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【除隊後復帰作の視聴率17.4%】カムバック歓喜♡ジュノ(2PM)主演韓国ドラマBEST3

  • 2023年09月16日更新

こんにちは、ヨムーノライターのLilyです。

昨年3月に除隊を迎えた2PMジュノ。除隊後初めて主演を飾った『赤い袖先』(原題)は、最高視聴率17.4%を記録し、韓国時代劇史上にも残る新たなヒット神話を打ち立てました。

本国のみならず日本からも熱い視線が注がれる中、先日行われたインスタライブでは「皆さんの前に違った姿で現れたい」と早くも次回作への意気込みを語ってくれています。

俳優デビュー以来、惜しみない努力によって、あらゆるジャンルのキャラクターを巧みに演じ分けてきたジュノ。そこで今回は、彼の華麗なる七変化を振り返ってみたいと思います。

①『キム課長とソ理事 ~Bravo! Your Life~』(2017)

あらすじ

流通企業TQグループ経理部のイ課長は、会社が隠してきた粉飾会計と脱税を内部告発するつもりでした。しかし、事実が明るみとなる前に自殺を図ってしまい、一命は取り留めたものの意識は一向に回復しません。

それをいいことに、上層部はイ課長に横領と不正賭博の濡れ衣を被せるのです。実をいうと一連の事件の後ろ楯となっていたのは、エリート検事の座を捨て、TQグループ理事に就任したソ・ユル(イ・ジュノ)でした。

彼の裁量により、無条件に服従してくれるような新たな課長を採用することとなります。こうして白羽の矢が立ったのは、帳簿の捏造を生業とし、お金に目がないキム・ソンニョン(ナムグン・ミン)というクレイジーな男でした。

同じくして、イ課長の部下ハギョン(ナム・サンミ)は「イ課長は自殺したのではなく自殺“させられた”」という記事を目にし、一連の事件に違和感を感じ始めます。

ここまでTQグループが不正を重ねる理由。それは、中国の企業から投資を受けるにあたり、厳しい審査に通る必要があったからです。

入社早々、転んだ拍子に衝突事故を防ぎ、社内でも“聖人が現れた”と崇め奉られていたキム課長。事もあろうに、彼の噂を耳にした中国企業は、キム課長を実査準備チームへ参加させるよう予想外の要求を押し付けてくるのです。

こうして会社の資金を懐に入れて早々に辞職するつもりだったキム課長は、不本意ながらも社内のいざござに巻き込まれていき…。

権力者が社員を我が物としている為に発生する“給料未払い”“不当解雇”。無鉄砲なキム課長はこうした現代社会に溢れる問題にも決して屈せず、戦い抜きます!そんな彼のドタバタ奮闘劇を描いた、笑わずにはいられない新感覚オフィスコメディです。

ジュノの七変化①横柄だけど憎めない元エリート検事

ソ理事は「俺が指示することには一言も文句を言うな」というセリフがあるように勝ち気で言葉遣いも荒々しく、目標のためならどんな手段も惜しまない人間です。

ただ、本作はあくまでもシリアスなオフィスドラマではなく、愉快で痛快なオフィスコメディ作品。そのため、荒々しい悪役の中にもジュノは“食いしん坊”というユニークさを含み、緊張と緩和を絶妙に体現する、新たな悪役像を生み出してくれました。

犬猿の仲であるキム課長からも“食いしん坊ソシオパス”と呼ばれているソ理事。隙あらば拷問中も焼肉やソーセージを食べ、出社時にもお菓子を携え…。こうした姿をみるとどうしても完全なる悪人には見えないですよね。

そして憎めないもうひとつの理由はソ理事の中にまだ“良心”が残っているからではないでしょうか。クールな佇まいとは裏腹に、敵が増えるたび心の傷も深まっていて……孤独ゆえの苦悩も徐々に明らかとなっていきます。

バッティングセンターで目を奪われた女性ハギョンに対しても、恥ずかしがって会話にならないというピュアな一面を覗かせるソ理事。特に5話では、ハギョンを助け出すためにデモの中へ飛び込む姿があるのですが、秘めた切ない恋心が伝わってきてトキメキが止まりません!

②『ただ愛する仲』(2017)

あらすじ

ショッピングモール崩壊事故の被害者であり、奇跡的に生き延びた少女ムンスと少年ガンドゥ。 ちょうど崩壊当時には大規模な改修作業が行われていたことから、ムンスは妹を、ガンドゥは下請作業員である父を失い、当たり前だと思っていた彼らの平凡な日常は、一瞬にして奪われたのでした。

時が流れ、12年という歳月が過ぎても彼らが負った心の傷は癒えるはずもありません。それでも、ムンス(ウォン・ジナ)は建築模型士、ガンドゥ(イ・ジュノ)は現場作業員として痛み・トラウマ・複雑な家庭環境に耐えながらも懸命に生きていました。

そしてショッピングモール跡地の再開発事業を通じて奇跡的な再会を果たすのですが、事故当時の記憶をすべて失っているムンスは、救助を待つ中ガンドゥと会話を交わしたことを覚えていません。でも何故かガンドゥにだけは、抵抗なく心に抱える痛みを打ち明けることができて…。

“奇跡的な再会“と“揺るがない愛”が固く閉じられた心を溶かす。すべての人が温かな感動に包まれる純愛ラブストーリーです。

ジュノの七変化②痛みを抱えた心優しき現場作業員

前作『キム課長とソ理事』で演じたソ理事は、暴力を何よりも嫌う役どころでした。一方ガンドゥは、癇に障ることがあると真っ先に手が出てしまい、いつも何処かしらに傷をつくっているような、いわば180度正反対のキャラクターです。

ストーリー序盤では「誰も信じてはいけない」と強気な素振りを見せるガンドゥ。ただ、回を追うごとに悪夢・幻覚・幻聴に悩まされる瞬間も多く登場し、鎧を被って誰にも甘えず生きるしかなかったことを知ると、あまりにも切なくて胸が締め付けられます。

それと同時に、ぶっきらぼうな彼の中にある優しさ・あどけなさも顔を覗かせるのです。ムンスが階段から足を踏み外しそうなときも「前見て歩きな」と受け止めたり、工事現場の穴に落ちたときも「掴まって」と手を差し伸べてくれたり。ここぞという時にはまるで“スーパーヒーロー”のような魅力を放ちます。

何より6話では猫耳をつけてメリーゴーランドを楽しむ姿、8話ではまるで童心に返ったようにブランコに乗る姿があるのですが、そこからは少年のような無邪気さも感じられて…。

眉の動きや口角一つでガンドゥの微妙な感情変化を表す演技力は見事としか言いようがありません。この一作だけ見てもジュノの確かな演技力に圧倒されることでしょう。

③『油っこいロマンス』(2018)

あらすじ

ジャイアントホテルの中華料理人プン(イ・ジュノ)と財閥令嬢セウ(チョン・リョウォン)は、それぞれ挙式を控えており、幸せオーラ全開です!

かと思いきや、一か月後。生涯の愛を誓い合ったのにも関わらず、プンはホテルのオーナーに妻を略奪され、挙げ句の果てにはシェフの座からも退かされてしまうのです。そして、セウもまた式当日から夫と音信不通になり、路頭に迷ってしまうのでした。

こうして、一晩にして地位も名誉も愛も無くし、どん底へと突き落とされた二人。

一方、ホテルの向かいに佇む中華料理屋は、債権会社社長チルソン(チャン・ヒョク)と子分たちが切り盛りしています。ただ、子分たちはほとんど料理経験がなく、お客もゼロという日々が続いていたことから、残された道は“廃業”ただひとつでした。

そんななかチルソンは、中華料理人としての再起とホテルへの復讐を狙うプンに対し、子分たちと共に店を建て直してくれないかと願い出るのです。そして、生活費が必要だったセウもプンの右腕として雇われて…。

パートナーに裏切られ全てを失った男女の恋愛細胞が再び目覚める!?厨房を舞台に織り成す熱々な恋を、トキメキいっぱいに描いたロマンスラブコメディです。

ジュノの七変化③最高の腕を持つツンデレ料理人

ジュノ扮する中華料理人プンは「厨房では俺が王だ」と言うほど、仕事に対して強い責任感と確固たるポリシーを持っています。

そのため慌ただしく危険も伴う厨房内では誰よりもピリピリとしていて、セウに対しても「昨日から進歩がない」「バカか?」と厳しい言葉を浴びせることも。ただ、その分2人きりになるとセウへの溢れる愛がひしひしと伝わってくるシーンが多いんですよね。

例えば9話にてプンの服に引火してしまったとき、セウは火を消すため身を呈して抱きつきます。直前まで厳しく指導していたプンですが、抱きつかれた瞬間、声も出なくなるほどときめいていたり。11話には低体温症になったセウをギュッと抱き締めて温めてあげるシーンもありました。

そして何より、“キス職人”ジュノの魅力を堪能できる一作でもあります。開始早々の「新婦へのキス」から始まり、終盤にかけては「夜景をバックに告白キス」「厨房で抱き抱えながらキス」と乙女心を擽るシーンも炸裂!

中でも特に印象的なシーンは27話でした。酔っ払ったプンはセウの実家に押し掛け、床に寝そべって駄々をこねたりと、数々の失態を巻き起こします。クールな役どころのみならず、振り切ったコメディ演技もできるジュノの魅力はやはり底知れません!

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エンタメサイトやキュレーションサイトでの執筆を経て、ヨムーノでもライター活動を開始しました!

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