【2018年おすすめモデル】有機ELと液晶テレビランキング!有機ELならパナソニックが人気
- 2023年06月27日更新
昔と比べれば観ることは少なくなったとはいえ、やはりリビングの主役といえばテレビ。
スマホにPCと、「映像」を視聴できるモノは他にもあるだけに、どうせ買うなら「気になる映画はリビングのテレビで」と、こだわる価値のあるテレビを選びたいところ。
ここ数年、テレビの解像度はフル・HDから4倍の4Kが当たり前となり、パネルも液晶から有機ELへと、進化した製品が登場しています。
とはいえ、有機ELはまだまだ高級品、購入するにはちょっとした「覚悟」が必要になります。そんなわけで、有機ELテレビと液晶4Kテレビ、それぞれのオススメ商品を、ビックカメラ・有楽町店のビジュアルコーナー主任、能勢友貴氏にうかがいました。
有機ELおすすめランキング
- パナソニックTH-55EZ950 36万2,440円
- ソニーKJ-55A1 41万9,880円
- LG OELD C7P 25万8,880円
液晶テレビおすすめランキング
- シャープLC-60US45 23万7,340円
- ソニーX9000E 22万3,020円
- 東芝50Z810X 18万3,930円
※価格は税抜き
――「有機ELテレビ」全般の反響は如何ですか
4Kテレビが登場したときよりも、いい反応があります。
大型テレビをお求めになる方は、画質を重視する向きが強いのですが、一目見て「キレイだね」というお声を多くいただいています。
液晶テレビは、パネルに裏から白いバックライトを当てる方式で、有機ELは一つ一つのドットが発光する方式と、構造がまったく違うので、同じ液晶で解像度が上がったときよりも、違いが分かりやすいです
バックライトがない分、有機ELテレビは液晶テレビよりも、本体が薄くなっているので、厚みを触っていただくと、「確かに違うね」と実感できるようです。
――有機ELと液晶、お値段の相場は?
有機ELは40万円程度、液晶はスピーカーが大きい製品だと値段が上がるものの、基本的には有機ELの半分くらいです。
――有機ELのメーカーごとでの違いと、オススメは?
パネルはどれも韓国LGのものを使用していますが、画面作りや音響で各社「味付け」をしている形です。
いちばんのオススメは、パナソニックTH-55EZ950(税抜36万2,440円)です。
色合いをクッキリ濃く出す仕様で、とくに映画を観るのに向いています。もともと液晶テレビではなく、どちらかと言えば有機ELに近い方式のプラズマテレビを作っていたメーカーなので、そのこだわりを継承しています。
ソニーKJ-55A1(税抜41万9,880円)は、ツイーターを震わせて、画面全体から音を出すのが面白いので、これもオススメです。
――有機EL「元祖」のLGは?
これといったオススメできる特徴はありませんが、「LGがベーシック」とも言えます。
LG・OELD C7Pは税抜25万8,880円ですが、この価格で有機ELテレビが買えるのならば、十分「お値打ち」だと思います。コスパの良さから、売れています。
――あと、東芝も出していましたよね
東芝は、「ここが東芝ならではの味付け」と言える部分が少ないです。東芝ファンの指名買いが多いですね。専用のハードディスクを追加すれば、一定期間の全番組を自動録画する、「タイムシフトマシン」が最大の特徴ですね。
有機ELまとめ
今年から、シャープを除く国内各社が参入した有機ELテレビ。色合いで選ぶならパナソニック、音響で選ぶならソニー、低価格のベーシックモデルならLG、という選び方がいいでしょう。
――液晶テレビのオススメは?
シャープLC-60US45(税抜23万7,340円)がイチオシです。
60型の大画面で、税抜き23万7,340円はお値打ちですよ。画面への反射・映り込みを抑えるパネルを使っているので、明るい部屋でも、電灯の映り込みを気にせずに観られます。それと、細かいところですが、画面の向きを変える「首振り」に対応しているのは、今ではシャープだけになっています。
ソニーは、横の速い動きを滑らかに表現するのが得意です。とくに、サッカーなどのスポーツを観るのに向いています。ただ残念ながらサッカーのデモ映像はありません。
ソニーの最上位モデルは、両サイドにスピーカーがついているものと、ないものが出ていますが、スピーカーなしのX9000E(22万3,020円)の方が売れています。スピーカーは後付けでどうとでもなるので、それに6~7万円もかけることもない、というところですね。
――液晶だと、東芝は定評がありますよね
はい、東芝のZシリーズは輪郭をクッキリと出す、独自の画像エンジンを使っているので、昔から評判がいいです。
――東芝のテレビ事業は、中国・ハイセンス(海信)に買収されるようですが
シャープが鴻海に買われたときよりも、衝撃は少ないです。
シャープのテレビも、今となってはむしろ以前より評判がよくなったくらいなので、「親会社が変わっても問題ないでしょ」、という実績ができたと思います。
「有機ELは高すぎる」というなら、「画面がデカいわりに値段が安い、質も大丈夫」なシャープが第一候補。スポーツが観たいならソニー、メリハリのある画面がいいのなら東芝も選択肢に入ります。
東芝は中国メーカーの傘下に入りますが、「毎年テレビ事業から撤退するのでは」とささやかれ、決算報告の監査で揉めに揉めるような企業ではなくなると考えると、むしろ信頼性は上がる?
※価格や紹介した商品は取材した2017年12月時点の情報です。
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