「余ったちらし寿司、翌日食べよう」←ちょっと待ったああ!!栄養士が喝【ひなまつりの食中毒対策】気をつけて
- 2024年03月02日公開
こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。
3月3日はひな祭り。
女の子の健やかな成長を祈ってお雛様を飾ったり、パーティーをしてお祝いしたりと気分が盛り上がりますよね。
そんなひな祭りに欠かせないものといえば、手作りのちらし寿司やお店でテイクアウトしたお寿司。
まだ気温が低いからと油断しがちですが、実は気をつけないと食中毒を引き起こす場合があるんです。
今回は、ちらし寿司を作るときや、お寿司をテイクアウトするときの食中毒対策をご紹介します。
ちらし寿司を作るときに気を付けること

食中毒というと、ジメジメした梅雨や気温が高い夏に起こるイメージが強いですよね。
3月はまだ寒いからといって、油断するのは危険です!
3月でも気温が20℃を超える日があったり、寒い日には暖房をつけたりと、部屋の中は暖かいことがほとんど。
暖かいところでは菌が繁殖しやすくなるので、食中毒の季節ではないからと気を抜かず、しっかりと対策をしておきましょう。
出典:政府広報オンライン「食中毒予防の原則と6つのポイント」
実は菌が残ってるかも!調理器具を清潔に
滅多に使わない寿司桶は、知らないうちにカビが生えたり、菌が繁殖していたりする可能性があるので、熱湯や消毒用アルコールを噴きかけてから使いましょう。
また、海鮮ちらしを作るときは、野菜を切ってからお刺身を切るのが食中毒予防のポイント。
逆の順番で切ると、お刺身についている菌が野菜に移って傷みやすくなります。
手には菌がたっぷり!盛り付けは菜箸で

私たちの手には「黄色ブドウ球菌」という食中毒菌がびっしりついています。
そんな手で錦糸卵やきゅうり、お刺身などを盛り付けてしまうと、ちらし寿司の中は菌まみれに……!
調理前は必ず丁寧に手洗いし、盛り付けのときは菜箸を使いましょう。
また、黄色ブドウ球菌は顔や髪の毛にもついているので、調理中はできるだけ触らないようにしてくださいね。
トッピングはその日のうちに食べ切ろう

一度にたくさん作るちらし寿司は、余ってしまうことも多いですよね。
サーモンやいくら、まぐろなどの生ものは傷みやすいので、その日のうちに食べ切りましょう。
酢飯はラップで包んでから冷気が直接触れないようにキッチンペーパーで包み、野菜室で保存します。
野菜室は冷蔵庫より温度が高いので、酢飯が硬くなりにくいですよ。
保存期間は1日が目安。
それ以上になる場合は、冷凍しましょう。
お弁当に入れるときは保冷剤もセットで

ちらし寿司をお弁当に詰めておでかけするときは、必ず保冷剤と一緒に持ち運ぶようにしましょう。
酢飯と聞くとなんとなく保存性が良さそうに思えますが、ちらし寿司にはお出汁で炊いたレンコンやニンジン、しいたけなどの具材が混ざっていますよね。
菌が増える条件は「水分」「温度」「栄養」。
ちらし寿司には水分も栄養もたっぷりなので、食中毒のリスクが高いんです。
暖かい所に置いておくと菌が爆発的に増えてしまうため、保冷材を入れてしっかりと冷やしておきましょう。
お寿司のテイクアウトで気を付けること

テイクアウトのお寿司は、出来上がってから食べるまでの時間が長くなります。
持ち帰っている間に菌が繁殖してしまう可能性があるので、購入したらすぐに帰宅して長時間持ち歩かないようにしましょう。
どうしてもすぐに帰れない場合は、お店で保冷剤や保冷バッグをつけてもらうのがベスト。
自宅にある場合は持参するのもいいですね。
また、家に帰ってから食べるまでに時間が空くときは、冷蔵庫で保存しておきましょう。
とはいえ、冷やし過ぎると酢飯が固くなってしまうので、できるだけ食べる直前に買いに行くのがおすすめです。
ひな祭りパーティーを安全に楽しもう
具材がたっぷりのったちらし寿司や、生ものを使ったお寿司は、食中毒が起こりやすい食べ物です。
せっかくのごちそうで食中毒になってしまっては、楽しかったはずのパーティーが台無しに。
まだ3月だからと油断せず、手洗いや消毒、できるだけ早く食べるなどの対策を徹底しましょう。
出典:農林水産省「これで解決!食中毒予防のポイント -家でも食中毒はおきてしまうんです。気をつけて!」
出典:農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター「散らし寿司による食中毒事例と冷凍及び加熱処理した検体からの黄色ブドウ球菌の分離状況」
趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!
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