究極のドロドロストーリーに目が離せない！あの中国ドラマと日本の有名小説に繋がる「ある共通点」とは？

こんにちは、くふうLive！ライターで、韓国ドラママニアのゆりです。

皆さんは中国時代劇を見たことはありますか？私は韓国ドラママニアですが、中国時代劇の視聴者の1人でもあります。

中国時代劇は華やかな衣装や世界観に魅了され、特に女性が夢中になる要素がたくさん詰まっていると思います。

ハラハラドキドキするストーリー展開が特徴の中国時代劇。今回は、そんな中国時代劇の中でも「ある日本の古典小説」と繋がりがあるドラマをピックアップ！マニアックなお話になると思いますが、ドラマの見方の一つとしてお付き合いください。

これぞTHE中国時代劇！『大宋宮詞』

主要キャスト

劉娥（りゅうが）役　リウ・タオ

真宗役　ヴィック・チョウ

あらすじ

物語の舞台は11世紀の北宋時代。平民出身の劉娥が後に第3代皇帝となる真宗が皇太子だった頃に命を救ったことで彼と恋に落ちる2人。

後に劉娥は真宗の側室になりますが、宮廷や朝廷からの反対や他の妃嬪たちとの争いに巻き込まれていき…。

劉娥こと「章献明粛（しょうけんめいしゅく）皇后」とは？

北宋の第3代皇帝・真宗の2人目の皇后。

真宗が皇帝になる前に劉氏に一目惚れし、密かに側室として迎えた女性です。真宗が亡くなると、皇太后となって政治を掌握しました。

ヒロイン・劉娥を演じた女優「リウ・タオ」と真宗を演じた俳優「ヴィック・チョウ」とは？

『琅琊榜 麒麟の才子、風雲起こす−』『ミーユエ 王朝を照らす月』に出演したリウ・タオ。2000年に飲料水の広告とテレビドラマ『外来媳婦本地郎』に出演し芸能界入りを果たした人気女優です。

第3代皇帝・真宗を演じたのは、台湾の人気アイドルグループ「F4」のメンバーとして活躍するヴィック・チョウ。安定した演技を本作で披露しています（私的には日本の俳優・岡田准一さんに似ていると思います）。

『大宋宮詞』見どころ紹介

見どころの一つは、豪華なセットや小道具。茶道、磁器、絵画など北宋の時代芸術や文化が緻密に表現されています。ヒロイン・劉娥がお茶を立てる場面があり、そこで使われる道具に是非注目してみてください。

また、物語前半では「遼（りょう）」と呼ばれる国が登場します。遼の中心人物として蕭皇太后（しょうこうたいごう）と呼ばれる女性が出てくるのですが、2021年にヒットした中国時代劇『燕雲台-The Legend of Empress-』でヒロインとして描かれた人物です。この時代に興味がある方は、この2作品を見比べると面白いですよ。

『大宋宮詞』と日本の古典小説『源氏物語』

※『源氏物語』が原作の漫画『あさきゆめみし』の画像です。

私、くふうLive！ライターゆりは、長年の『源氏物語』ファンでもあります。

実は『大宋宮詞』と『源氏物語』には「ある共通点」が…。

『大宋宮詞』と『源氏物語』の舞台は同年代

実は『大宋宮詞』の舞台となっている「北宋時代」の時、日本は「平安時代」にあたります。

『源氏物語』の舞台は平安時代。外国の歴史に興味を持った時に「日本は何時代」と知ると、視野が広くなりドラマの面白さが更に倍増する気がします。

「宮廷絵巻」の世界観

『大宋宮詞』の日本版サブタイトルになっている「愛と策謀の宮廷絵巻」。このサブタイトルは恐らく『大宋宮詞』のオープニングが絵巻物風になっているところから取ったのだと思います。

「絵巻物（えまきもの）」とは日本の絵画形式の一つで、紙もしくは絹を水平方向に繋ぎ情景や物語などを連続して表現したもので、「絵巻」とも呼びます。『源氏物語』も「絵巻物」で表現されたりしています。

『大宋宮詞』と『源氏物語』は、まさに「絵巻物」の世界観です。

『大宋宮詞』と『源氏物語』の登場人物たち

『源氏物語』ファンでもある私は、『大宋宮詞』の登場人物たちが『源氏物語』の登場人物の誰に当てはまるかを考えてみました。

例えば『大宋宮詞』のヒロイン・劉娥は、『源氏物語』だと玉鬘（たまかずら）に似ています。かなり芯が強いところが共通点です。

また、『大宋宮詞』の皇后は『源氏物語』だと葵の上に似ています。少々プライドが高いところが共通点です。

一見繋がりの見えないものにある共通点を見つけると面白いですね！

皆さんもドラマを「マニアック」な視点で見てみませんか？

今回は、中国時代劇『大宋宮詞』について詳しく紹介しました！いかがでしたか？

ドラマ視聴というのは、純粋にドラマのストーリーを楽しむのも面白いですが、その物語に隠された「裏話」を知るのもドラマ視聴を更に楽しむ方法の一つです。

今回の記事は、かなりマニアックな視点からになりましたが、この記事を通してドラマなどの映像作品を更に楽しむ方法を皆さんが知るきっかけになればと思います。

ぜひ皆さんも「マニアックな視点」でドラマ視聴」を楽しんでみてくださいね！