埼玉民は池袋よりも京都が好き?「嵐山」だけじゃない!牛若丸と弁慶が対峙するさいたま市「五条大橋」ココにあり
- 2024年05月22日公開
こんにちは、埼玉県在住のヨムーノライター、とんとんです。
五条大橋といえば京都の鴨川にかかる橋で、牛若丸(源義経)と武蔵坊弁慶が出会った場所として有名です。橋の西側には2人の決闘を再現した像もあり、観光名所となっています。
今話題の五条悟ではありません。念のため。
▲京都の五条大橋
実は埼玉県さいたま市にも『牛若丸(レストラン)』と『弁慶(ベーカリー)』に挟まれた場所があります。橋ではなく横断歩道なのですが、これはもう実質五条大橋と言っても良いのでは?
今回はさいたま市にある「五条大橋風横断歩道」について、おいしいお店情報とともにご紹介します。
埼玉県さいたま市の『五条大橋』風横断歩道はこんなとこ
『牛若丸』と『弁慶ベーカリー』に挟まれた五条大橋風横断歩道があるのは、埼玉県さいたま市中央区にある円阿弥(えんなみ)という交差点です。
交差点から見ると左に牛若丸、右に弁慶、そしてその間をつなぐ横断歩道がありますね。
横断歩道を挟んで牛若丸と弁慶を1枚に収められるのは感激です。
今にも牛若丸の笛の音が聞こえてきそう!
どうして牛若丸と弁慶に? 店長さんに聞いてみた
横断歩道を挟んで向かい合う『牛若丸』と『弁慶ベーカリー』。
オーナーさんは同じだそうです。
『弁慶ベーカリー』の店長をされている國分さんにお話を伺いました。
『牛若丸』と『弁慶』、店名の経緯は何ですか?
國分店長:
50年ほど前に開店した『牛若丸』は「牛若丸のように大きい人にも勝つ」というイメージで命名されました。
実は社長も背が高いほうではないので牛若丸への共感もあったみたいです。
社長の中では『牛若丸』を開いたときから「いつか弁慶も」という気持ちがあったようで、3年前に向かい合う駐車場の一角を『弁慶ベーカリー』としてオープンしました。ちなみに『牛若丸』と『弁慶ベーカリー』の間を通る道路は八幡通りと言います。京都を連想するような名前で、偶然とはいえぴったりですよね。
牛若丸あっての弁慶、ということでしょうか
國分店長:
順番としてはそうなりますが、弁慶は生涯牛若丸に仕えた実直で力強い人物です。その姿勢と同じく、努力を絶やさず味と技術を守り磨き続けたいという想いも込めています。
横断歩道で向かい合う『牛若丸』と『弁慶』に気づくお客さんはいらっしゃいますか?
國分店長:
結構いらっしゃいますね。
『弁慶ベーカリー』をオープンするにあたって『牛若丸』にチラシを置いたときは気づいてくださった方が多かったです。『弁慶ベーカリー』にいらしたお客様は『牛若丸』をご存じないこともあるのですが、ここへ来てから「あれ?」「もしかして?」と言ってくださることもあります。
『弁慶ベーカリー』へ行ってみた
せっかくなので『弁慶ベーカリー』のパンもいただきたく、行ってみました。
『弁慶ベーカリー』は高級食パンのあるベーカリー。店内にはパンのほか、ジャムなども並んでいます。
お店の顔である食パンのほか、塩パンやメロンパンも人気商品です。
従業員さんの間では素朴な甘さのクリームパンも好評だそうです。混む時間は朝イチの時間とお昼から夕方前の時間帯とのこと。
スムーズに買えるのは11時前後か夕方以降ということになりますが、夕方になると品切れ商品も出てきてしまうので、お目当ての商品があるなら早い時間のほうが良さそうですね。
しっとりとくちどけの良い上品な食パン
看板商品の生食パン「豪柔(すごやわ)」。
1.5斤700円の、いわゆる高級食パンです。
中はしっとりやわらかく、きめの細かい食感と優しい甘さにおもわずそのまま食べ続けてしまいます。
焼きたてはもちろん、翌日になっても小麦の香りがふんわりと感じられました。
夕方にも店外でお客さんが並ぶ場面を見たのですが、それも頷けますね。何度でも買って食べたくなる食パンです。
こちらも人気の塩パンとメロンパン。
塩パンはトースターで温め直すとバターがじゅわっと染み出して食欲をそそります。メロンパンはクッキー生地がはみ出ているのがうれしいですね。
『弁慶ベーカリー』店舗情報
住所:さいたま市中央区本町西4-15-11
電話番号:048-789-7165
営業時間:9:30〜売切次第終了※土日祝は9時開店
定休日:年末年始
Instagram:https://www.instagram.com/benkei_bakery/
『牛若丸』へ行ってみた
弁慶に行ったら牛若丸にもご挨拶したいですよね。
『牛若丸』は寿司やうどんがメインの和食レストラン。実は開店したときは焼肉店だったそうです。
土日祝日はランチタイム、ディナータイムになると満席になることも。予約をするか時間をずらすかするとスムーズに入店できるそうです。
國分店長によると、おすすめは「鴨ねぎうどん」で、人気があるのは「まぐろ丼とうどんのセット」。
ということで、「まぐろ丼と鴨ねぎうどんのセット(1350円)」をいただいてみました。
コクのある汁にコシのある細めのうどんがしっかりと絡みます。
もちろん臭みは一切なし。
セットのうどんなので小さいと予想していたのですが、ボリュームありました。
うれしい誤算ですね。
まぐろ丼も人気なだけあってとてもおいしかったです。ねっとりとした食感でまぐろのうま味が濃く感じられました。
大満足の夕食です、ごちそうさまでした。
ちなみに『牛若丸』には「牛若丸セット」や「よしつねセット」、「しずか御膳」というメニューもあります。
すしをメインにうどんやサラダがついたセットなので、五条大橋気分に浸りたいときはこちらも良さそうです!
『牛若丸』店舗情報
住所:埼玉県さいたま市中央区本町西5-5-1
電話番号:048-854-9277
営業時間:ランチ 11:30~15:00/ディナー 16:30~22:00
定休日:月曜日
Webサイト:https://ushiwakamaru9277.gorp.jp/
埼玉の「五条大橋風横断歩道」はおいしいお店に出会える場所だった
牛若丸と弁慶が出会い、決闘をしたといわれる五条大橋。
埼玉の「五条大橋風横断歩道」はベーカリーとレストランに挟まれた幸せな場所でした。
レストランで食事をしてパンを買って帰る、というのも良さそうです。
近くへ寄った際は、わくわくする構図をぜひご自分の目で確かめてみてくださいね。
埼玉には「嵐山」もある
- 嵐山(あらしやま)は、京都市西部にある山
- 嵐山(らんざん)は、埼玉県比企郡嵐山町にある観光地や駅などの名称
京都の「嵐山(あらしやま)」は観光スポットにもなっている山ですが、埼玉の「嵐山(らんざん)」は町のほうが知名度高いです。
関越自動車道を初めて走行すると『嵐山PA』が出てくるので、「えっ嵐山(あらしやま)!?」とツッコミすること間違いなしです!
よそ見しないで安全運転で走行しましょう。
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