世代別「理想の貯蓄額」がわかった!年収の2倍、3倍貯められる方法とは?
- 2023年06月27日更新
こんにちは、消費者問題に特化した「消費者ニュース」の編集を経て今はフリーで活動しているヨムーノライターetukosです。
お金が貯まらないのは、収入よりも支出が多いからです。
ダイエットができない理由が、運動量よりも食べる量が多いのと同じですね。
お金が貯まらない原因は人それぞれ。お金に対する考え方も様々ではありますが、やっぱり貯金が無いのは不安ですよね。
ここでは、最低どのくらいの貯金があれば安心なのか、周りのみなさんがいくらくらい貯めているのかをお伝えします。
世代別貯金の理想額
最低「給料の3倍」は貯金しておきたい
その人によって年収や、結婚・子どもの有無、夫婦の働き方などの条件によって、理想の貯金額は異なります。
そのため、一概に「何歳ではこのくらいの貯蓄額が必要です」とは言い切れませんが、一般的には、最低「1か月の収入の約3倍」確保しておく必要があるといわれています。
毎月の手取りが25万円なら、少なくとも80万円くらいは貯金がないと不安と言えるでしょう。
事故やケガ、病気、突然のリストラなど予測できないことがあっても、とりあえず2~3か月分の生活費が確保されていたら、ひとまず何とかなります。
世代別の貯蓄目標
20代ではまず、10年間で「年収と同額」貯めることを目標にしてみましょう。
例えば、年収が300万円なら、10年で300万円を目標にします。
このようにして、30代なら年収の2倍、40代~50代なら年収の3倍を目標に貯めると、順調にいけば定年後に必要と言われる目標額の3,000万円になります。
20代なら、月3万円ほどを着実に貯めれば実現できます。
年間目標を決める
年代ごとに年間目標を立てて月々の貯金の金額を決めますが、ボーナスを含めないようにすると、気持ちに余裕ができます。
ボーナスはご褒美と考えて、会社の業績によってはいつなくなるかも知れないと思っておきましょう。
年間目標を決めたら、無理にそれ以上貯めようとしないことが、コンスタントに貯まる秘訣です。
人生の目的は、お金を貯めることだけではありませんよね。今やりたい趣味や、スキルアップのための勉強にかけるお金も大切にしましょう。
ところでみんなはいくらくらい貯めているの?
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(2014年)」の資料によると、20代で183万円、30代で415万円、40代で614万円になります。
資料はやや古いものの、現在でもほぼ横ばい状態のようです。
現実には、20代や30代で貯金が全くない方もいますよね。落ち込まず、今からでも自分が継続できる目標金額を決めて、月々コツコツ貯めていきましょう。
残ったお金を貯めるのではなく、貯金した残りのお金でやりくりする方法を考えることが大事です。
ついカードに頼る人、借金がある人へのアドバイス
もし借金があるなら、まずはその借金をゼロにすることが先決です。 現金がないとついカードに頼ってしまいがちですが、その癖は早く断ち切らないと一生、返済で悩まなければなりません。
現代社会では難しいことですが、貯金どころか借金が多い人は、思い切ってクレジットカードは使わず、現金で暮らしましょう。
また、自分で貯蓄ができないなら、会社の給料から天引きされる財形貯蓄などがおすすめです。
親への援助や子どもへの送金で、思うように貯蓄ができない時期は
継続的に貯蓄をしたいと思っても、長い人生においては飛ぶようにお金が出ていく時期があります。
40代から50代にかけて、子どもが成長して遠方に進学すれば、仕送りの必要が出てきます。
また、親世代への生活費の援助が必要なこともあります。
料だけではどうにもならない場合は、夫婦で相談して、アルバイトや副業などで補うことも視野にいれておきましょう。
副業をするなら「給与所得」のアルバイトより「雑所得」系の仕事がおすすめ
今では「政府の働き方改革」によって、会社に勤めながらも副業をすることを認める傾向にありますが、現実としては「副業禁止」の会社が多いようです。
例えば、退社後の数時間を居酒屋などでアルバイトをすると、給与所得として本業の会社へ住民税の上乗せの通知がいきますが、そのことが原因で経理の人が不審に思い、会社に内緒で行っていたアルバイトがばれるケースもあるようです。
ネット上の仕事も年収が20万円以上を超えると確定申告をする必要がありますが、必要経費を引いてもらえます。
ネット上で原稿を書く仕事なら月々2万円弱、年間20万円を目標にすれば確定申告の必要もありません。 2万円は少ないようでも1か月分の昼食代になります。
お金がない時期こそ体が資本となります。自分に合ったプラスαのプチ稼ぎの方法を見つけ、思うように貯蓄ができない時期を乗り越えてくださいね。
まとめ
長い人生、どうしてもお金が必要なことがあります。
そんな時のために、ある程度の貯金は必要です。
お金が貯まらないと嘆く前に、今日から計画的に継続して貯金を始めませんか?
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