ヨドバシ店員がおすすめ!人気の炊飯器は象印・タイガー・三菱がおすすめ
- 2023年06月27日更新
調理家電の中でも、いちばん欠かせないのが、主食のご飯を炊く炊飯器。
「冬のボーナスで買いたい家電はコレ!」ということで、高級モデルを中心にお伝えしたいと思います。
2年前には、中国人旅行客が10万円以上の炊飯器を「爆買い」するのがブームとなり、話題を呼びました。中国でも人気の、国内メーカーがリリースしている高級炊飯器ですが、各メーカーの特徴が一番よく出ているのは、このクラス。
都内最大の家電量販店、ヨドバシカメラ・マルチメディアAkibaの三浦卓マネージャーに、オススメの炊飯器についてお伺いしました。
※記事中の価格は2017年11月取材時点の価格です。
おすすめ炊飯器BEST3
- 象印NW-AT10-WZ(税込11万9,670円)
- タイガーJPG-X100-WY(税込13万8,240円)
- 三菱NJ-VW108(税込7万8,710円)
売れ筋の価格帯は?
「長く使いたい」という声から、10万円台の高級炊飯器が30~40代のファミリー層からも人気を集めています。各メーカーとも、「釜」にこだわって特徴を出していますよ。
お求めやすい価格で少しでもいいものを、ということで、4~5万円クラスもボリュームゾーンとなっています。
サイズの目安は?
5.5合炊きだと、2~4人家族くらいまで、という目安になります。1升炊きだと、8人家族くらいまで対応できます。育ちざかりのお子様がいらっしゃるなら、3、4人でも1升炊きを選んでもいいと思います。
人気・オススメのメーカーや選び方は?
専業メーカーの、象印かタイガーからまず選ぶ、というお客様が多いですね。私も、まずこの2メーカーの商品をオススメしています。
象印のオススメ・モデルと選ぶポイントは?
象印は、最高級モデルのNW-AT10-WZ(税込11万9,670円)がオススメです。
一番のポイントは「極め羽釜」です。岩手県の名産品、「南部鉄器」は聞いたことがあるかと思いますが、「極め羽釜」は、職人が一つ一つ手作りした南部鉄器です。
羽釜にすることで熱がよく通り、甘味成分がアップした「モチモチ、甘い」炊きあがりになっています。羽釜で炊くと「カニ穴」という穴がブツブツとできます。これが、高火力でモチモチと炊き上げている証拠です。
「我が家炊き」という炊き分け機能も、オススメのポイントです。こちらは、毎回ご飯を炊いた後に、「今回の炊きあがりはどうだったか」のアンケートをとって学習し、自分の好みのモードで炊いてくれる機能です。売場に紹介パネルを掲示していますが、121通りの炊き方があります。
ほかには、細かいポイントですが、蓋にオートクローザー、ボタン一つで自動的に閉まる機能もついています。手が濡れているときとか、あまり手を触れたくないときなどに、ご利用いただいているようです。それに、蓋が少し重たいので、お年寄りの方から特にご好評をいただいています。
タイガーのオススメモデルと特徴は?
タイガーは、JPG-X100-WY(税込13万8,240円)がオススメです。
こちらも釜がイチオシポイントで、本物の土鍋を使用しています。土鍋を火にかけて炊くイメージなので、しっかりと「オコゲ」もできますよ。
それに、土鍋に蓋がついているので、そのままお櫃としても使えます。
象印とタイガーは、どちらの方が上だとは言いにくいですね。食べてみて、どちらの方が好みかを選んでいただく形です。炊き比べは、平日でもやっています。
試食をやってみると、香りはタイガーの方がいい、柔らかくて甘いのは象印、という方が多いです。
三菱の本炭釜はどうですか?
三菱NJ-VW108(税込7万8,710円)は、最後のコーティング以外は本物の炭でできていて、遠赤外線効果があります。他のメーカーの高級モデルは圧力IHですが、三菱だけは圧力なし、IH式になっていますが、これは固めに炊くという特徴から、「あえて」です。
どちらかと言えば「柔らかくて甘い」方が人気ですが、三菱の本炭釜で炊くと冷めても美味しいので、お弁当を毎日作るというお客様から好評をいただいています。
三菱は少し変わり種で、蒸気レス炊飯器、NJ-XS108J-P(税込6万9,570円)も出しています。上に囲いがあるところに炊飯器を設置しているとか、ペットのネコが上に座っていても火傷しないといった利点があり、5年くらい前に流行りました。
ただ、蒸気レスのモデルは、本体内に蒸気を貯める構造なので、部品を毎回全部洗わないといけないのがネックです。それに、釜も本物の炭ではないので、味で選ぶなら、先に紹介した三菱NJ-VW108の方がいいです。
4万円クラスだと、各メーカーの特徴は?
特徴は高級モデルと同じで、「縮小版」というイメージでいいと思います。
まとめ
炊飯器は、どれも「ご飯を炊く」という機能自体は変わらないので、好みの「味」で選ぶことになります。
羽釜の象印はモチモチと柔らかめ、土鍋のタイガーはオコゲもできる香りのいい炊きあがり、本炭の三菱は冷めても美味しくお弁当向き。この3機種の中から、好みに合わせて選ぶのがいいと思います。
最高級モデルが一番美味しく炊けますが、予算によっては、好みのメーカーで4万円前後の製品を検討するのもいいでしょう。
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