オキシクリーンを靴に使ったらダメ?スニーカーを"オキシ漬け"したらこうなった
- 2024年12月09日更新
こんにちは、年末大掃除をしたくないために「1日1オキシ」を心掛けているヨムーノ編集部です。
「オキシ漬け」で有名な洗剤、オキシクリーン。オキシクリーンが持つ洗浄力が好きで、手放せない方も多いのではないでしょうか?
オキシ漬けって万能!と思いがちですが、実は苦手な素材もあるんです。
今日は「やってはいけないオキシ漬け(靴編)」を紹介します。
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オキシクリーンは靴の「油汚れ」「皮脂汚れ」に強い
靴に付着する汚れは、油汚れや皮脂汚れ、泥汚れなどがほとんどです。
オキシクリーンは、弱アルカリ性の洗剤です。酸性の汚れに対して、アルカリ性で中和させることで汚れに対処します。
ですので靴についた汚れには、オキシクリーンのパワーは発揮できるはず(汚れの種類や程度によって異なります)。
オキシクリーンは「水洗いできるもの」に有効
▲オキシクリーンに記載の注意事項
とはいえ、「靴」と一口に言っても種類はさまざま。子どもの上履き、ムートンブーツ、革靴、スニーカーなどいろいろな種類の靴がありますよね。
オキシクリーンは「靴全般」に使えるのでしょうか?
そこでチェックしてほしいのが、オキシクリーンのパッケージ。
裏面をよく見ると「使用不可」の素材が載っています。ウール、ウール混紡、シルク、シルク混紡などの水洗いできない繊維製品、革などには使用できません。
オキシクリーンが使えるのは、基本的には「水洗いできるもの」です。
オキシクリーンで靴洗いするなら、上履きはOK
オキシクリーンが使える靴は、ざっくり分けると以下の通りです。
オキシクリーンOK
⇒上履きオキシクリーンNG
⇒革などの素材を使ったスニーカーや靴、サンダルなど
上履き以外でも水洗いできる素材の靴であれば、オキシクリーンを使うことができます。
靴の素材について普段あまり意識をしないかもしれませんが、メーカーのホームページなどに記載がありますので、オキシクリーンを使う前に確認してみてくださいね。
「革のスニーカー」をオキシ漬けしたらどうなる?
といっても、「使っちゃダメ」って言われると逆にどうなるか気になりませんか?
ちょうど家の靴箱に、長い間お手入れされてないであろう汚れたスニーカーがありました。
レザー素材が使用されている靴なので、オキシクリーンはNGです。
「最悪、履けなくなってもいい」と家族の了承を得ましたので、オキシ漬けしてみたいと思います。
オキシ漬けに必要なもの
用意するものはこちら。
上履きなどをオキシ漬けする際も用意するものは変わりませんので、参考にしてみてくださいね。
オキシクリーン
洗面器(漬けおき用)
今回は大きめのスニーカーで洗面器に入らなかったので、無印良品の「やわらかポリエチレンケース」を使いました。
- ポリ袋
なくても良いですが、ポリ袋があると少量のお湯とオキシで済むのでエコ。またポリ袋の上部を軽く閉じておけば、温度が下がりにくいというメリットも。
ポリ袋の耐熱温度を確認してから使いましょう。
※ただし「ポリ袋の上部をきつく結ぶ」のは、絶対にNGです。
酸素系洗剤であるオキシクリーンは、常に酸素を発生させています。密閉してしまうと破裂の恐れがあり危険なので、絶対に密閉しないようにしましょう。
オキシ漬けのやり方は簡単!
【STEP1】40〜60度のお湯にオキシクリーンを入れる
お湯にオキシクリーンをよくとかして、スニーカーを入れます。
「お湯4Lにオキシクリーンスプーン1杯くらい」が目安です。
給湯モードで60℃に設定すればお湯の準備はラクチンです!やけどしないようご注意ください。
【STEP2】オキシ漬けする
汚れの程度にあわせて20分から最大で6時間ほど漬けおきします。
今回は4時間ほどオキシ漬けしました。
【STEP3】時間を置いたら、軽く洗って流す
ブラシなどを使って軽く洗い、水でよく流します。
革のスニーカーをオキシ漬けしたらこうなった!
オキシ漬けしてブラシで軽く洗ったあとよく洗い流し、日陰で乾燥させました。
▲左:何もしていない/右:オキシ漬けしたスニーカー
あれ、めちゃくちゃキレイになったのでは……!
パッと見、何もしていない左のスニーカーに対して、オキシ漬けした右のスニーカーはピカピカ!
え、こんなにキレイになるの?
▲左:何もしていない/右:オキシ漬けしたスニーカー
横から見てもキレイな気がする。
あれ、革のスニーカーでもいけるのかな……。
スニーカーの内側です。
キレイなのですが、よーく見てみるとかかと近くに謎の黒っぽいゾーンができています。剥げた感じになっています。
もともと汚れがたまっていた部分ですね。
かかと部分をよく見ると、やや剥げている部分を発見。
結論:革のスニーカーはオキシ漬けはしないほうがいい
わかっていたんです。
だってオキシクリーンには「革は使用不可」ってちゃんと書いてありました。
結果、パッと見はキレイになりましたが、細かい部分で剥げた箇所がありました。
「使用不可」の素材にオキシクリーンを使う場合には注意が必要です。上履きなど「水洗いできる靴」をオキシ漬けして大切に使ってくださいね。
オキシ漬けした靴は「日陰干し」がおすすめ
最後に、オキシ漬けした靴を干す際に注意点があります。
アルカリ性の物質は紫外線を浴びると黄色っぽく変色する場合があります。オキシクリーンはアルカリ性の洗剤ですので、靴に溶液が残っていると、紫外線を浴びたときに黄色っぽく変色する場合があります。
オキシ漬けした靴を乾燥させる時は、
①よく洗ってしっかり溶液を落とす
②「日陰干し」をする
のがおすすめです。
万能選手と思いがちなオキシクリーンですが、「使用不可」の素材もあります。
剥げてしまうケースもありますので、大切な靴は素材をしっかり確認した上でオキシ漬けをしましょう。作業用など汚れたり剥げたりしてもいいと割り切っているようなら、試してみるのもアリかも?
不安な場合は、まずは目立ちにくい部分で試してみてくださいね。
オキシクリーンはこちらからどうぞ!
- オキシクリーン 1,500g 1,650円(税込)
※記載の情報や価格については執筆当時のものであり、変動する場合があります。また販売終了の可能性、及び在庫には限りがありますのでご了承ください。
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