【自分勝手すぎる友人】遅刻→行列店強要→不機嫌モード全開！→「言う通りにするよ」私の一言でまさかの撃沈

こんにちは、ヨムーノ漫画担当です。

最近よく聞くようになってきた“フキハラ”という言葉。「不機嫌ハラスメント」のことで、不機嫌な態度でまわりを不快にさせることを差すようです。

今回は、フキハラの実体験を元にしたスカッとストーリーをお届けします！

最近よく聞く「フキハラ」、私の友人がまさにそれだった

A菜とは学生時代からの友人で、社会人になってからも月に1度は会って遊ぶ仲でした。

しかし、A菜には困った癖があります。それは、何か気に入らないことがあるとすぐに不機嫌になること。こちらが機嫌をとって、最終的には彼女の思い通りになる、ということが繰り返されていました。

このパターンに慣れてしまった私は、「不機嫌のままでいられるのも面倒だし」と受け入れ続けていました。

久しぶりの映画の約束

最近、私も仕事が忙しくなり、なかなか会えないでいましたが、久しぶりにA菜から映画に誘われました。私も見たい映画だったので、二つ返事で行くことに。

彼女は午前中に用事があるということで、待ち合わせは13時。「そのころにはお腹が減っているから」と言われ、ご飯を食べてから映画、というスケジュールになりました。

ところが、「予定が押した」らしく、結局彼女が待ち合わせの場所に現れたのは13時半。

そこから当たりをつけていたイタリアンに向かう途中、大行列のお店を発見したA菜。とたんに気になってしまって「おいしそうじゃない？」「並ぼうよ」と言い始めました。

しかし、映画は1日2回だけの上映。最終である15時の回に間に合わせるには、けっこう急いで食べなければいけない状況でした。そんな行列に並んでいたら間に合わなくなってしまいます。

不機嫌モード全開のA菜

なんとか説得して、予定していたお店についたころには彼女は完全に不機嫌モード。こちらが話しかけても「うん」でも「すん」でもない。終始、つまらなさそうにスマホを弄り始めました。

空気が重くなった中、なんとか気を取り直そうと、「映画のチケット、今、スマホで取っちゃおうか」と私が提案しました。

すると、A菜からまさかの一言。

「えーーまだ取ってなかったの？じゃああのお店にして今日映画やめてもよかったじゃん」

ついに我慢の限界が！

その言葉を聞いた途端、それまで頑張っていた気持ちがぷつんと切れました。

そもそも誘ってきたのはそっち。遅れてきたのもそっち。なのに、まるで私が悪いような言い方……。

「いつも予定がどうなるかわからないから、確定してからじゃないと怖くてチケット取れないよ」

そして私はスマホを素早く操作すると彼女に言い放ちました。

「わかった、A菜のしたい通りにするね。私の分だけチケット取ったから、このあとは別行動にしようか。あのお店に行きたかったら行けば。ここは私が払うから、もう行っていいよ」

向こうもまさか私が反抗するとは思わなかったようで、唖然とした表情を浮かべました。

そして、思い通りにならず、拒絶された怒りからか、「なにそれ！もういい！」と顔を真っ赤にして出ていってしまいました。

完全に友情に終止符を打った

後日、A菜から何事もなかったように連絡がきました。しかし、私にはもうこの関係を続ける気もなく……。すぐにブロックして、連絡先も消しました。

後日、共通の友人から聞いたのですが、A菜はほかでも同じようなことをやらかしたらしく、みんなに縁切りされているそう。あの自分勝手な態度は私だけに対してではなかったのです。

この出来事で改めて思ったのは、一方的な関係は友情ではないということです。

長年続いてきた関係でしたが、いつも私が我慢し、A菜の機嫌を取り、彼女の思い通りになる。これは友情というより、私が彼女のわがままを許し続けていただけでした。

あの時、はっきりと「NO」を言えて良かった。自分を大切にできない関係は続ける価値がないーーそう気づかせてくれた出来事でした。

もう会うこともないと思いますが、いつか彼女が自分の態度が周りを不快にさせていることに気づいてくれればいいなと思っています。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。