洗濯機をドラム式にするメリット・デメリットは?20万円以下の人気5選

  • 2023年03月04日更新

こんにちは、くふうLive!編集部です。

家事の中でも時間がかかり、天候に左右され、面倒だと感じる人が多い洗濯は、ドラム式洗濯機を活用してラクに、楽しく済ませませんか?

今回は、ドラム式洗濯機の購入前に押さえておきたい「ドラム式」のメリットやデメリットと選び方、おすすめ商品を紹介します。

洗濯機のドラム式とは?縦型との違い

従来の洗濯機よりもサイズが大きく、値段も高い「ドラム式洗濯機」ですが、一体なぜ人気があるのか、不思議に思ったことはありませんか?

実は、ドラム式洗濯機は、従来の縦型洗濯機と"洗濯の方法"が大きく違っているんです。

縦型の洗濯機の洗い方

縦型の場合は、円柱の洗濯槽に水を溜め、水の遠心力と衣類同士を擦り合わせることによって洗浄します。

ドラム式洗濯機の洗い方

一方、入り口が斜めになったドラム式では、洗濯槽が斜めまたは横の状態で回転するので、衣類が上に行っては落下するという動きをします。

この下に落ちる動きで衣類を「たたき洗い」して洗浄するのが、ドラム式洗濯機の大きな特徴です。

ドラム式洗濯機のメリット

少ない水で衣類を優しく綺麗に洗える

たたき洗いによって得られるドラム式洗濯機の最大のメリットは、少ない水で衣類を優しく綺麗に洗えることです。

たたき洗いの場合、全ての衣類を水に浸ける必要がなく、縦型より少ない水で洗浄できます。

そのため水に浸けることや、衣類同士を擦り合わせることで生じる繊維の痛みが起きづらいので、縦型よりも衣類に優しいというわけです。

水道代を節約できる

前述の通り、ドラム式洗濯機は縦型に比べると使う水量が約1/2で済むため、水道代を節約できます。

乾燥機能が充実

ドラム式洗濯機は、乾燥機能が充実しています。同じ乾燥機能付きの縦型に比べると乾燥時間が短く、電気代の節約になります。

さらに、縦型ドラムの乾燥機能は『ヒーター式』と言って、衣類をドライヤーのような熱で乾かしていますが、ドラム式の乾燥機は『ヒートポンプ式』と言い、エアコンの除湿のような状態で衣類を乾かすので、乾燥機能においても衣類を傷めずに済むのです。

ドラム式洗濯機はスタイリッシュなデザインのものが多い

スタイリッシュなデザインが多いのもドラム式洗濯機の特徴。

インテリアの雰囲気を大切にしている人にとっては、ドラム式洗濯機のシンプルなデザインやカラーリングは魅力的なのではないでしょうか?

ドラム式洗濯機のデメリット

ドラム式洗濯機はサイズが大きく置けないことも

ドラム式洗濯機のデメリットは、大きくて重いことです。

一般的に、賃貸住宅には約60cm四方の『防水パン』という洗濯機を置く台が設置されています。

大体のドラム式洗濯機もこの防水パンの上に収まるようにできているのですが、デザインによっては前に出っ張るようなフォルムをしていて設置できない場合があります。

扉が前開きということもあり、洗面所の構造によってはドラム式洗濯機を諦めなければならない場合があります。また洗濯機を置くスペースを確保しても、玄関を通らない、階段を通らないなどの理由で、購入を諦めるケースも。

小型サイズのドラム式も

最近のドラム式洗濯機の中には、小型サイズのものもあります。今までサイズの問題でドラム式洗濯機の購入を諦めていた人は、ぜひ小型サイズのドラム式洗濯機をチェックしてみましょう。

縦型と比べるとドラム式洗濯機の方が高い

ドラム式洗濯機の価格は10万円〜25万円程度と、家電の中でもかなり大きな買い物になります。縦型の平均価格は6〜8万円なので、初期費用として約2倍の差が生じます。

いくら節水ができてお得とは言っても、ドラム式にそれだけの魅力を感じることができるか、買って損はない買い物になるか。これが、ドラム式洗濯機に手を出し難いと感じる理由の1つかもしれません。

乾燥機能を使わない場合、タオルがごわつく場合も

ドラム式はたたき洗いが基本です。そのため、洗濯したあとに乾燥機能を使わず、外に干すなどして自然乾燥させると、タオルがゴワゴワになった、と感じる人が多いと思います。

ドラム式洗濯を使う場合は、乾燥機能までをセットとして考えましょう。ドラム式洗濯機でしばらく乾燥させるとふっくらとし、仕上がりが良くなります。

洗濯物を途中投入できない

一般的なドラム式洗濯機では、洗濯の途中でドアを開くことができません。ドアが洗濯機の側面についているので、洗濯途中にドアを開けると水が溢れてしまうため、ドアがロックされています。

ただし一部のドラム式洗濯機では、「ロック解除」ボタンを押すことでドアを開けられる機能がついたものもあります。

ドラム式洗濯機はどうやって選ぶ?

現在、縦型タイプの洗濯機を使っている場合でも、特に「水道代を節約したい」「衣類を傷めず長持ちさせたい」「乾燥機能を活用したい」と思っている人にはドラム式がおすすめです。

一度購入したら長いお付き合いになる洗濯機ですから、自分にあった製品を上手に選べるように選び方のポイントを押さえておきましょう。

ドラム式洗濯機の容量は何kgがおすすめ?

ドラム式洗濯機を選ぶ場合、節水、洗浄力、乾燥時間や仕上がりに、実はそれほど大きな差はありませんが、必ず確認しておきたいのが「容量」です。

洗濯機には、6kg以下、7kg、8kg、9kg、10kg、11kg以上の6種類の「容量」があり、日々何人分の洗濯物を、どのくらいの頻度で行うかによって、必要な洗濯機の「容量」が変わってきます。

家庭の洗濯量は、「1日1人あたり1.5kg」と言われています。これに家族の人数をかけ、さらに一度に何日分の洗濯をするかを計算します。つまり、「1.5(kg) ×人数×日数=容量」です。

例えば、4人家族で毎日洗濯する場合は「1.5×4×1=6」、6kgが目安の「容量」となるわけです。

ドラム式洗濯機の扉は左開き?右開き?

ドラム式洗濯機の扉は、左か右に開きます。つまり、部屋の構造によって「左開き」か「右開き」のどちらかを選ぶ必要があります。

洗濯機に向かって扉が左側に開く場合は「左開き」です。洗濯機の左側に壁がある場合は「左開き」がおすすめです。

また右側に壁がある場合には「右開き」のドラム式洗濯機を選びましょう。

ドラム式洗濯機の扉の開き方で家事動線が変わり、使いやすさに影響します。実際に洗濯機置き場に立ってみて、どちらに開く方が洗濯をしやすいのかイメージしてみることをおすすめします。

チャイルドロック付で事故を防ごう

日本でも海外でも、子どもが洗濯機に閉じ込められるという事故が起きています。

ドラム式洗濯機は、洗浄動作が複雑な動きをするため、密封構造になっています。また、洗濯中に衣類の重みでドアが開かないよう、ドア自体も重さのある物が多く、自然に扉が閉まる作りになっている製品もあります。

そのため、運転中だけでなく電源を切った状態でも、扉を開けられない、あるいは扉の金具を外して扉を中からも開けられる「チャイルドロック」や「ドアロックボタン」のついたドラム式洗濯機があります。

小さな子どもがいる家庭では特に、ドラム式洗濯機にチャイルドロックがついているかも、しっかり確認しましょう。

ドラム式洗濯機のお掃除方法

ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機とはお掃除方法が異なります。ドラム式洗濯機には、『塩素系漂白剤』を使用してお手入れをしましょう。

掃除方法は簡単

お掃除方法は、まず洗濯槽の中に50℃くらいの熱いお湯をぎりぎりまで溜めます。次に、塩素系漂白剤(洗濯槽クリーナー)を入れて槽洗浄コースのボタンを押すだけです。

槽洗浄コースが搭載されていない場合には、通常コースの洗濯・すすぎ・脱水を行いましょう。

洗濯機によっては、洗濯槽にそのまま塩素系漂白剤を入れて、ドアを閉めて槽洗浄ボタンを押すだけで終了するものもあります。

これ以外にも、月に1回は乾燥フィルターを取り外して掃除機などで埃やゴミを取り除き、水洗いをして乾燥させる必要があります。

ドラム式洗濯機の機種によっても掃除方法は異なります。取扱説明書をよく読み、適切にお手入れしてくださいね。

20万円以下で探すドラム式洗濯機

ここからは20万円(※2018年4月18日のAmazonおよび楽天価格)で購入できるドラム式洗濯機を紹介します。

アクアのドラム式洗濯機

平均価格より安いドラム式洗濯機ならAQUA

出典:楽天

販売ページを見る(楽天)

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まずはじめに、2017年7月発売の『AQUAドラム式全自動洗濯機AQW-FV800E』を紹介します。

家電を多く販売しているAQUAですが、ドラム式洗濯機は今のところ、この1種類のみです。Amazonで価格を調べてみると88,000円台と、ドラム式洗濯機の平均価格より安い設定になっています。

モーター音が静か

DDインバーターモーターを採用することでモーター音を抑えているので、洗濯時の水跳ね音も少なく、脱水も回転を段階的に設定できるなど、マンションでも時間を気にしすぎず洗濯ができるのが魅力です。

小さな子どもがいる家庭におすすめ

自動洗濯コースに『泥んこ予洗いコース』があるのもポイントです。予洗いで泥汚れを洗い落とせて、本洗いで洗剤を追加してきちんと洗い上げるという方法は、子どものいる家庭には嬉しい機能ですね。

お湯洗いで汚れすっきり

洗いに特化したAQUAのドラム式洗濯機では、20℃〜60℃まで洗浄の温度を設定できるので、衣類に合わせた洗い方が可能です。

例えば60℃のお湯では除菌効果が99.0%以上期待できるため、赤ちゃんの肌着などを洗うのに最適です。

乾燥機能はついていない

乾燥機能はついていません。乾燥機をすでに持っている家庭におすすめです。

  仕様
洗濯容量 8kg
乾燥容量 -
開閉タイプ 左開き
価格 88,450円

※2019年4月18日現在のAmazonの価格です。

日立のドラム式洗濯機

大流量かつ高濃度で洗う BD-SV110CL/R

出典:楽天

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こちらは、2018年9月に発売された『日立ドラム式洗濯乾燥機BD-SV110CL/R』です。

汚れをしっかり落とす機能のほかに、家事を省略できる機能がついており、バランスが取れたドラム式洗濯機です。

洗剤をしっかり落とせて安心

日立のドラム式洗濯機は、『ナイアガラ循環シャワー』という強力な循環ポンプで洗剤を衣類にしっかり浸透させ、節水しつつも汚れをしっかり落とします。

また『汚れすっきりセンサーシステム』という画期的な機能も搭載されています。洗剤の種類を見分けて洗濯時間を調節したり、洗濯水の汚れを自動判断して、汚れが多いと感知したら洗いを最大で10分延長してくれるので、とても便利ですね!

風アイロンで面倒な家事を省略

さらに、時速約300kmの高速風を吹き付ける『風アイロンコース』では、シャツのシワまで伸ばすことができます。

湿度をコントロールしながら低温で乾燥させるため、熱による衣類の痛みも少ないですし、バスタオル等も天日干しよりふんわり仕上がります。

自動おそうじ機能で黒カビを抑える

洗濯槽の見えない部分の汚れや菌を洗い流して、除菌、黒カビを抑える『自動おそうじ』機能を搭載しています。試験結果では、自動おそうじによって菌やカビの減少率が99%という結果に。

ラクに清潔さをキープできるのはうれしいですね。

  仕様
洗濯容量 11kg
乾燥容量 6kg
開閉タイプ 左開き/右開き
価格 170,980円

※2019年4月18日現在の楽天の価格です。

関連記事:
日立のドラム式洗濯機が選ばれ続ける理由とおすすめ商品

パナソニックのドラム式洗濯機

ななめドラム洗濯乾燥機NA-VX3900L

出典:楽天

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こちらは、2018年10月に発売されたパナソニックの『斜めドラム洗濯機NA-VX3900L』です。

泡洗浄で繊維の奥の汚れまでしっかり洗浄。ヒートポンプ乾燥で衣類やタオルをふんわり仕上げてくれます。

落ちにくかった汚れがキレイに

洗剤液を泡立てて汚れを包み、浮かせて洗い落とすのが、こちらのドラム式洗濯機の特徴。7本のシャワーで泡を浸透させて、しっかりたたき洗いします。

洗濯から乾燥までのスピードが早い

洗濯から乾燥まで、約98分で完了。2018年8月28日現在で、同クラスでは洗濯から乾燥までのスピードがNO.1です(※)。ヒートポンプ乾燥方式で、衣類を傷めず低温風でスピーディに乾燥させます。

※参考:Panasonic VXシリーズ特長:ヒートポンプ乾燥

途中でドアを開けて洗濯物を追加できる

一時停止ボタンを押せば、洗濯中でもドアを開けることができます。洗濯物を追加投入できますよ。

  仕様
洗濯容量 10kg
乾燥容量 6kg
開閉タイプ 左開き
価格 164,800円

※2019年4月18日現在のAmazonの価格です。

東芝のドラム式洗濯機

「ザブーン洗浄」でガンコな汚れもスッキリ! TW-117A7L

出典:楽天

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東芝のドラム式洗濯機は、大流量シャワーとダイナミックな動きでしっかり洗える『ザブーン洗浄』によって衣類を洗浄して、衣類をきれいに洗濯できる機能を搭載しています。

4人家族の1日分以上の衣類をしっかり乾燥できる

乾燥容量は業界最大(※2018年8月7日現在)の7kg。大きな洗濯槽でたっぷりの衣類やタオルを乾燥させられます。大風量でシワを伸ばす「ふんわリッチ乾燥」に対応しています。

しつこい汚れをしっかり落とす

強力な循環ポンプが作る2本の大流量シャワーが衣類にたっぷり降りそそぐ「ザブーン洗浄」で、しつこい汚れをしっかり落とします。

  仕様
洗濯容量 11kg
乾燥容量 7kg
開閉タイプ 左開き
価格 162,495円

※2019年4月18日現在のAmazonの価格です。

シャープのドラム式洗濯機

コンパクトサイズのS-S7C-WL/WR

出典:楽天

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一般的な防水パンに設置できる、幅59.6cm×奥行58cmというコンパクトサイズのES-S7C-WL/WRは、賃貸マンションなどでもドラム式洗濯機を使いたい人に最適です。

スリムボディでスッキリ設置

シャープのドラム式洗濯機S-S7C-WL/WRは、なんといってもコンパクトさが魅力。縦型の洗濯機を置ける一般的な防水パンならスッキリ設置できます。

洗濯の状況を見分けて省エネ・節水してくれる

温度・水位・重量・振動の4つのセンサーがあり、衣類の種類や量、かたより、乾き具合、周囲の温度などを検知し、最適化。

プラズマクラスター機能

洗濯が終わると自動的に、プラズマクラスターイオンを洗濯槽内に放出する『自動で洗濯槽クリーン』機能を搭載。ドラム内のカビの繁殖を抑えます。

また、ぬいぐるみやブーツなど、水で洗えないアイテムの除菌消臭ケアもできます。

  仕様
洗濯容量 7kg
乾燥容量 3.5kg
開閉タイプ 左開き/右開き
価格 144,500円

※2019年4月18日現在のAmazonの価格です。

ドラム式洗濯機は節水&乾燥機能がいい!

価格がやや高く、スペースの確保が縦型よりも難しいドラム式洗濯機ですが、洗濯や乾燥の技術面においてはメリットがたくさんあります。洗濯のいろいろな手間まで軽減できるのも嬉しいですね!

節水、乾燥機能はさることながら、クリーニング代も浮くほどの洗濯技術を見れば、初期投資に少々費用がかかっても、十分元の取れるお買い物になりそうです。ドラム式洗濯機のメリット、デメリットを考慮した上で、購入を検討してみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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