「ラブロマンスの女王×新生キス職人」の最強タッグ!【韓国ドラマ】『今、別れの途中です』
- 2023年09月16日更新
こんにちは、ヨムーノライターのlilyです。
2022年1月に放送終了したばかりの超最新作が早くも日本から視聴できることを皆さんご存じですか?その作品は『今、別れの途中です』(Amazon Prime Videoにて独占配信中)。
“ラブロマンスの女王”ソン・ヘギョד人気急上昇中”チャン・ギヨンの最強タッグが贈る珠玉のラブストーリーです。
ここからは、そんな本作のあらすじとみどころをたっぷりご紹介していきます。
あらすじ
国内トップブランド「SONO」のデザインチーム長ヨンウン(ソン・ヘギョ)は、業界からラブコールが止まない有名デザイナー「オリビエ」とのコラボ実現のため、とあるファッションイベントに参加していました。
そして、同じくイベントに参加していた名も知らぬ謎の男性と一夜限りの熱い夜を過ごすことになり…翌朝になればオリビエとのミーティングのため、後腐れなく仕事へと戻るヨンウン。実をいうと彼女は10年前に愛した男性スワンと音信不通になってからというもの、愛や恋に希望を持てずにいたのです。
一方、「SONO」の総括取締役ジスク(チェ・ヒソ)は恋多き令嬢であり、専属モデルの男性とも関係を持っていましたが、不倫現場を目撃したことによりまたもや失恋…。父でもある代表が見合いの席を計画していたのにも関わらず、酒に溺れてアザだらけな状態のジスクは行けるはずもありません。
結局、学生時代からジスクの尻拭いをしてきたヨンウンが彼女の代役を引き受けるのですが、なんとその見合い相手が一晩の関係を交わした謎の男ジェグク(チャン・ギヨン)だったのです。
彼は鉄壁のオリビエさえ虜にする腕の良い写真家ですが、自分のしたい仕事をするために国を転々としていたため、イベントが終われば韓国を去らなければなりません。それなのにも関わらずヨンウンと知り合って以降、彼女の仕事に対する情熱・プライドに惹かれていってしまい、ついには飛行機のフライトもキャンセルしてしまいます。
こうしてジェグクは韓国に残る決断をしますが、あくまでも彼は代表の娘ジスクの見合い相手。もう二度と恋によって築き上げてきた地位を崩したくないヨンウンは、前へ進むことに怖さを感じていました。
スワンの存在・両親からの反対と試練多き恋に落ちていく男女が、「別れ」の分岐点に立たされたときに出す答えとは?
みどころ①国内ブランドの知られざる苦境
ヨンウンがデザインチームリーダーを務める「SONO」は、売り上げも1位でデパートにも出店しているような国内トップクラスのブランドです。ただ、韓国の主要デパートでは海外ブランド品の売り上げ割合が40%に達しており、国内ブランドの地位はまだそこまで大きいとは言えません。
本作ではそうした社会背景から、国内ブランド「SONO」が海外ブランドに劣らない質を誇っていても、予算の上限・ブランドパワー不足などが要因となって、最終的にはデパート撤退まで追い込まれてしまう姿が描かれています。
どんな苦境に立たされても、自らの手で立ち上げた「SONO」の存続のため、プライドを持ってインフルエンサーの起用・素材の代用などあやゆる手立てを尽くすヨンウン。
例えば2話では、デザインを修正しなければモデルは辞めると服をぞんざいに扱われた後輩デザイナーがいました。そのときヨンウンは妥協して修正するのではなく、「彼女にこの服を着せたいのではなく、服に込められているデザイナーの努力とスキルに気づいてほしい」と新たなモデルを起用するのです。
そのままのデザインを生かそうとするヨンウンの選択にデザイナーとしての強い信念・誇りを感じませんか?
みどころ②始まりはまさかのベッドシーン!?
通常のラブロマンス作品でいうと、前半では付き合うまでのじれったい恋模様が描かれ、後半ではキスシーンなど胸キュン場面を楽しめることが多いと思います。
その点『今、別れの途中です』はキスシーンの展開も異例で、なんとベッドシーンからストーリーが始まるのです。そんな冒頭シーンを含む、キスシーン3選をご紹介します。
キスシーン①1話 出会いのキス
ファッションイベントのオープニングパーティーで目が合い、そのままホテルルームへ…と完全なる大人な関係から始まった二人のラブストーリー。
部屋の扉を開けるときも香水が倒れても、形振り構わず思いのままに唇を交わす姿が収められているのですが、その姿が窓越しに反射して映るのもまた美しくて。
窓外では煌びやかな花火も盛大に打ち上げられ、オープニングに相応しいロマンティックかつ華やかなシーンとなっています。
キスシーン②2話 エレベーターキス
イベント後に帰国しようとしていたジェグクは、ダメ元で「明日パリへ行く。一度だけ正直になってくれないか」と尋ねます。
するとヨンウンは、自らジェグクを引き寄せ、短いキス!
ただ、もう一度キスしようと近寄るジェグクに対しては、一歩下がり「私が応えられるのはここまで」と一線を置くのでした。
キスシーン③3話 インターホンキス
口論になったままヨンウンの部屋を後にしたジェグクですが、もう一度彼女と向き合うためにインターホンを鳴らし続けます。
インターホンを鳴らす度に玄関の明かりが点滅するのですが、その光景がまるで2人の葛藤心を表しているかのように思えて…。
そして、そのまま部屋に入るや否やヨンウンは「感情に流されて掴んできたものを無くしたくない」と打ち明けつつ、不安をかき消すかのようにきつく抱き締め合いながら、口づけを交わすのでした。
みどころ③『ミスティ』脚本家が贈る緻密に構成されたストーリー
意外なストーリー展開が話題となった『ミスティ~愛の真実~』の脚本家が手掛ける本作は、またもや巧妙な真実の繋がりに驚かされます。
ファッションイベントの夜にパーティー会場で偶然出会い、一夜限りの関係を交わしたヨンウンとジェグク。ただ、二人の関係はその場限りではなく翌朝以降も、エレベーター・カフェ・見合いの席と何度も偶然のすれ違いを重ねます。
そして、接点があったのはヨンウンとジェグクのみならず、彼らの母同士も同じ料理教室に通っていて…。
4話では「僕たちは今まで出会うために何度すれ違ってきたんだろう」、6話では「ただすれ違っているだけでも、誰かにとって特別な意味を残しているかもしれない」というセリフがあります。
幾度も繰り返される偶然の重なりから生まれた恋は「運命」そのものですが、どれだけ運命的であっても永遠はなく、「別れ」の分岐点は訪れて…。恋の楽しさのみならず、切なさ・辛さ・苦しみ・痛みまで、すべての感情を描いた泣けるラブストーリーです。
各回のオープニングでは作品の世界観が感じられる、ココ・シャネルやヴィヴィアン・ウエストウッドらの名言も登場するので、そちらにもご注目ください。
みどころ④「SBS演技大賞」優秀演技賞のキム・ジュホン サブカップルは癒し系
お金目当ての男たちからフラれる度、心に傷を負い続けてきた「SONO」の総括取締役ジスク。次に恋した相手はジェグクでしたが、既にヨンウン一筋だったためジスクが立ち入る隙もありません。
一方、ジェグクの兄貴的存在ドフン(キム・ジュホン)に対しては顔にケチをつけたり、「私とは合わないわね」と言いたい放題。
ジスクに振り向いてほしいドフンは「俺の存在自体を否定された」と若返りのためにシミを除去し、ヘアスタイルまでガラッとチェンジさせます。元々紳士でダンディーなのに、ジスク好みの男になるためにさらにイケメン度が増していき…これはもうジスクも惚れないわけにはいきません。
そして何よりドフンの魅力は見た目は男らしいのに、中身は女子より乙女だということ!酔ったジスクから無理やりキスされたときも、ブランケットをかぶりながら「昨晩、僕は純粋だったよ」と切ない表情を覗かせるのですが、まさにこの表情こそ乙女そのものなんです。
ここまで彼女に惹かれているのに当のジスクはキスしたことすら覚えておらず、終いには「ヨンウンが好きなの?」「男が好きなの?」と的外れな推理まで…。
ついに6話では「あなたは一度も僕という人間を見ようとしないから心が痛い」とドフンの気持ちが溢れ出します。それからというものジスクからのメールに対しても「はい」としか返さず、この拗ねっぷりもやっぱり乙女です。
出会って以来、彼女が大切だからこそキスや壁ドンもジスクから、夜遅くに家で2人きりという状況でもお茶を飲むだけと絶対に一線を越えようとしなかったドフン。そんなドフンの愛が爆発し、抱きかかえながらのキスシーンが見られる最終話は必見ですよ。
みどころ⑤モデル出身のチャン・ギヨンとソン・ヘギョ 表情で魅せる演技は圧巻
ランウェイ経験のあるチャン・ギヨンは表情で魅せるプロといっても過言ではありません。
一夜の相手だと気づかないヨンウンに対してはからかうような笑顔、ジスクのフリをしていると知ったときは企みを含んだ笑顔、「会いたい」と電話がかかってきたときには満面の笑み。笑顔一つ取っても感情によって全く異なり、やはりチャン・ギヨンの表現力には毎度驚かされっぱなしです。
そしてソン・ヘギョも韓国俳優史上初、世界的なファッション雑誌「VOGUE」の表紙を飾ったほど、美貌と表現力が超越しています。
「何が憎くて何が悔しくて私の心は枯れ果てたのか」というセリフがあるように、10年前に失恋を経験して以降、心を無にして生きていたヨンウンは余り感情をさらけ出すタイプではありません。
そんななか、4話ではスワンが音信不通となった理由を知り、「こんな時でも喉を通るのね」と大泣きしながら餃子を食べるヨンウンの姿があります。この瞬間から、10年分の切なさ・辛さ・苦しさ・痛みが一気に伝わってくるんですよね。
みどころ⑥地上波ドラマに初挑戦! EXOセフンの演技力と存在感が光る
日韓共に絶大な人気を誇るグローバルアイドルグループ「EXO」のメンバーセフン。グループ内では末っ子(マンネ)ということもあり愛されキャラで知られていますが、本作でも代表の息子として入社した愛され新人社員チヒョンを演じています。
初めての登場シーンは4話ですが、ファーストシーンからスーツ姿でネクタイを緩める仕草を見せてくれ、セフンの溢れ出る色気に全女子がノックアウト間違いありません。
そんな最高の見た目を持ちつつ、中身は時間にルーズで、遅刻しているのにも関わらずアメリカーノを片手に出社するようなTheお坊っちゃま。
抜けたところはあるけれど、誰も説得できなかったモデル・ヘリンとの契約も成立させ、次第に「SONO」の危機的状況を救うキーパーソンとなっていきます。
デザイン盗用の犯人だと誤解してしまった先輩社員ソヨンとは犬猿の仲から始まりますが、2人の関係にも進展があるか否か!?ぜひご注目ください!
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