【イ・ミンホ】史上最もワイルド!?懐かしの初主演映画「江南ブルース」の見どころをマニアが解説

  • 2024年02月10日公開

こんにちは、年間480本以上の作品を鑑賞している映画ライターの白河さなです。

ラブストーリーの王子様役、ビジュアルに反して可愛らしくキュンキュンする役、ちょっと荒々しく男っぽさが引き立つ役...。いろいろなイ・ミンホ さんの作品がある中で、今回はちょっと質の違う作品をご紹介したいと思います。

ソウルの繁華街、江南が開発された時代を描いた、ダイナミックでワイルドなストーリー。

「江南ブルース」のあらすじ

画像出典:PRTIMES

イ・ミンホ映画初主演!裏社会でのし上がってゆくふたりの若者の鮮烈な生き様を描く犯罪アクション!不動産開発の波が押し寄せる1970年代の韓国を舞台に、裏社会に生きる二人の若者の運命とは?

1970年、実の兄弟のように育ったジョンデとヨンギは、住処のほったて小屋を奪われたうえ、ヤクザによる全党大会への妨害に巻き込まれ、離ればなれになってしまいます。

3年後、成功を夢見てヤクザになったジョンデは、情報と権力を握るミン・マダムと共に江南開発の利権争いに飛び込みますが、そこで敵対組織に所属するヨンギと再会。

そしてジョンデとヨンギの間で、義理と陰謀、そして裏切りが渦巻く江南の土地を巡る争いが始まります。

「江南ブルース」の見どころと魅力 

1 ラブストーリーの時とは全く違うイ・ミンホの顔

イ・ミンホといえば、爽やかなイケメンの役が多いイメージですよね。「江南ブルース」は他のイ・ミンホの作品とは全く違うイ・ミンホの顔を見ることができます。

イ・ミンホ自身、「これまではドラマを通してラブストーリーにたくさん出演してきたので映画に出演するときはラブストーリーよりも、男らしい姿を見せたかった。より深みのある演技がしたいと思っていた。俳優の個性を色濃く描ける監督と映画をやりたいと思っていた。ユ監督の作品なら間違いないと思い決めた。」と話しています。

1970年と言えば、イ・ミンホはまだ生まれていない時代ですが、彼がシナリオを読んで思い起こしたのは、20代前半で現実の壁にぶつかっていた時の自分。すべての若者が抱くであろう感情をジョンデから感じ、これから何をすべきか?どうしたら現実から逃げられてまともな人生を送られるのか?そんな焦りを意識して演じたそうです。20代前半といえばおそらく、「花より男子」に出演する前のことでしょう。

撮影中、苦労したことについては「全体的な映画のトーンが明るいとはいえない作品なので、撮影をしていた数か月の間はずっと辛かった。気持ちはいつも沈み気味で、前向きなことが考えられずにいた。僕もジョンデと一緒にダークになっていく気分でした」と答えていました。

見た目の役作りのために、あえて肌のお手入れもせずに荒れた感じを出し、切迫した雰囲気を出したそうです。

2 イ・ミンホが体を張って演じたアクションシーン

ジョンデが生きているのは、殺さなければ自分が殺される世界。大量のスーツの男たちが雨の中で戦うシーンはもはや抗争というよりは戦争のようでした。

実はこの迫力満点のアクションシーン、出演者150人・撮影期間1週間・使用した水800トンを使用したそうです。

足元は泥土で、雨も降らしているのでこのアクションシーンは通常の何倍も速く体力が奪われたと思われます。

映画の上映時期と、「相続者たち」の再放送が重なったのですが、この点についてイ・ミンホは「1年前のドラマですが、今より若いですね。この映画の撮影中に半年ぶりに友人に会ったら老けたねと言われました。まだ回復していません」と笑っていましたが、あまりの過酷な撮影で老けるほどだったのでしょうか?

ちなみに、ジョンデが背後からバットで殴られて倒れるシーンがありますが、そのシーンのメイキングを見てみると、本気で痛がっていました。

監督によるとイ・ミンホは武術の習得能力がとても早かったそうです。「10回やなればならないことを1―2回やればすぐに消化してアクションができるほど」と話していました。

韓国映画『江南ブルース』と合わせてチェックしてほしい韓国作品

韓国映画「ラブストーリー」

韓国映画『ラブストーリー』のメインキャストはソン・イェジンとチョ・スンウです。
あの『愛の不時着』とヒョンビンとの結婚で注目度が爆上がりした、ソン・イェジン単独初主演映画でもあります。

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ソン・イェジンが演じる女性を好きになった男性二人は大親友。
展開的にはよくある三角関係で、2004年公開作品でもあるので、このまま普通に終わるのかな……と、思ったらラスト7分で涙腺が決壊!

もうすぐエンドロールだったのに、その展開はズルい!!!!!
「猟奇的な彼女」も泣けましたが、『ラブストーリー』のクライマックスも泣けちゃいました。

めちゃんこいい映画です。

ソン・イェジン単独初主演映画「ラブレター」と韓国ドラマ「賢い医師生活」と名曲「ノエゲナンナエゲノン」の深い関係

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この記事を書いた人
三度の飯より韓国ドラマが好き
白河さな

年間480本以上の作品を視聴しているほどの「映画マニア」です。韓国ドラマ・洋画・邦画と幅広いジャンルの執筆を担当しています。マニアならではの見どころや作品への愛をお届けしたいです。一人でも多くの方に「あ、この作品面白そう」と思ってもらえるような記事を目指しています。

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