「お願い!激安・デカいからって安易に買わないで!」【スーパー青果部】伝授「ハズレみかん&リンゴ」見分け方
- 2024年02月12日公開
こんにちは、八百屋歴10年、ヨムーノライターの青髪のテツです。
寒い日が続いていますね。この時期になると、旬の果物であるりんごやみかんが美味しくなってきます。
どちらも夏・秋に旬を迎える桃やぶどうと比べると、比較的購入しやすい価格帯なので、頻繁に買う方もいるのではないでしょうか。
定期的に食べる果物だからこそ、なるべく新鮮で美味しいものの見分け方を知っておきたいですね!
そこで今回は、「美味しいりんごとみかんの見分け方」を紹介していきます。
青果部が教える!美味しいりんごの選び方
①皮にハリがある
りんごは果皮にハリがあるものを選びましょう。果皮は収穫後、適切でない環境で長時間置いておくことで水分が抜けてシワがでてきます。
私が仕事でりんごの鮮度チェックをするときも、少しでもシワが出ているものは見切りに回しているんです。
シワがあるりんごは避けて、ハリ・ツヤがあるものを選びましょう。
②ずっしり重い
手で持って、重さを確認するのも大事。
りんごは水分が抜けて鮮度が落ちると、軽くなるんです。
なるべく重量感のあるものを選びましょう。ずっしりと重いりんごは果汁たっぷりでジューシーですよ!
③お尻が黄色い
赤りんごは熟すとお尻が黄色に変わるため、お尻が黄色いものを選ぶと、よく熟した甘いりんごに当たりやすいです。
ただし、酸味もそれなりに欲しい方は「お尻が緑色のりんご」をあえて選ぶのもありです。
熟れる前のシャキシャキとした食感で、酸味が強くさっぱりとした味わいのりんごを食べたいときは、お尻が緑色の赤りんごを選びましょう。
青果部が教える!美味しいみかんの選び方
①ヘタの切り口が小さい
写真右のように「ヘタの切り口が小さい」みかんは、細い枝についていたものです。じっくりと時間をかけて成熟して甘味が強いことが多いと言われています。
一方、写真左のように「ヘタの切り口が大きい」みかんは、太い枝についていたもので、太い分成長スピードが早くなっています。
そのため同じ木から収穫した場合、切り口が小さいほうが、より甘味が強い傾向にあるというわけです。なので、なるべくヘタが小さいものを選ぶと良いですよ。
②サイズが小さい
みかんは成長する前に糖度が決まっていて、大きくなるにつれて水分を多く含むようになります。つまり、大きいほど味が薄くなるというわけです。
Sサイズのような小さいみかんは甘味も酸味も強いので、濃厚な味がします。
酸っぱいのが苦手だから多少大味でも構わない方は、Lサイズを選んでも良いですが、多くの方が好きな味はSサイズだと思われます。
お得さを感じて大きいみかんを買いたい気持ちもわかりますが.....味が濃厚で美味しいみかんを選ぶなら、小さいものを選びましょう。
シーズン後半の貯蔵みかんの場合は、例外もあります。
③ブランドのみかん
スーパーで激安みかんを見つけたら、嬉しくなる気持ちもわかります!ですが!本当に美味しいみかんを食べたいなら、みかんのブランドにもこだわることをおすすめします。
「いや、高いブランドみかんを買ったら美味しいのは当たり前でしょ」と思われるかもしれません。
たしかにそうなのですが、みかんは他の果物と比べても等級やブランドに味が左右されやすい果物です。
安いみかんは、酸っぱすぎたり、味が薄かったり......残念ながら美味しいのにはなかなか当たらない印象です。
といっても「一番高いみかんを選べ」というわけではなく、激安のあまり見ないブランドのみかんを買うのはおすすめしないよ、という話です。
美味しいりんごとみかんを食べよう
今回は、美味しいりんごとみかんの選び方を紹介しました。
ハズレといっても、食べられないわけではないので、割引とか見切り品になっているのであればむしろ狙い目です。
こういう話をすると「フードロスを減らすため、私はハズレの方を買うわ」という方がいらっしゃることも。それは素晴らしい考え方だと思います。
ただ、細かく鮮度チェックをして売れそうにない状態の商品を早く発見し、見切りに回してなるべく良い状態で売り切るのが店員の仕事であり、お店側の責任です。
私個人の考え方としては、消費者の方になるべく新鮮で美味しい状態の果物を選んでほしいと思っています。
ぜひ今回の記事を参考にして、今が旬のりんごとみかんをたくさん食べて頂けると嬉しいです。
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