幼活は0歳から!?失敗しない幼稚園選び

  • 2023年06月27日更新

こんにちは、子育てママライター たかお みきよです。

ライター:たかお みきよ
絶賛子育て中のママライターとして、子育て・美容・旅行・不動産など幅広いジャンルで執筆活動中。某住宅メーカー系企業で勤務した経験を活かし、ママ目線な不動産&主婦テク情報をお届けいたします♪
たかお みきよ

前回は、「どこの保育園になっても、通園しやすい家を探すための条件」についてお話しました。

そこで今回は、保育園同様「通園」という課題が待っている、「幼稚園」に通いやすい家探しの条件について考えてみたいと思います。
保育園に比べ通園バスがある幼稚園も多く、一見通園に際する課題は少なそうではありますが、実はいろいろと潜んでいるんです。

というのも実は私自身、わが子を幼稚園に通わせています。今の地域ではあまりに認可保育園の待機児童率が高いので、諦めて預かり保育を活用し、仕事と子育てを両立しています。
そんな私の実体験と、同じく幼稚園派のママ友からの情報から、「通わせやすい幼稚園」を選ぶための条件を考えてみました。

幼稚園選びは、直前スタートでは遅い!

幼稚園選びは、直前スタートでは遅い!

早速ではありますが、「通わせやすい幼稚園」の条件についてお話をする前に、私の体験談をお話しさせてください。
私の最初の失敗は、わが子が1歳の時に引っ越してきた今の土地で、「幼稚園入園までは3年もあるから」と油断していたことです。

一般的な幼稚園というと、早くても3歳から4歳になる歳に入園しますよね。しかし今どきの幼稚園では、「プレ幼稚園(プレ保育)」として、満3歳児もしくはそれ以下の年齢から幼稚園に通う制度があります。

それに気づいたのは、わが子が2歳の初夏。幼稚園入園の4月まで、2年近くあった頃のことです。ママ友から「プレ幼稚園、どこにする?」と聞かれたのがきっかけでした。
当時、プレ幼稚園という制度があることはなんとなく知っていたのですが、わが子が早生まれのこともあってか、「夏の終わりごろになったら調べよう!」程度に考えていました。

「いや、まだまだでしょう(笑)」と言った私を見つめる、ママ友の少し呆れた目線がすべてを物語っていました……私、スタートが遅いんだなと。

ちなみに私が住んでいる地域は、プレ幼稚園に通っていないと、入園が難しい幼稚園も多く存在します。これは別の地域でも、昨今多くみられる制度のようですね。
実際説明会でも、「プレ幼稚園に通っていたお子さんは、優先的に合格となります」というお話もありました。この春の時点で、私は説明会も行っていなかったわけですが……。

私の幼稚園選びは「通わせやすい幼稚園」どころか、スタートが遅すぎて選択肢が少なかったという失敗からはじまりました。

ちなみにあるママ友は、引越してきた時には既にプレ幼稚園の説明会がほとんど終わっていて、選択肢が大変少なかったと言います。もちろん急な転勤などのご事情であれば仕方ないと思いますが、こういった話を聞いていると、これから幼稚園に入園させたいご家庭には、できる限り早く引越し先の幼稚園事情にアンテナを張ることをお勧めしたいとお節介にも願うばかりです。

幼稚園バスは、我が家の近くを通る?

幼稚園バスは、我が家の近くを通る?

さて、プレ幼稚園探しのスタートに出遅れた私は、焦って幼稚園を探しはじめました。しかし自宅から徒歩10分圏内には幼稚園がなかったので、「幼稚園バス」で通える範囲を探すことに。
とはいえ、プレ幼稚園では幼稚園バスは使えないので、できる限り家から近い場所を……なんて言っていられません。そもそも「幼稚園バス」の停留所が近くにあるかどうか、はっきりとは分からないのです。

幼稚園バスのルート範囲をホームページで掲載している園は多くありましたが、具体的な場所までは書かれていなかったので、説明会への参加が必須となるわけです。
しかし、ここで更なる問題が。説明会がすでに終わっている幼稚園もあったのです!結果的には3ヶ所の幼稚園を見学し、うち1ヶ所はバス停まで遠いことが判明。結局、家から徒歩15分の幼稚園のプレ幼稚園を申し込みました。

ここで、またまたママ友情報。今、我が家は目の前に幼稚園バスの停留所があります。しかしそこに来ているママさんのなかには、自転車でいらっしゃる方も。ご自宅がバスの通園ルートから少しだけ、ズレてしまっているようです。
幼稚園ももう少し頑張ってくれたら……とも思うのですが、時間通りに幼稚園生活をスタートさせるためには、少しの遅れも懸念すべきところなのでしょうね。仕方ないことだとは思いますが、バス停が目の前の我が家からすると、雨の日などとても大変だなぁと感じてしまいます。

ちなみに今の幼稚園を見つけた決め手は、「幼稚園バスを見かけたから」です。洗濯物を干すときに、毎朝見かけてふとした時に、その幼稚園バスに書いてある名前を見て検索。そのうえで幼稚園に魅力を感じたため入園を決めたのですが、バス停が目の前だったというのは大きな決め手です。

毎日の通園なので、親にとっても便利な立地というのは絶対条件ですよね。だからこそ、ぜひ幼稚園探しの際には、ご自宅周辺に停まる幼稚園バスを探してみてくださいね。

幼稚園選びが小学校を左右する地域も!

幼稚園選びが小学校を左右する地域も!

「小学校を左右する」と言ってしまうと大げさかもしれませんが、小学校の中に幼稚園があるため、「幼稚園から小学校までがエスカレーター式」なんていう地域も存在します。

「それって、私立のことでしょ?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。市区の中に私立がなく、公立小学校と同じように幼稚園にも学区が設定されている地域があるのです。

例えば、東京都中央区。オフィスビルが立ち並ぶ、東京都心のエリアですね。
中央区はまさに、幼稚園と小学校が同じ敷地にあるケース。もちろん、別の地域の私立幼稚園を選ぶ方は別ですが、自宅近くの幼稚園を選ぶ場合には、通園区域内の区立幼稚園に通う必要があると言います。もちろん、中央区以外のもこういった取り組みの地域はあるようですよ。

となると、自宅から通える幼稚園を選ぶのではなく、「通わせたい幼稚園の区域内に住む」必要性も考えられるわけです。もっと言ってしまえば、通わせたい小学校の学区内に住む必要性が……。

公立幼稚園・小学校とは言え、その特色は様々です。我が家は中央区ではないですが、地域の公立幼稚園や小学校の評判の違いもよく耳にします。
こう考えると、「幼稚園に合わせて、家を探す」というのも現実にあるお話なのだということがよく分かりますね。

そしてこれは、私立幼稚園でも同じだと思います。
幼稚園の説明会でも、「あまりにご自宅から園までが遠いお子さんは、入園試験で不合格となる可能性があります」と言われました。その幼稚園の場合、たとえプレ幼稚園に通っていたとしても、お引越しで遠くなれば、その可能性は同じだそうです。

暮らしに合わせるか、幼稚園に合わせるか

暮らしに合わせるか、幼稚園に合わせるか

「幼稚園なんて、たった3年間。小学校に入れば同じよ」私は母にこう言われました。これは幼稚園選びに悩む私を励まそうとして言ってくれたのですが、後日母の本音を聞いてみると、「”三つ子の魂、百まで”というように、幼児期の教育は大人になっても影響する」と言われました。そして母以外にもあらゆる年長者から、同様なことを聞きました。

実際に私の場合、幼稚園期の記憶がとても鮮明なんです。友達をからかってすごく怒られた、簡単な計算などのお勉強を楽しくした、大きな園庭で遊んだ、自然に触れる行事が多かった……など、今思うと私が成長する大事な過程だったなと、心から思います。皆さんはいかがですか?

そして、こうした実体験や周りからの話を聞いていると、「幼稚園選びは、生まれた瞬間から考えても早過ぎではない」とも思います。
生まれた瞬間というと大げさかもしれませんが、少なくとも1歳頃からあらゆる幼稚園の公開行事をまわっても、早すぎるということはなかったなと考えるのです。

そこで思うのは、通わせたい幼稚園に合わせて暮らしを整えるという選択肢も、大いにありだったなということです。タラレバを言っていたらキリがありませんが、「通園のしやすさ」と「通わせたい幼稚園」という条件をクリアするためには、そういった選択肢もあるのではないでしょうか。

さて、保育園・幼稚園と暮らしの繋がりについてお話してきましたが、次回は「小学校編」です。通学環境・教育・PTA事情など、さらに課題は山積み!小学校入学のために引越し……も、珍しい話ではありません。

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