【最高視聴率23.7%も!】「涙が枯れるほど泣ける」感涙必至の“高視聴率“韓国ヒューマンドラマ3選
- 2025年01月13日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
日本同様、若者のテレビ離れが進む韓国。それに加え、ケーブルテレビなど新たな放送局が続々と誕生したことも要因となり、地上波ドラマであっても最高視聴率が1桁台という場合は少なくありません。
そんな苦境のなかでも、キャラクターの人生に寄り添うストーリーで視聴者に感動を届け、高視聴率を獲得した“名作ヒューマンドラマ”をご紹介します。
高視聴率を獲得しているだけあって、冒頭からラストまで涙枯れるほど泣ける作品ばかりですよ!
①最高視聴率23.7%!『リメンバー〜記憶の彼方へ〜』(2015)
あらすじ
イログループ常務ギュマン(ナムグン・ミン)は感情のコントロールが出来ず、サイコパスな人間として周りからも恐れられていました。そして、別荘で開かれたパーティーでも正気を失い、女子大生殺害事件を引き起こしてしまいます。
遺体の第一発見者は、アルツハイマー病を患う別荘の管理人ジェヒョク(チョン・グァンリョル)でした。ジェヒョクは潔白なのにも関わらず、事件解明を急ぐ検察から強制的に罪を認めさせられ、そのまま容疑者として逮捕されてしまいます。
そんなジェヒョクの息子ジヌ(ユ・スンホ)は、高校生ながら一度目にしたものは完璧に覚えてしまうほど、記憶力に優れていました。その天才的な才能と法科生イナ(パク・ミニョン)の力も借りて、父の無実を証明しようとあらゆる手立てを尽くします。ただ、イログループの巨大な権力には到底力及ばず…死刑判決を言い渡されてしまうのでした。
時が経ち、4年後。己の無力さを痛感したジヌは、自らの手で父の濡れ衣を晴らすため弁護士となり、同じ動機で検事となったイナとも、とある裁判を通じて再会を果たします。そして、その事件の背後にはまたもやイログループの存在が立ちはだかり…。
みどころ
ジヌは慎ましく平凡な日常を過ごしていたのに、一夜にして犯罪者の息子として扱われ、刑務所で治療を受けられない父からは存在すら忘れられてしまいます。こうした悲劇の連続を、高校生ながら一人で背負わなければならない運命の過酷さがあまりにも切なくて…。
そして父を救えない歯がゆさをセリフのみならず、表情で物語るユ・スンホの演技力もまた見事なのです。これだけ壮絶な運命を辿るのですから、終始ジヌの表情は物悲しく、大粒の涙が零れ落ちるシーンももちろんあります。
そして傍聴席や面会室で父の姿を目にすると、ジヌの悲しみ溢れる表情も一層増し、もはやセリフがなくとも彼の潤む瞳を見ているだけで泣けるレベル……!
22歳という年齢で、こうした辛く苦しい感情をクランクアップまで背負い続けたユ・スンホの役者魂はやはり凄まじいものです。
特に死刑判決を言い渡されるシーンでは「手だけ握らせて」と父に近づきますが、強制的に引き離されてしまいます。引き離される際も号泣しながら、只々「父さん」という言葉を叫び続けていて…。
たった一言のセリフからも、別れの辛さ・救えなかった懺悔といった息子の複雑な感情がストレートに突き刺さり、これぞ渾身の名シーンと言わざるを得ません!
②最高視聴率22.4%!『結婚契約』(2016)
あらすじ
夫亡き後、借金を抱えながら小学生の娘ウンソン(シン・リナ)を育ててきた女性ヘス(ユイ)。レストラン“プラミス”での就職が決まった矢先、道に飛び出したウンソンを庇おうと接触事故に巻き込まれてしまいます。
何と、その車に乗る男性は“プラミス“の本部長ジフン(イ・ソジン)でした。ジフンの母ミラン(イ・フィヒャン)は早急に移植手術を受けなければなりません。しかし、愛人という立場であることから、ドナーはなかなか見つからず…。
何としてでも母を救いたいジフンは、大金と引き換えに臓器提供してくれる女性を、書類上の妻にしようと考えるのでした。
事故の際の検査結果から脳腫瘍が発見されたヘスは、ウンソンが独りでも生きていけるようにと治療を延期してまでドナーとして名乗り出て…。
みどころ
娘の幸せを一心に願い、危険も承知で臓器提供・治療の延期と究極の選択を下す姿。そんな困難な状況下でも、娘の前では決して心配かけまいと明るく振るまう姿。全話一貫したヘスの強い信念と偉大な愛に胸打たれます。
しかもストーリー後半では、前向きなヘスの体をも容赦なく病魔は蝕み、新たな苦難と試練にも立ち向かっていかなければなりません。いわば、絶え間なく涙溢れる作品と言っても過言ではないのです。
何より、ヘスの愛情を目一杯受けて育ったウンソンも「ママ、私に全部話してもいいのよ。もう赤ちゃんじゃないんだから」と7歳ながら常に母を支えようと一生懸命で…。そんな逞しい姿もまた、視聴者を温かな感動に包み込みます。
ちなみにウンソン役のシン・リナは、イ・ミンホ×チョン・ジヒョン主演『青い海の伝説』でも“人魚の心の声が聞こえる”難役を好演し、視聴者に癒やしを届けました。愛くるしいルックスと豊かな感情表現から、既に“将来が楽しみな女優”と謳われ、称賛の声も相次いでいます!
③最高視聴率11.9%!『エンジェルアイズ』(2014)
あらすじ
少女スワン(ナム・ジヒョン)はトンネル崩落事故の被害に遭い、両目の視力を失ってしまいます。19歳になったとき、同じ事故で父を亡くした高校生ドンジュ(カン・ハヌル)と付き合い始め、ようやく幸せな日々が訪れようとしていました。
その矢先、何とひき逃げ事件に巻き込まれたドンジュの母が「私の目をスワンにあげて」と言い遺し、帰らぬ人となってしまうのです。スワンはドンジュの母のおかげで角膜移植手術を受けることができ、再び視力を取り戻します。
ただ、ドンジュは亡き母の代わりに妹の手術に付き添うため、急遽渡米しなければならず…。スワンが目を開けたとき、もう側に彼の姿はありません。
それから長い歳月が流れ、ドンジュ(イ・サンユン)は有名胸部外科医として、アメリカから韓国のセヨン病院に赴任してきます。そして赴任早々、初恋相手スワン(ク・ヘソン)が神経外科医ジウン(キム・ジソク)の彼女だという現実を目の当たりにし…。
みどころ
会いたくて堪らなかった、かつての恋人スワンとようやく再会できたドンジュ。しかし、スワンの平穏な日々を奪うまいとなかなか正体を明かすことができず、彼女の記憶が蘇っても突き放すしかありません。
そんなドンジュの悲愴感と極上の純愛にホロリとさせられるのです。特に、ドンジュの率直な心情が浮き彫りとなる“心の声”は必聴です。
例えば、眠るスワンの涙を拭おうと手を伸ばすシーンがあるのですが「スワン、僕はここにいるよ。すぐ側にいるよ」という心の声からは、想いと現実の狭間で揺れるドンジュの葛藤心がひしひしと伝わってきて…。
さらに忘れてならないのが、今や主演クラスのトップスターへと成長したナム・ジヒョン、カン・ハヌル、シン・ヘソンが幼少時代を演じているということ。
そしてキャストの豪華さのみならず、幼少時代編である冒頭2話分だけでも“胸踊る初恋”“家族の温もり”“別れの痛み”など多彩な要素が巧みに絡められており、開始早々から猛烈に心掴まれる作品です!
ステイホーム(stay home)をキッカケに、ヨムーノ編集部の中から抜擢された韓国ドラマチーム(女性2名、男性1名)。実際に全話視聴して、おすすめの韓国ドラマはもちろん、マニアックな視点や見どころをご紹介します。Netflix・U-NEXTはもちろん、ディズニープラスやアマプラ、レミノなど多岐にわたる独占配信をほぼ毎日鑑賞中。独自視点と視聴率を元に「次、なに観る?」の参考になれば嬉しいです。
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