【悲劇】帰省や旅行から帰ったら「家の中が...!(泣)」防犯のプロ「自転車はそこに置かないで」意外とうっかりポイント
- 2024年08月11日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
夏休み、旅行や帰省を予定されている方も多いのではないでしょうか。
しかし帰ってきた後、空き巣に入られていた......なんてことがあったら、一気に台無しに。
旅行などで長期不在にする前におうちで対策しておくべきことを見直しましょう!!
防犯の専門家、旭化成ホームズ株式会社LONGLIFE総合研究所の山田恭司さんに、今すぐ再現できる「3つのディフェンス」について教えてもらいました。
3つのディフェンスが大事!
じつは大切なのは周囲の「みまもり」をひきだすことだといいます。
犯罪者は捕まりたくないので人に見られることを嫌います。そのため近隣にお住まいの方や通行者が「みまもる」状態をつくることが対策につながるのです。
そのために必要な「3つのディフェンス」を見ていきましょう。
1.ゾーンディフェンス • 奥に近づけない、入ったら怪しい状態を作る
2.ハードディフェンス • 開口部強化で時間を稼ぎ、みまもりを引き出す
3.ソフトディフェンス • 鍵を全て掛け、シャッターを閉めることを習慣にする
①奥に近づけない「ゾーンディフェンス」
建物の「(道路から見えない)背面」や「側面の奥」は侵入などに狙われやすい場所です。道路にオープンな外構でも建物の側面手前に仕切りを作り、入ってくることが不自然な状態をつくりましょう。
自転車はいつもの位置に置かないで
建物横に仕切り戸がついていない場合は、ホームセンターで売られている柵や自転車を置くだけでも効果的です。
自転車はいつもドアの近くに置いている方や家の中にしまっている方は、長期で不在にするときは、仕切り代わりに建物横に置きましょう!
自転車には2つ鍵を掛け、家やフェンスなどに鍵でつないでおくことも忘れずに。
音や光でみまもりをひきだすこともできます。仕切りを超えた不審者は、近づくと点灯する照明やアラームなど、音や光で通行者や近隣に気づいてもらう可能性を増やしましょう。道路から見通せるよう植栽の剪定をしておくことも必要です。
照明は道路に向けないで
照明の向きは注意が必要で、不審者を威嚇するため道路に向かって照らすものだと思われがちですが、実は道路側から建物の敷地内を照らす方が効果的です。
不審者が敷地内に入ったことや、窓などを壊そうとしているところを通行者や近隣が気づく状態にできるからです。
②侵入までの時間を稼ぐ「ハードディフェンス」
これは、窓や玄関・勝手口などを強化し、侵入しにくくする対策です。侵入に時間がかかれば、それだけ近隣住人に発見される可能性が増えます。
時間を稼ぐことで「みまもり」をひきだすというものです。
「鍵をかけるのは1つだけでいいや」はダメ!
窓やドアには2つの鍵がついていますが、両方ともきちんと閉めることで、ガラスを2ヶ所壊す必要が出て、それだけ侵入に時間がかかります。また侵入時間を5分以上稼ぐことで、侵入をあきらめるという調査結果もあります。
窓、玄関、勝手口についているカギはWロックをかけるようにこころがけましょう。
これもまた、時間を稼ぐことにになるので侵入をあきらめさせることにつながります。
③ちょっとそこまで...の油断をなくす「ソフトディフェンス」
実は侵入の原因では、無締りが最も多いのです。
旅行など長期の外出の時はしっかりと施錠して出かけると思いますが、ちょっと近所に出かけたりするときに施錠せずに出てしまう、普段の生活においてうっかりやってしまいがちな時こそ狙われやすいのです。だから日頃の習慣・心がけが大切なのです。
窓のシャッターを閉める、面格子付きの窓でも安心せず、きちんと締めてから出かける。
居るふり照明も有効的です。1か所だけ点灯させておくことでも在宅かと思わせることができます。このように日頃の習慣や心がけで侵入を防ぐことができるのです。
簡単なのに効果的
高い防犯グッズを買い揃えなくても、日頃の心がけや工夫で、みまもりをひきだすことができます。
防犯のプロ直伝の3つのディフェンスを行なって、楽しい夏休みを過ごしてくださいね。
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