父の日いつから始まった?日本での歴史や母の日との違いを徹底解説!
- 2026年06月21日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
「父の日」がいつから始まったのか、その正確なルーツをご存じでしょうか。 毎年、母の日が終わるとやってくる父の日ですが、実はその誕生には一人の女性の深い家族愛が関係しています。母の日と比べると、どこか影が薄いと言われがちな父の日ですが、その歴史を紐解くと非常に感動的なエピソードが隠されているのです。
この記事では、父の日が誕生したアメリカでのきっかけや、日本でどのように広まったのかという歴史について、中学生の方でも分かりやすく丁寧に解説していきます。なぜ母の日はカーネーションで父の日はバラなのか、なぜ日付が6月の第3日曜日になったのかなど、意外と知らない豆知識が満載です。最後まで読むことで、今年のお父さんへのお祝いがより心のこもったものになるはずですよ。
父の日いつから始まった?日本でのルーツと母の日との意外な関係
父の日が誕生した背景には、すでに始まっていた「母の日」の存在が大きく関わっています。「お母さんだけでなく、お父さんにも感謝の光を当てたい」という優しい願いが、世界中で愛される記念日を作ることになったのです。
アメリカのドット夫人が「母の日があるなら父の日も」と願ったから
父の日の始まりは、1909年にアメリカのワシントン州に住んでいたソノラ・スマート・ドット夫人という女性の願いからでした。彼女の父親は、南北戦争という大きな戦争から帰ってきた後、亡くなった母親の代わりに6人の子供たちをたった一人で育て上げた、とても強くて優しい人でした。当時、すでにアメリカでは「母の日」が始まっていましたが、ドット夫人は「お父さんにも、お母さんと同じように感謝する日を作るべきだ」と考え、教会に嘆願書を出しました。この、お父さんを誇りに思う娘の真っ直ぐな気持ちこそが、父の日が生まれた最初の一歩だったのです。
お父さんの誕生日である6月に間に合わなかったから
ドット夫人は、自分の父親の誕生日がある6月に、父の日のお祝いをしたいと考えていました。彼女の父親の誕生日は6月5日だったのですが、お祝いのための準備や教会の手続きに時間がかかってしまい、結局その日には間に合いませんでした。そのため、最初の父の日のお祝いが行われたのは、少し遅れた6月の第3日曜日である1910年6月19日になったのです。この「準備が間に合わなかった」という偶然の出来事がきっかけで、現在でも父の日は毎年6月の第3日曜日にお祝いされるというルールになりました。もし準備がスムーズに進んでいたら、父の日は今とは全く違う日付になっていたかもしれませんね。
母の日はカーネーション、父の日はバラを贈るのがルーツだから
母の日にカーネーションを贈るのに対し、父の日のシンボルフラワーが「バラ」であることにも、ドット夫人のエピソードが関係しています。ドット夫人は、最初の父の日の式典の際に、亡くなった父親の墓前に白いバラを供えました。このことから、父親が健在な場合は「赤いバラ」、亡くなっている場合は「白いバラ」を贈るという習慣がアメリカで生まれました。カーネーションとバラという花の違いは、それぞれの発祥地でのエピソードに基づいているため、現在でもその伝統が大切に守られています。日本では黄色いバラが一般的ですが、ルーツをたどるとドット夫人が捧げたバラの花にたどり着くのです。
父の日いつから始まった?日本で広まったきっかけと母の日との歴史の違い
アメリカで生まれた父の日が、海を越えて日本で一般的になるまでには、いくつかの重要なステップがありました。宗教的な活動やデパートのキャンペーンなど、時代背景とともに日本流の父の日が形作られていったのです。
1950年ごろにキリスト教系の団体から日本へ伝わったから
日本に父の日という考え方が初めて入ってきたのは、1950年ごろのことだと言われています。当初は、キリスト教の教会や関連する団体が中心となって、父の日を祝う行事を紹介し始めました。しかし、戦後まもない時期だったこともあり、すぐには日本中の一般家庭にまで広まることはありませんでした。一部の限られた人たちの間で行われる、アメリカ文化の影響を受けた新しい習慣という位置づけだったようです。それでも、お父さんに感謝するという素敵な考え方は、少しずつ日本人の心に種をまいていくことになりました。
デパートが「黄色いリボン」をシンボルにキャンペーンを行ったから
父の日が日本で広く知られるようになった大きなきっかけの一つが、デパートなどの商業施設による宣伝活動です。特に大きな影響を与えたのが、「父の日には黄色いリボンをつけたプレゼントを贈ろう」というキャンペーンでした。なぜ黄色なのかというと、イギリスでは古くから「黄色」が身を守るための色とされており、アメリカでは「愛する人の無事を願う色」として広まっていたからです。この「幸せの黄色いリボン」のイメージを父の日と結びつけたことで、日本でも「お父さんには黄色いバラやリボン」というイメージが定着しました。企業のアイデアが、日本の新しい文化を作る後押しをしたと言えるでしょう。
1981年に「日本ファーザーズ・デイ委員会」が設立されたから
父の日が単なる流行ではなく、正式な行事として日本に根付いたのは、1981年に「日本ファーザーズ・デイ委員会」が設立されたことが大きいです。この団体は、お父さんへの感謝を伝える文化をより深めるために、毎年「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」を選出するなどの活動を始めました。有名人やスポーツ選手が選ばれるこの賞はニュースでも大きく取り上げられ、父の日の知名度を飛躍的に高めました。「お父さんを大切にする」というメッセージが公的な形で行われるようになったことで、お祝いをする家庭が一気に増えたのです。この委員会の設立こそが、日本における父の日定着の決定打となりました。
母の日との差は何年?父の日いつから始まったか日本での定着時期を調査
母の日と父の日を比べると、どうしても父の日の方が「後回し」にされがちなイメージがあるかもしれません。実際に日本での普及スピードには差があり、そこには社会的な背景や家庭内での役割の変化が影響しています。
母の日よりも定着するまで時間がかかったから
母の日が日本で一般的になったのは1930年代から1940年代ごろで、父の日よりも数十年早いと言われています。母親という存在が家庭の中心として分かりやすく感謝の対象になりやすかったのに対し、父親は「外で働く人」というイメージが強く、お祝いの仕方が難しかった面があります。そのため、父の日は母の日のおまけのように扱われる時期が長く続いてしまいました。「お母さんにはカーネーションをあげるのに、お父さんには何もないの?」という子供たちの声から、徐々に父の日も注目されるようになっていった歴史があります。母の日の成功がお手本となり、長い時間をかけて父の日も追いついてきたのです。
日本では1980年代になってから一般家庭へ広まったから
日本の多くの家庭で当たり前に父の日をお祝いするようになったのは、意外にも最近のことで、1980年代に入ってからだと言われています。この時期は日本の経済が豊かになり、家族で外食をしたりプレゼントを買い合ったりする文化が非常に盛んになった頃です。テレビや雑誌でも父の日特集が組まれるようになり、「お父さんもお家でお祝いされるべき存在だ」という意識が社会全体に広がりました。それまでは仕事一辺倒だったお父さんたちも、家庭での時間を大切にするようになり、父の日がそのコミュニケーションのきっかけとなったのです。今では中学生の皆さんの親世代にとっても、馴染み深い行事となっていますよね。
母の日は「第2日曜日」で父の日は「第3日曜日」という違いがあるから
母の日と父の日の日付には、覚えやすいようで間違えやすい「1週間の差」があります。母の日は5月の第2日曜日、父の日は6月の第3日曜日と決まっており、この配置も父の日が少し遅れてやってくる印象を強めています。アメリカでそれぞれの記念日が制定された際の歴史的経緯がそのまま日本にも伝わったため、この日付のルールが定着しました。「5月の2番目はママの日、6月の3番目はパパの日」というふうに、数字をセットで覚えておくと忘れる心配がありません。1ヶ月の間を置いて、両親それぞれに感謝を伝える機会があるというのは、家族の絆を再確認するのにちょうど良いスケジュールだと言えますね。
日本で父の日いつから始まった?母の日と一緒に知っておきたい由来の豆知識
父の日と母の日の違いや、日本独自の面白い習慣についても知っておきましょう。日本ならではの「黄色」に込められた意味や、お父さんへの接し方の変化を知ることで、お祝いがもっと楽しくなりますよ。
母の日は5月で父の日は6月!約1ヶ月の差があるから
母の日(5月)と父の日(6月)の間に約1ヶ月の期間があることで、お祝いをする側の準備がしやすくなっています。母の日が終わって一息ついた頃に「次は父の日の準備だね」と考え始めるのが、多くの家庭での自然な流れです。もしこれが同じ月だったり、近すぎたりすると、プレゼント選びが大変になってしまいますよね。5月から6月にかけてのこの期間は、家族への感謝月間のような気持ちで過ごすのがおすすめです。初夏の爽やかな季節の中で、お父さんとお母さんそれぞれに合わせたプレゼントをゆっくり選ぶ楽しみが、この1ヶ月の差には込められているのです。
日本ではお父さんに「黄色いバラ」や「ひまわり」を贈るのが定番だから
アメリカのルーツでは赤いバラでしたが、日本では「父の日=黄色い花」というイメージが非常に強いです。これは前述の「日本ファーザーズ・デイ委員会」が提唱したイエローリボンキャンペーンが大成功したことが最大の理由です。黄色には「身を守る」「希望」「幸福」という意味があり、外で頑張るお父さんの安全と幸せを願う色としてぴったりでした。そのため、最近ではバラだけでなく、元気いっぱいの「ひまわり」を父の日に贈る人も増えています。お父さんの明るい笑顔を連想させる黄色い花は、お部屋の雰囲気もパッと明るくしてくれるので、プレゼントとしてとても喜ばれます。
お父さんへの感謝を伝える習慣がまだ珍しかったから
かつての日本では、お父さんは「一家の大黒柱」として少し怖い存在であったり、近寄りがたい存在であったりすることが多かったです。そのため、子供がお父さんに面と向かって「ありがとう」と言う習慣は、昔は今よりもずっと珍しいことでした。父の日という行事が日本に入ってきた当初も、「お父さんにプレゼントをあげるなんて照れくさい」と感じる人が多かったようです。しかし、時代の変化とともに「お父さんも一人の人間として、感謝されたら嬉しいはずだ」という考えが広まり、今のようなフランクな形のお祝いが定着しました。父の日というきっかけがあるからこそ、普段言えない感謝が伝えやすくなったという面も大きいのです。
まとめ|父の日いつから始まった?日本での歴史を知り母の日と共にお祝いしよう
父の日が始まったのは、お父さんを心から尊敬していた一人の女性の願いがきっかけでした。アメリカで生まれたこの素敵な習慣は、多くの人々の想いや企業の努力を経て、日本でも欠かせない大切なイベントとなりました。母の日と比べて少し遅れて始まった歴史や、バラの花に込められた意味を知ると、いつもの父の日がもっと特別なものに感じられますよね。2026年の父の日は6月21日です。今からカレンダーにチェックを入れて、お父さんが喜ぶ姿を想像しながら準備を始めてみましょう。
プレゼントは高価なものである必要はありません。「お父さんのことを考えて選んだ」という事実と、心を込めた言葉こそが最高の贈り物になります。母の日にお母さんへ伝えた感謝と同じように、父の日にはお父さんへもしっかりと想いを届けてください。黄色いバラやメッセージカードを添えて、家族みんなで笑顔になれる素敵な一日を過ごしましょう。この記事で紹介した歴史や由来を家族で話しながらお祝いすれば、きっと会話も弾み、より深い絆が生まれるはずですよ。
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