イ・ミンホ主演おすすめ韓国ドラマ『相続者たち』！こっそり「キス」の見どころも紹介

2023年10月14日公開

こんにちは、年間480本以上の作品を鑑賞している映画ライターの白河さなです。

アジアで最も美しい顔にも選ばれたイ・ミンホさん。
彼の過去作品を改めてレビューしてみると、やっぱり今をときめく若手俳優とはまた一味違う男性らしさ、可愛らしさがあり、話題を集める理由が分かります。今回ご紹介するのは、懐かしの韓国ドラマ『相続者たち』を演じるイ・ミンホさんの魅力と堪能ポイントです。

韓国ドラマ『相続者たち』（ 왕관을 쓰려는 자, 그 무게를 견뎌라 – 상속자들 ）

韓国ドラマ『相続者たち』はどこで見られる？

BSフジ 2023年11月13日（月）放送スタート！
Netflix 全20話配信中
U-NEXT 全20話配信中

2023年10月14日時点

韓国ドラマ『相続者たち』キャスト

(c)SBS

イ・ミンホ、パク・シネ、キム・ウビン、カン・ミンヒョク（CNBLUE）、チェ・ジニョク、クリスタル（f(X)）、パク・ヒョンシク　ほか

キム・タン（演：イ・ミンホ）

吹き替え声優：高橋広樹

帝国グループ相続者。帝国グループの会長の息子。
2人の母、異母兄弟がおり、婚外子ということで異母兄弟の兄からは冷たい視線を浴びている。

チャ・ウンサン（演：パク・シネ）

吹き替え声優：高橋美佳子

貧困相続者。父親は既になく、母親と姉がいる。
母親は耳が聞こえないが、帝国グループの会長宅で家政婦をしている。姉はアメリカ在住。ひょんなことから特別選考で帝国高校へ入学することになる。

チェ・ヨンド（演：キム・ウビン）

吹き替え声優：遠藤大智

ホテルゼウスの相続者。IQ150の天才で冷徹なカリスマ性を持つ。
父親は絶対的な存在で、父にだけは逆らえない。母親は8歳の時に家を出ている。

タンとは元親友。タンが実は婚外子だったと知ってから宿敵となってしまう。

ユ・ラヘル（演：キム・ジウォン）

RSインターナショナル相続者。タンの婚約者。 韓国ファッション業界の流れを変えたRSインターナショナルの相続者らしく、全身を最新のブランド物でおしゃれに着飾っている。

タンに対して冷たい素振りをとるが、実は思いを寄せている。

キム・ウォン（演：チェ・ジニョク）

吹き替え声優：祐仙勇

帝国グループ社長。タンの異母兄。

“他人に勝つ”より“どう生き残るか”を考えて育つ。幼い頃に母親を亡くし、寂しさもつかの間、新しい母親とタンが現れた。その時からタンに冷たい態度をとるようになる。

ユン・チャニョン（演：カン・ミニョク）

吹き替え声優：内山昂輝

帝国グループ秘書室長の息子。ウンサンの幼馴染。

財閥家の御曹司ではないが、生まれもったポジティブさと気さくな性格を活かして幸福な生活を送っている。

イ・ボナとは公開恋愛中である。小・中学校をともに過ごしたウンサンを陰ながら見守っているが、ボナからの嫉妬で、たびたびトラブルが発生する。

チョ・ミョンス（演：パク・ヒョンシク）

韓国最大の法律事務所であるスンリの代表弁護士の息子。タンとヨンドの友達。

財閥家の相続者たちは年齢より大人びた雰囲気を持っているのに対し、ミョンスはその辺にいる18歳と同じで、明るくて元気がいいイタズラ好きの“ただの少年”。

勉強には興味がなく、未成年であるにもかかわらず毎晩クラブを転々とし、不法と合法の境界ギリギリの毎日を送っている。両親の事は大好きだが、両親は自分より仕事を大事にしていると思い、寂しさを感じている。

イ・ヒョシン（演：カン・ハヌル）

吹き替え声優：中村章吾

現職検事総長の息子。帝国高校生徒会長。

財閥ではないが、政府長官を務めた祖父、大統領秘書室室長の伯父、現検察総長の父と韓国の全ての名誉職に関わっている家柄。

男女ともに信頼が厚く、良心に恥じることなく中立な立場を崩さない、誰もが認めるリーダー。

カン・イェソル（演：チョン・スジン）

江南ルームサロンの相続者。母親がサロンを10ヶ所経営している。

将来は俳優志望で、長期休暇には語学研修や整形に励む。真冬でもヒーターには近づかず、ピザを食べた日には一晩中トイレで食べたものを吐き出すなど、美しさと夢を叶えるためならなんでも耐え抜く。

イ・ボナ（演：クリスタル f(x)）

吹き替え声優：壹岐紹未

メガエンターテイメント会社の相続者。タンの元恋人。現恋人はチャニョン。 財閥家ではないが、メガエンターテインメントは韓国のエンターテインメント業界の中心で、国一番の力を持っている。このため、ボナは他の学生たちの前で堂々と振る舞える。

ボナの初恋はタン。ボナが思う中でこれ以上ない位完璧な相手だったが、付き合って100日目になった日、突然アメリカに留学してしまい、破局。

そこに現れた現在の彼氏チャニョンから言われた「周りの子たちより君の方が綺麗だよ」という一言で幸せになってしまう。ちょっと単純で可愛い一面もある。

韓国ドラマ『相続者たち』見どころ・感想

日本でも活躍のユンソナさんがユ・ラヘルの母親役として出演！

(C)SBS

ユンソナ演じるイ・エストは、RSインターナショナルの会長で、ラヘルの母。

学生時代はチャノンの父ユン・ジェホ（チェ・ウォニョン）と付き合っていましたが、結婚適齢期になるころに別れを告げています。

その後は似たような財力の財閥家に嫁いだものの、夫の事業が失敗し、離婚。離婚してからラヘルを一人で育て、現在はヨンドの父のチェ・ドンウク（チェ・ジノ）の婚約者となっています。

ユンソナは、撮影当時の状況をブログに公開しています。

楽屋でパク・シネやキム・ジウォンと撮った3ショット写真や、イ・ミンホとの2ショット写真が載っていますよ。

2013年12月13日にはソウル、論硯洞（ノンヒョンドン）で開かれた「相続者たち」の打ち上げの写真もアップしています！

パク・シネ、キム・ウビン、カン・ハヌル、キム・ジウォンに加え、ウンサンの母親役を演じたキム・ミギョンと豪華メンバーがユンソナのブログに登場しています。

ユンソナの人柄の良さで、ドラマ出演者の素顔を見ることができ、ファンとしてはとても嬉しいですね！！

ドラマ内で登場する人型の落書きの意味とは！？

学校の前に書かれていた、死亡現場を模したような白い人型の落書きは、実はヒョシンやイェソル、ミョンス、ラヘル、そしてヨンドが書いたものでした。

裕福に育ち、欲しいと思った物はなんでも買えて、何不自由なく生活できている一方で、相続者らしくしなければならないというプレッシャー。そして、周りの友達からはあることないこと言われて、悩んで傷ついた気持ちを“人型の落書き”にしたようです。

恵まれた環境で育ったはずの財閥の家柄でも、本当の幸せをつかむためにもがき、苦しみ、悩み、葛藤して、成長していく相続者たちの姿に注目です！

イ・ミンホとパク・シネのあのキスシーンは実はアドリブだった！

イ・ミンホといえばキスシーンが上手い“キス職人”の一人。「相続者たち」のキスシーンは、語り継がれるほどの名シーンとなっています！

アドリブキスシーン① 第8話の虚空キス

“虚空キス”とは、実際にはキスせずに寸止めするキスのことです。

第8話の倉庫内のシーンでタンがウンサンにキスをしようとしますが、ウンサンが目をギュッとつむり、キスを拒みます。

するとタンが、キスはせずにウンサンの口元近くで何かつぶやいた後、「お母さん行ったよ」というセリフを言います。

口元近くで何か囁いているというのが話題になった”虚空キス”です。

その囁いているセリフは「ポッポ…」と言うセリフで、実はアドリブだったのです！イ・ミンホはインタビューで、「”台本にはじっと我慢する”と書かれていたが、勝手に唇が動いてました。」と発言しているようです。

アドリブキスシーン② 第8話のラスト～第9話の冒頭屋上でのキスシーン

第8話のラスト、第9話の冒頭シーンで、アドリブのキスシーンがありました！

本来は屋上のキスシーンは台本になかったそうです。イ・ミンホが”その場の雰囲気で判断して演じた”ものだったそう。

アドリブキスシーン③ 第16話倉庫でのキス

第16話の倉庫でのキスシーンは、イ・ミンホと監督が密かに作り上げていたそうです。

イ・ミンホは、「劇中の感情が盛り上がった状態でのシーンだったので本当にしなければならなかった」と語っています。

パク・シネはインタビューで、「台本には”あごを引き寄せてキス”という指示があったが、リハーサルではお互い軽く見つめ合う程度だったので、思った以上で驚いた。画面にはびっくりしてミンホの服をギュッとつかんで慌てた様子が映っています。」と語った。

イ・ミンホが本気で役やドラマの雰囲気を考えてるからこそ、出てくる演技にとても感動します！

パク・シネも、イ・ミンホの気持ちに応えようとする姿にとても女優魂を感じました！

ちなみにこのシーン、密閉された空間に二人きりに見えますが、実は建物のあちこちの隙間からスタッフの目だけが見えている中で撮影をしていたようです。

見つかってはいけないところで、こっそりするキスってどうしてあんなにトキめくのでしょうか。

韓国ドラマ『相続者たち』の撮影で使われたアメリカのロケ地はアメリカ・カルフォルニア『ハンティントンビーチ』

第1話の序盤に登場するビーチです。タンがアメリカに留学していたときにサーフィンをしたり、ウンサンと初めて会った場所です。

2021年には、イ・ミンホが約8年ぶりにロケ地を訪問した時の写真がインスタグラムにアップされて、話題になりました！

ロサンゼルスのカウンティ美術館で行われた「LACMAアート+フィルムガラに出席した際に、プライベートで訪れたようです。

撮影地へ再度訪れるほどイ・ミンホさんの中では思い出に残っているのかもしれませんね。

サンディエゴ『バルボアパーク』

第1話の序盤で、悪い奴らにビーチから追いかけられて、逃げてきた二人が休憩したのが、サンディエゴにある『バルボアパーク』です。

とてつもなく広い公園で、東京ドーム約103個分の広さがあるそう。敷地内には、庭園、美術館、博物館、レストランやショップ、動物園まであるという公園です。一度は訪れてみたいですね！

カリフォルニア州サンタモニカのマウンテン国立公園内にある邸宅

タンがアメリカ留学時に住んでいた家は、なんと81億ウォンもする邸宅で撮影されていたようです。

カリフォルニア州サンタモニカのマウンテン国立公園内にあり、4,000坪の土地に建坪300坪というこの邸宅は、部屋7個、トイレ9個がついていて、評価額が81億ウォンに達するそう。

とても大きな家なので高いのだろうと思って見ていましたが、想像以上の金額と広さにびっくりしました！
一度は住んでみたいですね（笑）

イ・ミンホの圧倒的ビジュアルの良さを堪能できるドラマ

「相続者たち」は、イ・ミンホが演じるタンがサーフィンをしているシーンから始まります。しかもサーフィンシーンの次は、イ・ミンホのシャワーシーンです。最初のシーンから心を掴まれました。

制作に携わった方々、ファンの願望を叶えすぎじゃないですか？
海×イ・ミンホの爽やかさが凄まじくて、画面が割れそうでした(笑) 　アメリカの美しい海沿いの道を、オープンカーで走るシーンはファンならみんな好きな場面ではないでしょうか？
現実にこんなかっこいい高校生いません！

ドラマ開始直後から胸キュンシーンの連続で、心臓が持たないです。

例えば2話の終わり、映画館で「俺はお前のことが好きなのか？」と聞くシーンはドキドキがとまりませんでした。「好きなのか？」とあえて疑問形のところがいいんですよね。

その後も「俺はお前に会いたかったのか？」など断言するのではなく相手に考えさせるなんて、さてはキム・タン確信犯だな！

個人的にお気に入りのシーンは、タンが両手を広げてハグを待っている仕草です。イ・ミンホのあの仕草は破壊力ありすぎます。

イ・ミンホの撮影裏話

2013年当時もすでに売れっ子だったイ・ミンホが「相続者たち」の出演を決めた理由は、まだ20代の今のうちに青春ものに出演したい、若者の気持ちを代弁するような作品に出たいという思いがあったから、だそうです。

数ある作品候補の中から「相続者たち」に出演を決めてくださりありがとうございます！と思わず感謝してしまいました。「相続者たち」のキム・タンはイ・ミンホしかあり得ません。

また「10代の役だったので、外見のために１枚でも多くパックをつけたりして外見にも気を使いました」とも話しています。連日の撮影で疲れや寝不足がある中、視聴者からは見えないところでも美意識が高いイ・ミンホの努力家の一面が分かりますよね。

そんな美意識が高いイ・ミンホならではですが、共演者から「どうしてそんなに鏡をみているんですか？鏡王子っていう言葉まで出てきてるみたいですが。」とツッコまれます。

すると、「決して自分の顔を見ているわけではなく頬ひげを見ているんです。頬ひげがでてくるのがストレスなんです。いつもショット撮影をする前に頬ひげをチェックしています。」と答えていました(笑)
メイキング映像を見てみると、確かに鏡をチェックしている姿が…。

さらに「徹夜が増えるので夜12時に休憩がほしいと監督に言いました。ひげをそって化粧直しをする時間です」と笑って話しています。

帝国グループの相続者ですが、婚外子という悲しみを抱えるキム・タンを演じたイ・ミンホ。胸を抑えて、むせび泣くシーンが話題を集めました。

このような泣くシーンや感情を爆発させるシーンを撮る際、イ・ミンホは役に入り込むため、待ち時間はふさぎ込んだまま過ごすので、体力的にきつかったそうです。

韓国ドラマ『相続者たち』視聴率とあらすじ

視聴率

韓国ドラマ『相続者たち』全20話の平均視聴率は16.7%でした。
最高視聴率は最終回（第20話）の25.6%。
最低視聴率は第2話の10.5%でした。

あらすじ

帝国グループの御曹司、キム・タンは眉目秀麗、何不自由ない環境かに見えるが、愛人の子と疎まれ、逃げるようにアメリカへ留学、空虚な日々を送っていた。
一方、口のきけない母を持ち、幼い頃から苦労し通しだったウンサンはアメリカに渡った姉を頼り、二度と韓国には帰らないつもりでアメリカへとやってきたが、姉の現実を知り失望。

途方にくれるウンサンと出会ったタンは、自分の家に招くことに。つかの間、心を通じ合わせる2人だったが、タンにラヘルという婚約者がいることを知り、ウンサンは「短い夢を見た」と韓国へ。

そんな中、兄に疎まれ、2人の母に挟まれ、それに甘んじる父との葛藤に立ち向かうべく、タンは3年振りの帰国を決意。そして韓国で、タンとウンサンは運命の再会を果たし...。