「お米は米びつで保存」⇒それやめて!【老舗精米店】が教える「正しい場所」に知らなかった!冷凍しても美味しいテクも

  • 2025年03月07日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

ここでは、お米に関する米知識をご紹介しています。

お米のプロ直伝!お米の味を落とさないためのテクニックとは?

今回試してみたのは、TBS『Nスタ』 で、1930年創業小池精米店の三代目店主・小池理雄さんが紹介した、お米の正しい保存法です。

小池さんは、お米に関する専門職経験がある人のみが受験できる、いわばお米の博士号「五つ星お米マイスター」の所持者。

そんな小池さんが推奨するお米の保存法を、チェックしてみましょう。

また、番組内であわせて紹介されていた、ニチレイフーズさんによるご飯の冷凍法にも挑戦してみました。

お米を劣化から守るには「密閉して冷蔵庫」に

お米の鮮度を保つには、密閉できる容器や袋、ペットボトルなどに入れて、冷蔵庫の野菜室などで保存するのがポイントなのだとか。

お米は、高温が苦手なだけでなく空気に触れるだけでも劣化してしまうのだそうです。

2Lのペットボトルにお米を移し替えてみたところ、約12合分入りました。

少し重いですが、必要な分ずつザーッと出せるので、炊飯ジャーに入れるときにもなかなか便利そうです。

ちなみに、我が家にはじょうごがなかったので、ペットボトルの口からお米を流し込むのは至難の業。

そこで見てください、私の手がけた作品を。

もう1本、同じ2Lのペットボトルを用意して上半分をカット(写真右)。

それをペットボトル(写真左)の口部分に接続してお米を流し込むという、NHK『つくってあそぼ』のわくわくさんが見たら血相を変えて手直しされそうな、心もとない仕組み……(わくわくさんで年代がバレそう)。

簡素ではありますが、口同士をしっかりと密着させたら意外とうまく移し替えられたので、じょうごを持っていない方はぜひ真似してみてくださいね。

冷蔵庫に十分なスペースがない場合は、密閉できる保存袋がおすすめです。

ペットボトルと違って形が変幻自在に変化するので、わずかなスペースを狙ってねじこむことができますよ。

冷蔵庫内が大惨事……にならないように、袋の口がしっかりと閉じていることを確認してくださいね。

炊き立てに近い美味しさをキープ!正しいご飯の冷凍法

番組内では、ニチレイフーズさんによるご飯の冷凍法も紹介されていました。

ご飯を冷凍するときには「炊きたてを冷凍する」のがコツなのだとか。1食分(約150g)ずつに分けたご飯をラップで湯気ごと包み、水分をしっかり閉じ込めましょう。

また、金属製トレーにのせて凍らせることで、冷凍時間を短縮できるのだそう。これは、噂によく聞く「急速冷凍機能」と同じ原理ですね。

ちなみに、おいしく食べられる保存期間の目安は3週間だそうです。

凍らせたご飯を電子レンジで解凍し、ラップを開けてみると……塊状だったご飯がほろほろっとほどけます。

ラップの上で見栄えがすごく悪いですが、普段よりもみずみずしいのが分かりました。これは期待大かも。

解凍したご飯を盛り付ける際、いつもは茶碗にボテッと転がっていきますが、今回は炊き立てのようにふんわりとしています。

農林水産省が教える【食中毒対策】見落としがち3選

農林水産省データをもとに、「お弁当作りで見落とされがちな食中毒の要注意ポイント」を紹介します。

大事なポイント①ミニトマトをそのまま入れないで

まず1つ目のポイントは、ミニトマトです。

栄養価も高く、彩りとして手軽に取り入れやすいミニトマト。お弁当に使う方も多いと思いますが、ヘタをつけたままお弁当に入れてはいないでしょうか?

実はミニトマトのヘタの部分は細菌が付着していることが多く、ヘタの周りにくぼみがあるものはそこに細菌が残ってしまう場合も。またしっかり洗えたとしても、ヘタの部分に水が溜まってしまい、そこからさらに細菌が繁殖してしまう可能性も!

ヘタを残したほうが見栄えが良いかもしれませんが、衛生面を考えると、ヘタを取ってからお弁当に入れた方がいいですね。また水洗いした後は、キッチンペーパーなどでしっかり水気をふき取るのもお忘れなく!

大事なポイント②ごはんは酢飯にする

お弁当に詰めるご飯の食中毒対策として、梅干しを入れている方も多いと思います。確かに梅干しには殺菌効果がありますが、直接触れている部分に作用するなど、効果が限られているんです。

そこで殺菌効果を高めるためにおすすめなのが「酢飯」です。

お酢は細菌が増えるのを抑えることに⼀定の効果があるといわれています。

ご飯は詰めた後しっかり冷ましてから蓋をして下さいね。お酢を使っている場合も、できるだけお弁当を低い温度で保つなど、しっかり⾷中毒予防をするようにしてください。

大事なポイント③作り置きおかずをそのまま弁当に入れないで

忙しい朝のお弁当に便利な作り置き。休日や前日の夜にまとめて料理をし、朝に詰めるだけにすれば時短にもなりますよね。

しかし、作り置きおかずも注意が必要です。冷蔵室に入れても細菌はゆっくりと増殖するので、作ってから時間が経てばたつほど、食中毒のリスクは高まります。

作り置きのおかずをお弁当に入れる際は、必ず十分に再加熱をしましょう。

温めなおす時は、おかず全体に火が通るようにして、作った時と同等の熱さになるまで温めることが大切です。

加熱ムラが生じやすい電子レンジでの温めは、おかず全体が加熱されるように、途中で食材をひっくり返したりかき混ぜたりするのもポイントです。加熱が終わった後は、完全に冷ましてからお弁当に詰め、フタをして包んでください。

作り置きおかずは、調理、保存する段階でも、菌をつけず、増やさないようにし、保存することも大切ですね。

「お願い!水で炊かないで」意外と知らない【ご飯の炊き方】

食中毒は、実は肉や魚だけでなく、ごはんが原因となるセレウス菌からも発生するのだとか。

先ほど"お弁当に入れるご飯は「酢飯」にするのがおすすめ"と紹介しましたが、この時期はご飯の炊き方にも注意が必要です。気を付けたいポイントを紹介します。

ご飯の炊き方➀炊飯器に「氷」を入れて予約する

お弁当を作る際、夜にお米をといで、朝に炊きあがるよう予約しているご家庭が多いと思います。

しかし、夏場だと夜でも炊飯器内の温度も高くなるため、氷を入れて予約するのがおすすめ。

お米をといだら、氷を数個入れ、その後にお米の量に合わせて水を調整するだけ。目安ですが、目安ですが、2合ならば6~7個、3合ならば10個程度。いつもより多少水加減を控えめにしましょう。

氷を入れることで、炊飯器内の温度が上がらず、炊飯器内で菌が増殖する事を防いでくれます。

炊飯器メーカーのホームページを見ると、夏場など水温が高いときは8時間以上、冬場は13時間以上の予約はしないよう注意喚起がされています。

なるべく寝る直前にお米を入れ、炊飯器内で放置する時間を短くすることも大切です。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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