなど、それぞれが細かなものを持っています。
そのため、楽天で購入したワインの木箱にキャスターをつけて、リビングソファの下に置いています。
これを「宝物ボックス」と呼んでいます。
個人の箱を用意することで、おもちゃを管理する習慣が身に付きます。
貼ってあるシールは、兄弟のイメージカラーです。パッと見て分かるように貼っています。
「いる、いらない」を定期的にすれば、整理の仕方も覚えることができますよ。
中はこんな感じ。「ポイポイ」放り込んでいます。
ごちゃごちゃしてモノが探しにくくなってきたら、全部出して、いるモノだけを戻す作業を子どもと一緒にしています。
<おもちゃの収納アイデア4>「とりあえずボックス」を用意する
おもちゃの部屋があっても、子どもはリビングに持ち運んで遊んでいませんか?
お母さんの側で遊ぶのが安心するのでしょうか。でも、床におもちゃが散乱していると、イライラしますよね。
でも、一瞬で床に何もない状態にする方法があります。
それが「とりあえずボックス」という、大き目の箱を用意すること。我が家ではこのカゴを使っています。
- 外出から帰った時
- 朝起きた時
- 疲れている時
そんな時におもちゃが散らかっていたら、「どっ」と疲れてしまいます。
外出前や寝る前に、ブルドーザーのように全部この「とりあえずボックス」に入れれば、あっという間に片付きますよ。
子どもたちにも「片付けて!」ではなく、「とりあえずココに入れようか」と声をかけます。
その中のおもちゃはもちろん、そのうち戻す必要がありますが……。
- 自分が元気な時
- 時間に余裕がある時
- 子どもが一緒にできそうな時
こんな時に箱ごとおもちゃの部屋に運んで戻せば、一つひとつ運ぶよりもずっとラクで早いです。
「ママーあのおもちゃどこー?」と聞かれても、「宝物ボックスか、とりあえずボックスは見た?」と答えれば、大抵そこにあります(笑)。
我が家は箱がいっぱいになってきたら、片付けています。
まとめ
いかがでしたか?
子どもに「片付けて」と言う毎日は、とても疲れますよね。ただでさえ散らかっているのに、怒るとまた疲れが増します。
実は、子どもは「片付ける」の意味がわかっていない場合があります。「適当に置く、押し込む」と思っているかもしれません。
「片付けて」ではなく「戻して」と言った時に、スムーズに戻せる環境を作っておくことが重要です。
今回ご紹介した中でおすすめなのは「とりあえずボックス」です。大き目の箱を用意するだけで、おもちゃが散らかっているストレスが一気に解消されます。
もちろん、そのうち戻さないといけませんが……。
紹介したアイデアやポイントを、少しでも役に立ててもらえれば嬉しいです。
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夫・男児2人・ワンコと、都内の一戸建てに暮らす専業主婦です。開かずの間が2部屋もあった、片付け下手な私が整理収納アドバイザーの資格を取りました。苦手な人の気持ちに沿ってコラムを書いています。
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