非常食アルファ米は美味しい!尾西の白米で食べ比べしてみた
- 2023年06月27日更新
こんにちは、くふうLive!編集部です。
「非常食こそ、おいしいものを食べたい、食べさせたい、でも本当においしいのはどれ?」そう考えているご家庭も多いのではないでしょうか。
今回は非常食として定着しつつある「アルファ米(アルファ化米)」に注目。
普通に炊いたご飯とどれほど味が違うのか、実際に作って食べ比べてみました。
アルファ米とは「糊化した米を乾燥させたもの」
▲左:普通の米 右:アルファ米
画像を比較してもわかる通り「アルファ米(画像右)」は普通のお米(画像左)と比べて、縮んでいるようなシワが入っているのがわかります。
それもそのはず。アルファ米とは「炊いた米を糊化(アルファ化)させたものを、急速乾燥処理したもの」のことなのです。「デンプンを糊化すること」「急速乾燥させること」でできる乾燥米だったんですね。
今回試食する「尾西の白米」とは
今回使用するのは「尾西の白飯」。内容量100gに対して、160mlの水(お湯)を使用することから、260gのごはんが出来上がります。保存期間は5年。価格は1袋280円となっています。(現在はこの白飯、ハラル認証取得済とか!)
▶「尾西食品株式会社」公式サイトhttp://onisifoods.co.jp/products/alpharice.html
気をつけて、開封したら取り出すものが!
▲「尾西の白飯」を開封したら入っていたもの
開封したら中には「脱酸素剤」「スプーン」が入っていました。特にこの「脱酸素剤」はスプーンで探さないといけないほど、奥に沈んでいました。ご注意ください。
1袋260gは「大人1膳+子ども1膳分」ほど
▲意外にたっぷり入ってる!
260gのごはん、といわれてもイメージがわきませんが、大人の女性のお茶碗1膳と、子供茶碗1膳分ほどの量です。1袋あれば、母子で1食分まかなえそうですね。
アルファ米を「水」と「熱湯」で戻してみた
「水」の場合は60分
▲「注水線」は片面だけについてました
袋の中に「注水線」があるので、計量カップがなくても、ちょうどよく水を加えることができます。注いだら、付属スプーンでよくかき混ぜて60分待ちます。
できあがり
▲水を入れて60分後の状態
水分もなく見た目は綺麗ですが、若干底のほうが水分多めにできていました。
「熱湯」の場合は15分
「熱湯」で作る場合は、同じく注水線まで注いで、よく混ぜたら蓋をして15分待ちます。あと数秒でできるという時に、袋をさわってみたところまだまだ温かい状態!
▲この袋に保温効果があるようです
別の器に移して作るより、この袋を利用したほうが、温かさを保てると思いました。
できあがり
▲熱湯を使用しているので、蒸気と香りが!
水で作るよりも、温かさと香りで食欲が増します。こちらも底のほうが水っぽい感じがしたので、できあがったらよく混ぜることをおすすめします。
「普通の米」「アルファ米(水)」「アルファ米(熱湯)」を食べ比べてみた
▲左:普通米、中央:アルファ米(水)、右:アルファ米(熱湯)
普通米とは「いつもと同じように炊いた米」のことです。3種類をそれぞれ作り立てで用意し、食べ比べてみました。
【見た目】の違いは明確!アルファ米はつぶれた印象
▲「アルファ米(水)」、すこしつぶれた感じにできあがった
【見た目】
普通米:★★★
アルファ米(水):★
アルファ米(熱湯):★
「普通米」の圧勝です。やはり、アルファ米はかけている粒やシワのある粒があるため、見た目は劣りました。
【食感】はアルファ米でも違いが出てきた
▲「アルファ米(熱湯)」は見た目が崩れているけれどもちもち感がある!
【食感】
普通米:★★★
アルファ米(水):★★
アルファ米(熱湯):★★★
「アルファ米(水)」だけが冷たいごはんということもあり、口に入った時の冷たさと少し水気のある食感にやや低評価。やはり熱湯で戻したほうが、もちもちと本来のお米らしい食感でした。
【味】は良し!どれもおいしく食べられる
▲左:普通米 中央:アルファ米(水) 右:アルファ米(熱湯)
【味】
普通米:★★★
アルファ米(水):★★
アルファ米(熱湯):★★★
お米の味自体は、ほぼ遜色ありませんでした。甘みのあるおいしいご飯です。「アルファ米(水)」もカレーライスなどにすれば、普通のご飯と違いがわからないレベルです。
「塩むすび」で食べ比べ!味は変わる?
▲左:普通米、中央:アルファ米(水)、右:アルファ米(熱湯)
みんな大好き「おむすび」にしたとき、味に変化があるのか、それぞれ「塩むすび」にし、食べ比べてみました。
【見た目】に明確な違いが!
▲「アルファ米(水)」は見た目がお団子状態
【見た目】
普通米:★★★
アルファ米(水):★
アルファ米(熱湯):★★
「アルファ米(水)」でおにぎりを作っている時、「時間のたったベチャッとした冷ごはん」という感触がありました。「アルファ米(熱湯)」も見た目は少し見劣りしましたが、ふっくらした米粒もあったので評価は上に。
【食感】では評価できないほど差が!
▲「アルファ米(水)」はべチャッとして食感が悪い
【食感】
普通米:★★★
アルファ米(水):☆なし
アルファ米(熱湯):★★★
「普通米」と「アルファ米(熱湯)」は、温かいこともあり、もちもちとどちらも食感よし。しかし、「アルファ米(水)」はべチャッとしていて、食感も団子のような舌ざわりでした。
【味】でも明確に違いがでた
▲「アルファ米(熱湯)」は甘みを感じる
【味】
普通米:★★★
アルファ米(水):☆なし
アルファ米(熱湯):★★★
「アルファ米(熱湯)」のおむすびは、米粒がふっくらしているので、口の中でほろっと崩れます。塩気でさらに米の甘みも感じ、普通米と違いがないほどでした。しかし「アルファ米(水)」は、食感の悪さが味にも多大に影響し、おいしさをまったく感じませんでした。
「アルファ米(熱湯)」は普通に炊いた米と変わらない味
▲女性用茶碗にいれると1袋260gはこのくらい
いかがでしたか? アルファ米は非常食としてとてもレベルが高いとわかりました。いざという時、水でも作ることができるというのは素晴らしく、また食べる分には問題はない味です。
しかし「おにぎり」にするのであれば断然「熱湯」で作るとおいしく食べられました。普通の米と遜色ない風味は、“温かいごはん”というものが、どれほど日本人をホッとさせるのかということも、痛感させられました。
以上の観点から、アルファ米を備える時は「お湯を沸かせる環境」も一緒に備えることをおすすめ。非常時こそ「おいしいごはん」が食べられるように、しっかり備えておきたいですね。
※こちらの商品情報は2017年10月現在のものです。
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