え、やらなきゃダメ?面倒(涙)【豆腐の水切りがウソみたいに楽な裏ワザ】どんな料理も激ウマ
- 2024年06月04日公開
こんにちは!管理栄養士でヨムーノライターのmonchiです。
豆腐は低カロリー・高たんぱくなうえ、安価で手に入り家計にも優しい人気食材。
そのまま食べても美味しい豆腐ですが、和え物や煮物、揚げだし豆腐など副菜主菜問わず様々な料理に活用できるので、とても重宝します。
そんな豆腐を調理する前にやっておきたいのが、「豆腐の水切り」です。このひと手間で豆腐料理がぐっと美味しくなります。
そこで今回は、簡単にできる「豆腐の水切り方法」を4つ試してみました。
豆腐の水切りを今までスルーしていた方も、きちんとやってきた方も改めて豆腐の水切りの知識をアップデートさせてみましょう。
やらなきゃだめ?豆腐を水切りする理由
豆腐の水切りはやらなくても料理自体は作ることができるので、必要性を感じない方もいるかもしれませんね。
しかし、豆腐料理が出来上がって少し時間が経つと水が出てきてべチャべチャになってしまったり、味が薄まってしまったりする経験はありませんか?
実はなんと豆腐の90%近くは、「水分」でできています。その為、時間の経過や温度変化によって、豆腐内部の水分がどんどん出てきてしまうのです。
水切りをしてあらかじめ余分な水分を抜いておくことで、豆腐料理が水っぽくなることを防いだり、豆腐に調味料がしみこみやすくなったりします。
【時短】電子レンジで豆腐の水切り
まず最初は、電子レンジを使って簡単に水切りできる方法をやってみました。
耐耐熱皿に豆腐1丁(木綿:400g)をのせてラップをかけずに【600Wで1分40秒、500Wで2分】加熱します。
これだけでもたくさん水が出てきますが、およそ10分ザルの上に置きましょう。そうすることで、よりしっかりと水切りすることができます。
【結果】30mlの水分が抜けた|加熱後、時間を置くとより抜ける
約30mlの水が抜けていました。そこから常温で10分間置くと、さらに水分が抜けて最終的に約80mlの水分を抜くことができました。
豆腐を一気に加熱することで、「す」が入って食感が悪くなるケースもありますが【600Wで1分40秒、500Wで2分】の加熱なら豆腐は生の状態に近く、食感もよかったです。キッチンペーパーで包まなくても上手く水切りをすることができました。
電子レンジを使う水切りはどんな豆腐料理にも向いていますが、適度に水分を抜くので煮物や炒め物に適しています。
もっと水切りしたいなら、キッチンペーパーで
電子レンジでよりしっかり水切りしたい場合は、耐熱皿の上にキッチンペーパーを2枚重ねて敷き、その上にカットした豆腐をのせ、ラップをかけず【600Wで1分40秒、500Wで2分】で加熱しましょう。
【ズボラさんに】ザルに放置で豆腐の水切り
時間はかかるけど、最も手間がかからないのは豆腐をパックから出して自然に水切りする方法です。
今回はパックから出した豆腐を、そのままザルの上に置いて、20分間置いて水切りしました。
【結果】30mlの水分が抜けた|食事の準備をしながらでも◎
20分が経過すると、約30mlの水分が抜けました!冷奴で食べたときに豆腐の口当たりの良さを感じることができました。
20分は食事の用意をしているとあっという間に過ぎるので、豆腐をパックからザルに出しておき、他のおかずを準備している間に自然と出てきた水気を切ってから盛り付けるというだけでもよいでしょう。
【お手軽】重し&放置で豆腐の水切り
豆腐に重しを置く水切り方法も実際にやってみました。
豆腐をキッチンペーパーで2重に包み、お皿の上にのせたら、その上に重しを置きましょう。
※今回重しには、豆腐の約2倍の重量である800mlの水を入れた長方形の容器を用意しました。
【結果】90mlの水分が抜けた|重しは調節が必要
10分後には約90mlの水分が抜けました。ただ、重しが重すぎたようで、豆腐がつぶれてしまいました。
豆腐を崩して使う料理の場合は今回の方法でもよいかもしれませんが、形を残して調理する場合は水の量は半分に減らして時間を長く置いたほうがよさそうです。
できるだけ余分な水分を飛ばしたい「炒り豆腐」や「揚げだし豆腐」、豆腐のなめらかさが大事な「白和えの和え衣」を作る場合にも適した水切り方法です。
【食感重視】茹でて豆腐の水切り
豆腐を茹でるのは麻婆豆腐を作るときによく使われる下処理方法ですが、実は水切り方法のひとつなんです。
今回、豆腐を茹でて水切りをして麻婆豆腐も作ってみました。
1リットルのお湯を沸かし、ひとつまみの塩を溶かしておきましょう。塩を入れることで豆腐からにがりが出て、その後の調理で味がしみこみやすくなります。塩を入れたお湯に豆腐を入れて3分間ゆでましょう。
今回は麻婆豆腐を作るので、さいの目に切った豆腐を使いましたが、切らずに1丁そのままの状態でゆでても大丈夫です。
ゆで上がった豆腐はざるに上げ、そのまま10分間置き粗熱をとります。
【結果】豆腐に弾力が出て味しみがよくなり、麻婆豆腐が激ウマ!
しっかり加熱している分、豆腐のなめらかさや大豆の風味がやや失われますが、切った状態で茹でることで豆腐の余分な水分がしっかりと抜け、弾力のある仕上がりになりました。
この豆腐を使って麻婆豆腐を作ってみたところ、豆腐が崩れにくく、弾力があって食べ応えバツグンでした。 豆腐に調味料の味もよくしみていたので、いつもと同じ味付けでもより美味しく食べることができました。
豆腐を下茹でするというたったひと手間で、麻婆豆腐の美味しさがここまで変わるなんてびっくり!
「ゴーヤチャンプル」など炒め物にも適しているので、ぜひやってみてくださいね。
料理や状況に応じて豆腐の水切りをして、料理の味をワンランクアップさせよう
今回は「豆腐の水切り方法」を4つ試してみました。水切りを行うことによって、豆腐の内部から水分が出て料理の味が薄まったり、食感がべチャっとしたりするのを防ぐことができます。
調理法に合った水切り方法を選ぶと、食感や仕上がり、味しみがよくなるので、おすすめです!
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