ほったらかしで電気代も安い!?長年の「雑草問題」を「オートモア」でズボラ解決!ロボット風"新兵器"の実力@千葉県長柄町
- 2023年09月21日更新
こんにちは、木こりの源です。
千葉県長柄町で、荒廃林の杉を伐採してログハウスを作るセルフビルドに邁進中。いつもは家づくりの連載記事を書いています。
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今回はその番外編!田舎暮らしの難敵「雑草との戦い」に欠かせない「アレ」について、ご紹介していきたいと思っております。
今年も「緑のザコ達とのアツい戦い」はまだまだ続く!
今年も暑い暑い夏でしたね…。そして、まだまだ酷暑は終わらない…。
このシーズンに来襲する緑のザコ達…ザ…っそう!
そう、雑草なんです。
田舎暮らしの難敵、雑草!
量産型の彼らは、いくらでもうじゃうじゃ出てくるのです。
それに対して我々は、飛び道具は使えないので、ビームサーべ…では燃えてまうわ!
ってことで、刈払機を使って草を刈っています。
このハスクバーナさんのバッテリー刈払機を使って右から左に刃物を振ってやるだけで、簡単に草が刈れる!
エンジンの草刈り機に比べてパワーも申し分なく、あっと言う間に草刈りできちゃう!
と、言うわけで、長年の雑草問題、無事解決!!
…な、訳あるかいっ!
猛暑の炎天下にやる、この作業は苦行でしかありません!
え、ダイエットには効果ありそう?
って言ってる、そこの人、チョコっとジムに行ってないで、やったんさい!
一度体験すれば、その大変さがわかります。
僕たちが今、ヨムーノDIY女子部と作っている家の前にも、大変日差しの良い野っぱらが、450㎡広がっています。
450㎡って、一体どれくらいの広さでしょう?
272畳、つまりだいたい畳272枚分ってことです。
1畳の雑草を刈るのに、刈払機を5振りくらいしますので、猛暑の炎天下で約1,360回刈払機を振れば、草刈り終了!
ひと夏で6回くらい草を刈るので、約8,160回振ればワンシーズン越せますね!
…って、苦行すぎ!!!
しかも雑草生えるの、ここだけじゃない!
この何倍の面積、草刈りゃ良いのよ…。
ってことで、毎年の恒例行事のように、ヨムーノDIY女子部のスタッフ陣は、家づくり活動時に草刈りに駆り出されます。
スタッフ陣が少なかったある炎天下の活動日、ついに編集長Tさんも刈払機を使っての草刈りに駆り出されたのです。
最初、草に負けてヨロヨロしながら刈ってましたが、徐々に上手に刈れるようになりました!
さすがに懲りたらしく、「こらアカン!すぐハスクさんに相談しなければ」と、活動翌日にさっそくハスクバーナさんに連絡してくれたのです。
ハスクバーナさんのV作戦をキャッチした!万を期して新兵器登場!
「ハスクさん助けてー!」っとSOSを聞きつけて、紹介してくれた新兵器が、こちら!
この黒い機体は、プロトタイプの白いヤツ、いやもうそれは、黒いヤツ。 ならぬ、「オートモア」くんなのでした!
このオートモアくんは、自動芝刈りロボット。
お掃除ロボットのように、電源を入れて放置するだけで勝手に草を刈ってくれるありがたい機械なのです。
ということでさっそく、ハスクさんの”黒い巨星”との異名を持つ、黒澤大尉にご説明いただきました。
まずは、黒いヤツ「オートモア」くんのスペックを簡単にご紹介!
・AUTOMOWER™ 305 21万0,100円(税込)
・設置キットS(ワイヤー150m、ペグ、コネクター等) 2万6,620円(税込)
・本体質量:9.4 kg 全長:57 cm 全幅:43 cm 全高:25 cm
・作業エリア能力 (終日):600 m²
・作業エリア内の最大許容傾斜角:約22度
商品詳細はこちら
かなり小型で、片手で持って移動できちゃいます。
この305は、ホーム向けモデルで、自分でDIY感覚で設置することもできるが、アフターサービスなどの面から、地元の販売店に施工相談するのが断然おすすめとのこと。
目をつぶっている写真しかありませんでした…ごめんなさい大尉m(__)m
オートモアくん導入には条件あり!
そんなオートモアくん、お掃除ロボットのように置いて電源を入れればすぐ草刈りしてくれる…との考えが甘かったことがわかりました…。
黒澤大尉いわく、とりあえず導入には下記の条件があるとのこと。
・導入時に草を地際から刈って、刈草は排除しておく
・14度以上の斜面がない
・極端な悪路はNG
・外で常設電源が確保できる
・草刈り範囲は600㎡以内
ん、なかなか条件厳しめ…!? いや、そもそも草刈り機とは違うのだよ…芝刈り機は草の延びをメンテする機械でした。
しかしながら、炎天下に約450㎡の野っぱらで刈払機を約8,160回振らなくて済むなら安いものか!
黒澤大尉に言われた通り、草刈り、除草して導入の日を迎えました。
いよいよオートモアくん導入の儀式!
黒澤大尉が、何やら大掛かりな耕運機のような物を操縦してきた…。も、もしや、あれがザコとは違うやつなのか…!?
いやいや、当然オートモアくんじゃなく、ワイヤー埋設機だそう。
オートモアくんの行動範囲に、1筆書きの要領でぐるっと一周ワイヤーで囲み、そこに電気信号を流して草刈りエリアを作ります。
地面にペグ打ちすると、引っ掛けたり、何かの拍子に切ってしまう恐れがあるので、ワイヤーは基本、地面に埋設するとのこと。
もちろんDIYでもできるそうだが、専用機械を使わない埋設作業は1日がかりの作業になるそう…。
ドリルで穴を掘りながらワイヤーを埋めていく仕組み
また、施工を専門業者に頼むと「設置キットS」のワイヤーと違い、一回り太い丈夫なものにすることもできるのだそう! アフターフォローの面も考慮すれば、やはり地元の販売店に施工を頼む方が賢い選択か!?
業務用の一回り太いワイヤー
今回は、黒澤大尉が埋設作業をしてくれました。
埋設機を使った作業は、通常の約30倍もの速度で終了、そしてオートモアくんの充電ステーション、いわゆる木馬を設置して準備完了!
電源を入れて早速スタート!
「オートモア、行きまーす!」と言わんばかりにスタートダッシュするのか…と思いきや、動きはノロノロ…ちょっと震えながら動いているようにも見える(笑)。
なんとも珍妙な(!?)動きを見た女性陣からは、「カワイイ〜」との声。
うん、確かに、愛らしい動きについつい見とれている。
なんか、ずっと見守ってしまうのはなぜだろうか。
地形を覚えて来ると、もう少し動きが早くなりますよ!とのこと。
そして、ワイヤーを埋設した箇所に差し掛かると、ピタッと止まり、ちょっとバックして方向転換。一旦逆に向いたり、ちょっと迷った感じで方向転換するのもまたカワイイ。
このワイヤーに当たった数をカウントしていて、均等に全面に行きわたるようにランダムに動くのが、オートモアくんの凄いところだそう。
安全面では、人や障害物にちょんとぶつかると、すぐに止まって方向転換。また、手が届かない位置に刃物が回っているので、万が一手が入ってしまっても怪我をしないようになっています。
ちょんとぶつかると
ちょっとバックし方向転換
黒澤大尉の大きい手でも刃に届かない
見せてもらおうか、ハスクさんの黒いヤツの性能とやらを!
と、いうわけで定点観測してみました。
オートモアくんは本来、24時間電源オンにして、設定された9時から21時の間、1時間ごとに刈込作業と充電を繰り返し、600㎡までの草を刈り込む機械なのです。
が、昨今の電気代高騰と、450㎡というサポート限界範囲より少し狭い範囲でやるので、少しズボラにやることに決めました。
我々のルールは簡単!家づくり作業をしている日中の約8時間だけ、オートモアくんも動かすってことで運用してみました。
導入前
2日目の作業後
3日目の作業後
3日目くらいから、設定した刈高にピシッと揃う感じに。 見た目はただの雑草なのに、刈高が揃っているだけでめっちゃきれいに見えます。
現場休みで、2日作業をお休み
2日ほど休むと雑草が最長10cmほどの長さにまで伸びていて、こんなに雑草伸びるの早いの?って思わされました。
もっとアップでも見てみましょう!
こんなに伸びちゃってるの、刈れるのかなって心配していたのですが、そこは難なく刈っていって、2日の作業で元に戻った感じです。
休み明け4日目の作業後
5日目の作業後
6日目の作業後
6日使用時点での、周りの草との比較
こんな感じで試していったところ、12日経過で草の長さが一定に保たれていました。
12日目の作業後
ここで変化も無くなってきたので、刈り高の目盛りを5から4に、短く変更してみます。
13日目の作業後
この時点での周りの草との比較
隣の敷地との比較⇨一番奥からほったらかし具合が良くわかる
半月ぐらい試したのですが、影のできない炎天下の野っぱらを、こんなにきれいに保ってくれるならありがたいしかないです。
オートモアくんと戯れるのも良き!
しかし電気代高騰のこのご時世、ずっと電源繋ぎっぱなしのオートモアくんの電気代が気になるところなので、ハスクバーナさんに聞いてみました。
1か月つけっぱなしの電力量で計算すると、なんとっ!なんとっ!
約155円!!
「安い、やすぅーい!ハスクバーナさんありがとう!」
夏季3か月繋ぎっぱなしにしておいても、たったの465円!
ガソリンの刈払機で夏季の3か月計6回この面積を草刈りするとしたら、1回1リットルのガソリンを使うとして、180円✕6回で1,080円! それに、1回3時間の作業時間がかかるので、計18時間の過酷な労働…。
それを考えると、こんな感じの広い野っぱらや、芝のある庭のメンテナンスなら、オートモアくんに管理してもらえば労力が一切かかりません。
これくらいの広さなら、設置費込みで約30万円で猛暑の過酷労働から解放され「こんなに嬉しいことはない…」が実感できます!
安いと思うか思わないかは、あなた次第!?
もはや田舎暮らしの必須アイテムになる予感しかないオートモアくんなのでした。
さ、オートモアで、浮いた時間を早く切り上げて、飲むとしますか!
▶オートモアに関する無料のご相談窓口はこちら
2017年より、NPO法人ふるさとネッツの理事となり、荒廃林を自ら整備して排出された杉材を使いログハウスをセルフビルド。 このノウハウを活かして、現在は東京と千葉を往復する2拠点生活を実践しながら、「セルフビルドサポーター」の資格制度を作り、多くの地方がめざす地域創生を「林業」から実現する日本初のモデルとなるべく邁進中。
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