あなたは健康ですか?実はみんながやっている、身体と心のセルフケアとは

  • 2021年03月22日更新

「ビジネスパーソンは体が資本」とはよく言いますが、体だけでなく心も健康な状態であることが、仕事をしていくうえで必要な条件です。体や心に不調が起きたとき、すぐに対処することも大切ですが、何よりもまず不調が起きないためのセルフケアが求められます。ビジネスパーソンたちはどのようにセルフケアを行っているのだでしょうか。
この度オウチーノ総研(株式会社オウチーノ/本社:東京都港区/代表:井端純一)は、20~59歳のビジネスパーソン618名を対象に、「『セルフケア』に関するアンケート調査」を行いました。まず、「あなたは自身の体や心の状態に気を遣っていますか?」と聞いたところ、59.2%が「気を遣っている」と回答しました。また、「自身で体のセルフケアをしていますか?」と聞いたところ、54.2%が「している」と回答したのに対し、「自身で心のセルフケアをしていますか?」という問いに「している」と回答したのは、15.2%でした。

59.2%のビジネスパーソンが、自身の体や心に気を遣っている

最初に、「あなたは、自身の体や心の状態に気を遣っていますか?」という質問をしたところ、59.2%が「気を遣っている」と回答しました。また、年代別に見ると、「気を遣っている」と回答したのは20代が58.3%、30代が58.4%、40代が61.0%、50代が59.1%と、年代間の差は小さい。
さらに、どの様な事柄に気を遣っているかを聞くと、「病気予防」と回答した人が61.7%と最多。次いで「ダイエット・体型維持」が59.3%、「疲労予防・回復」が52.5%、「美容」が30.9%、「メンタルケア」が26.2%と続きました。
「病気予防」の内容をより具体的に聞いたところ、インフルエンザや風邪など、ウイルス性の病気を予防しているという声や、糖尿病や脳卒中、心筋梗塞などの生活習慣病に気を付けているという声が多く挙がりました。
「美容」については、肌のケアや日焼け予防、爪・髪の手入れなど、多岐にわたる回答が挙がりました。

セルフケア実施率、体は54.2%に対し、心はわずか15.2%

次に、「自身の体や心について、医療機関や美容室・サロン、専門家などに頼らず、セルフケアをしていますか?」と聞きました。体のセルフケアを行っている人は全体の54.2%と半数を超えたのに対し、心のセルフケアを行っている人はわずか15.2%と、大きく差が出る結果となりました。
体に関しては、風邪やインフルエンザ、体型変化、疲労など、自覚しやすいものはその分意識も向きやすく、セルフケアに繋がりやすい。また、自覚症状が出にくい病気については、勤め先の健康診断で警告を受け、意識し始める人も多いでしょう。一方、心に関しては、近年うつ病患者が急増していると言われているが、まだまだ自分の身に起こることとして考えている人は少ないのかもしれません。しかし心の不調は早期に自覚できない場合も多く、より事前のセルフケアが必要なのではないでしょうか。
年代別に見ると、40代のセルフケア実施率が心身ともに高い。更年期を迎え体や心が変化する時期のため、より自身の心身に意識を向ける人が多いのでしょう。

体のセルフケアとして最も行われているのは「運動」

さらに、体のセルフケアを行っていると回答した人に、具体的にどのようなケアを行っているか聞きました。結果、最も多かったのが「運動をする」という回答で66.6%、次に「食事管理をする」が43.6%、「睡眠を十分にとる」が38.5%、「入浴する」が35.5%、「サプリメントを飲む」が31.6%、「ボディケア(マッサージやストレッチ、脱毛等)をする」が29.0%、「スキンケアをする」が25.1%でした。「運動」については、「1駅隣まで歩く」(42歳/女性)や「ウォーキングをする」(32歳/女性)など、意識的に歩くという声が最も多く、次いで「ランニングをする」(28歳/男性)、「筋トレをする」(45歳/女性)、「ジムに通う」(26歳/女性)などが続きました。「食事管理」では、「野菜を多くし、バランス良く食事をとる」(54歳/女性)や「カロリー、たんぱく質、塩分摂取量をコントロールする」(56歳/男性)という声が多く、「睡眠」については、「早寝早起きを心掛けている」(48歳/男性)という声がほとんどであり、「6時間以上寝る」(24歳/女性)や「24時前には就寝する」(26歳/女性)など、睡眠時間や就寝時間を決めている人も多くいました。

心のセルフケアのポイントは「ストレス解消」

心のセルフケアを行っていると回答した人に、具体的にどのようなケアを行っているか聞きました。結果、「睡眠を十分にとる」が52.3%、「趣味に取り組む」が51.1%、「好きなものを食べる・飲む」が50.0%、「友人や家族・恋人などと会う・話す」が46.6%、「運動をする」が44.3%、「食事管理をする」が27.3%でした。
「睡眠」に関しては、体のセルフケアでは睡眠時間に気を遣うという声が大多数だったのに対し、心のセルフケアでは、「アロマをたく」(33歳/女性)や「寝心地のいい布団を使う」(48歳/男性)など、睡眠環境に気を遣っているという声も多く挙がりました。「趣味」については、「料理をする」(54歳/女性)や「旅行やドライブに出かける」(42歳/男性)、「ハイキング・登山をして自然と触れ合う」(53歳/女性)などで気分転換をしている人が多くいました。「その他」では、「友人や家族・恋人と会う・話す」とは逆に、「一人で考える時間を意識してつくる」(42歳/女性)や「なるべく人と接触しない」(45歳/女性)という声が目立ちました。
心のセルフケアの方法は人それぞれですが、ストレスを溜めないこと、または発散することがポイントのようです。

セルフケア費用、65.9%が月額5,000円未満

最後に、自身の体や心のセルフケアを行っていると回答した人に、「毎月、セルフケアにどれくらいの費用をかけていますか?」と聞きました。結果、「費用はかけていない」と回答した人が28.7%、「5,000円未満」が37.2%、「5,000円以上10,000円未満」が19.1%、「10,000円以上20,000円未満」が6.3%、「20,000円以上30,000円未満」が4.4%、「30,000円以上40,000円未満」が0.8%、「40,000円以上50,000円未満」が2.2%、「50,000円以上」が1.3%でした。65.9%の人が月額5,000円未満でセルフケアを行っていることが分かりました。

※調査概要
有効回答 首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住のビジネスパーソン(男女)618名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2015年1月15日(木)~1月19日(月)

この記事を書いた人
編集部 池田

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