「早い者勝ちでしょ」運動会で私のシートを勝手にどかした保護者→まさかの事実が判明して一気に形勢逆転

  • 2026年10月25日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部です。 実体験をもとにしたストーリーをお届けします。

運動会の場所取りは、毎年ちょっとした戦いですよね。

今回は、娘の運動会で、ルールを無視した保護者にシートをどかされてしまった女性のエピソードをご紹介します。

去年は日向でぐったり。今年こそは…

私は小学2年生の娘がいる会社員です。

娘の学校では、運動会の場所取りは開門後と決められています。事前に配られるプリントにも、シートを敷いてよい範囲と、通路として空けておく場所が地図で示されていました。

なかでも人気なのが、校庭の端にある大きな桜の木の下。日陰になるうえにトラックもよく見えるので、毎年すぐに埋まってしまいます。去年は日向しか空いておらず、暑さでぐったりしました。

今年こそ日陰で応援したい。そう思って、私は開門の1時間前から並びました。

開門後、まっすぐ桜の木の下へ向かうと、まだ空いている場所がありました。地図で観覧できる範囲なのを確認して、シートを広げます。

すぐ隣には、白線で区切られた通路がありました。そちらにはみ出さないように敷いて、ようやくひと安心です。

その後、荷物を持って遅れてきた夫から電話があり、私は少しだけ校門まで迎えに行きました。

戻ると、私のシートがない!

夫と戻ってきて、目を疑いました。

私のシートが、木陰からなくなっていたのです。

代わりに広がっていたのは、大きなレジャーシート。その上には、女性が一人座っていました。私のシートは少し離れたところに、丸められていました。

「あの、ここに敷いてあったシートは……」

「ああ、あれ? 端に寄せておいたわよ」

あまりにもあっさり言われ、一瞬、言葉が出ませんでした。

「私が先に敷いていたんですが……」

「ここ、うちの場所だから。祖父母も来るし、広くないと困るのよ。早い者勝ちでしょ」

女性は悪びれる様子もなく、シートの上に荷物を並べていきます。そのシートは、私が空けておいた白線の向こう側まで大きく広がっていました。

「でも、勝手に動かされるのは困ります」

「もう荷物も広げちゃったし。そっちも空いてるじゃない」

女性が指さしたのは、日差しが照りつける日向でした。

夫も「先に場所を取っていたんです」と伝えましたが、女性は取り合いません。周りの保護者も、気まずそうにこちらを見ています。

娘の学校で言い争いになるのは避けたい。でも、このまま諦めるのも納得がいきませんでした。

本部の先生に相談すると…

夫にその場に残ってもらい、私は本部のテントへ向かいました。

「桜の木の下に敷いていたシートを、別の方に勝手に動かされてしまって……」

事情を聞いた先生は、「場所を確認しますね」と一緒に来てくれました。

戻ると、女性はシートいっぱいに荷物を広げ、くつろいでいました。先生はその足元を見ると、すぐに声をかけました。

「こちらのシート、白線を越えていますね。この先の救護テントへ続く通路をふさいでしまっています」

女性の手が止まりました。

「え? でも、ここ、空いていたから」

「空いているのではなく、通れるように空けてある場所です。配布した地図でも、斜線で示しています」

さっきまで強気だった女性が、初めて足元の白線を見ました。

「じゃあ、シートを半分にすればいいんでしょ?」

女性は面倒そうに、シートの端を持ち上げました。

「じゃあ、こっちを折ればいいんでしょ?」

通路側を折りたたみ、残った木陰にはそのまま居座るつもりのようでした。

先生は続けました。

「その前に、こちらの方が敷いていたシートを動かされたんですよね?」

「だって、誰もいなかったから……」

そのとき、隣のシートにいた保護者が口を開きました。

「こちらの方が先に敷いていましたよ。私も見ていました」

さらに、後ろにいた別の保護者も続きました。

「シートを動かしているのを見て、お連れの方かと思っていたんです。違ったんですね」

女性は口をつぐみました。周りの人たちの視線が集まるなか、先生は落ち着いた声で伝えました。

「一時的に離れていても、シートが敷いてある場所を勝手に使ってよいことにはなりません。通路は空けて、先に取られていた場所も元に戻してください」

女性は周囲を見回しましたが、かばってくれる人は誰もいません。何も言い返せないまま、広げたばかりの荷物をバッグに押し込み、シートをたたみ始めました。

木陰を横取りした結果…

その頃には、ほかの木陰も埋まっていました。

女性は日向の空きスペースを見て、「あそこじゃ暑いじゃない」と不満そうに言いました。

先生は落ち着いた声で返しました。

「皆さん、開門を待って場所を取られていますので、空いている観覧場所をご利用ください」

女性は黙り込み、シートを抱えて移動していきました。

私は先生と、声を上げてくれた保護者たちにお礼を伝え、自分のシートを敷き直しました。

隣の保護者が「戻れてよかったですね」と笑ってくれて、張り詰めていた気持ちがようやくほどけました。

その日は夫と木陰に座り、娘に思いきり声援を送ることができました。早起きして並んだ甲斐があったと、ようやく思えました。

※AI生成画像を使用しています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部 漫画チーム

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