今さら聞けない!ご祝儀袋"ワンランク上"の書き方&マナー【100均で失敗しない選び方も】

  • 2023年06月27日更新

こんにちは、ヨムーノライターのソレールナです。

結婚や出産、入学、卒業など、さまざまなお祝いに必要になるご祝儀袋(のし袋/お祝い袋)。

みなさん、自信を持って書けますか?

「なかなか覚えられないし、今さら人に聞くのも恥ずかしい……」とおざなりにしてきた方は、ぜひこの機会に正しい書き方やマナーを身に付けましょう!

100均で手に入るご祝儀袋(のし袋)とその選び方

ご祝儀袋の書き方1

和風のものから洋風なものまで、さまざまな種類のご祝儀袋がそろっています。

水引が凝っているものや、メッセージカードを同封できるようになっているものまでさまざまあり、どれを選ぶべきか迷ってしまいます。

そんなご祝儀袋の選び方ですが、まずお祝い金額に見合うものを選びましょう。

封筒のパッケージに金額の目安が書いてあるので、買う前に確認してみてください。

それさえ気を付ければ、基本的にどれを選んでもOK!

結婚の場合は、送られてきた招待状の色味や式場の雰囲気に合わせて選べば、“ワンランク上の心遣い”になりそうですね!

ご祝儀袋の表書き~書き方と使うペンの種類~

ご祝儀袋の書き方2

ご祝儀袋が決まったら、次は表書き。

その前に、使うペンの種類に迷ってしまいますよね。

「毛筆は苦手だから、ボールペンでもいいのかしら?」

残念ながら答えは「NO」です。

万年筆やマジックもNG。

筆とは言わずとも、せめて筆ペンで書くのが基本です。

筆を使う機会なんて普段はあまりないという人も多いはず。いざというときのため、ある程度は慣れておく必要がありそうです。

なお、何を祝うかによって、水引の選び方には注意が必要です。

大きく「蝶結び」と「結び切り」のものがあり、蝶結びは簡単に結んだりほどいたりすることができるため、結婚以外のお祝い、つまりは出産祝いや長寿祝いなど、人生に繰り返し何度もあると嬉しい場合に用いられます。

ご祝儀袋の書き方3

いろいろある表書きですが、結婚祝いであれば「御結婚御祝」か「寿」が正式とされています。

ご祝儀袋の書き方4

白紙の表書きに自分で書く際は“寿”よりも旧字体の“壽”のほうが丁寧だとされていますよ。

ご祝儀袋の書き方5

名前を書いていきましょう。

名前を書くときのポイントは、上の“御結婚御祝”などの文字よりも大きくならないことです。

ご祝儀袋の書き方6

連名にする場合、名前を書くことのできる人数は多くとも3人までが一般的です。

それを超える場合は“他〜名”という形で書くようにしましょう。

「名前を書くの、やっぱり筆だと無理……」という方は、パソコンで印刷する方法もあるようです!

ご祝儀袋の書き方7

表書きは外れやすいので、商品付属の両面テープを使うか、付いていない場合はのりなどでしっかりとめておきましょう。

ご祝儀袋の中袋~金額は“大字(だいじ)”で書く~

ご祝儀袋の書き方8

中袋の表書きは、同封する金額を“大字(だいじ)”を用いて書くところがポイントです。

「普通の漢字ではダメなの?」と言いたいところですが、大字は通常使用する漢字よりも複雑で、書き直される心配がないために用いられるようになりました。

これがマナーとして定着しており、通常の漢字で書いた場合“略式”となるので必ず“大字”を使用するようにしましょう。

“金”と書いた後に、1文字入るほどのスペースを取るとバランスよく書けます。

ご祝儀袋の書き方9

ご祝儀袋の書き方10

右列が、よく使う大字の一覧です。

同封する金額を書き間違えないように書いていきましょう。

ご祝儀袋の書き方11

次に裏書きです。

裏書きも筆で書くことが基本です。

左下の部分に住所と名前を書いて行きますが、郵便番号も必ず書くようにしてください。

郵便番号欄がある場合は、そちらに記入しましょう。

ご祝儀袋には、お金を入れる向きにも決まりがある

ご祝儀袋の書き方12

お金の入れ方ですが、実はちゃんとした決まりがあります。

まず面と裏ですが、内袋の表とお札の面(肖像画が付いている方)を同じ向きにします。

つまり、開けたときにはお札の裏が見えるように入れます。

次に上下ですが、写真のように肖像画の方を上にして入れるようにします。

お金は必ず、新札(ピン札)を用意しましょう。

土日・祝日が多い結婚式、「平日にピン札を用意するのを忘れてしまい、手元にない……」というときってありますよね。

ブライダルを取り扱っているホテルのカウンターであれば、大抵用意してあるようなので、いざというときは利用してみるのも手です。

綴じ方は「幸せは包みこむ、不幸は流す」と覚えよう

ご祝儀袋の書き方13

最後にご祝儀袋の綴じ方ですが、下側が1番外側に来るように綴じましょう。

「幸せは包みこむ、不幸は流す」と覚えておくと、迷ったときでも、すぐに思い出すことができます。

あとは水引をつけるだけです。ご祝儀の場合は袱紗(ふくさ)に包んで持っていきましょう。

まとめ

ご祝儀袋の書き方やマナー、いかがでしたでしょうか?

そう頻繁にあるわけではないので、つい忘れがちになってしまいますよね。

複雑な日本のマナーですが、全ての所作には理由と意味が込められています。

正しい作法で使い、相手に対する気持ちが存分に伝わるといいですね。

ぜひ、この記事を参考にしてください。

この記事を書いた人
クラフトマニア、楽できる家事を模索しまくるwebライター
ソレールナ

食べるの大好き! 料理やクラフト、掃除が趣味の2児の母。
生活に役立つあれこれを日々模索中、どうぞよろしくお願いします♪

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