えっ頑張って最終回まで完走したけど全然面白くないかも…!?【韓国ドラマ】実際に鑑賞した作品の中から勝手に決定
- 2025年12月07日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部韓国ドラマチームです。
豪華キャストでも大コケ!?
今回は、期待値が高かったのに「正直イマイチ」だった韓国ドラマを4作品ピックアップ。
イ・ミンホ主演の宇宙ドラマ『星がウワサするから』や、パク・ヒョンシク出演のファンタジー『TWELVE』など、視聴率が振るわなかった話題作をマニアが辛口レビューします。
設定の無理矢理感や、共感できない展開など、なぜハマれなかったのかを徹底分析します。
韓国ドラマ『星がウワサするから』( 별들에게 물어봐 )
韓国ドラマ『星がウワサするから』の平均視聴率は2.36%でした。
最高視聴率は第2話の3.883%。
最低視聴率は第15話の1.783%。
▲Netflixシリーズ「星がウワサするから」独占配信中
イ・ミンホとコン・ヒョジンという豪華主演ということで、2025年早々から注目されそうな予感がしていた韓国ドラマ『星がウワサするから』。
しかし、初回視聴率3.3%でスタートし、最高視聴率は第2話の3.88%がMAXで、結果的に低視聴率ドラマとなりました。
キャストはなかなかの顔ぶれなのですが、視聴率が物語っているように、内容が(かなり)イマイチだったかなぁ~というのが本音です。
▲Netflixシリーズ「星がウワサするから」独占配信中
『星がウワサするから』は宇宙を舞台にしたドラマです。
ぶっちゃけ宇宙で起こっていることが、リアルなのかフィクションなのか、見ている側はよくわかりません(笑)。
例えばドラマの中で、宇宙ステーションと韓国に住む民間人がスマホで普通に会話してます。
宇宙庁などの省庁ならまだしも、民間人が宇宙ステーションにいる人とスマホで会話できるって……マジ!?そこはフィクションだよね……とか。
ちなみにスタジオドラゴンは『愛しのホロ』(Nシリーズ)という韓国ドラマを2020年に放送しています。
今では、VR(Virtual Reality)やAI(人工知能)が浸透していますが、『愛しのホロ』は実体のない人工知能をもったホログラムを好きになるというドラマなのですが、当時2020年はまだ世の中が追い付いていないので、ピンとこない作品だった印象があります。
スタジオドラゴンが放つメッセージは最先端すぎます。
韓国ドラマ『ヒエラルキー』
▲Netflixシリーズ「ヒエラルキー」独占配信中
韓国ドラマ『ヒエラルキー』は、金持ち生徒が多額の授業料をジュシン高校に支払い、その恩恵で財閥でもない奨学生がジュシン高校に入学して学べるという構図(ノブレス・オブリージュ)になっています。
なので奨学生たちは、財閥の生徒たちからいじめや暴力を耐えるしかないという状況。もちろん校長も先生も財閥の生徒たちには逆らえないという、韓国ドラマあるあるです。
高校2年生という設定ですが、金持ちなのでお店を貸切って暴れるし、飲酒、喫煙などなど、やりたい放題。
でも刑事ドラマではないので、そこはあまり重要ではない設定。
そんな風紀乱れた学校をカン・ハが正していく……という韓国ドラマです。
日本ドラマでは、ヤンキーが野球やったり、ラグビーやったり、東大目指したりしますが、法は順守しないと放送できませんね(汗)。
韓国ドラマ『TWELVE トゥエルブ』( 트웰브 )
韓国ドラマ『トゥエルブ』全8話の平均視聴率は4%でした。
最高視聴率は第1話の8.1%。
最低視聴率は最終話の2.4%。
(C) 2025. LG Uplus Corp., Contents G. All Rights Reserved
韓国ドラマ『TWELVE トゥエルブ』は天使と悪魔の戦いです(ビックリマンではありません)。
その昔、悪魔を封印したテサンとその仲間たち。
悪魔を封じるとともにテサン達の特殊な能力も封印され、見た目は普通の人間となり不老不死のままずっと人間界で生活しています。
長い年月を経て、悪魔たちが再び現れ力を封印したままのテサン達は窮地に陥る……という話です。
もう、胸キュンとか泣けるヒューマンドラマ要素が無いことが伝わったかと思います。
ちなみに、タイトルの『TWELVE トゥエルブ』は干支の十二支を天使に見立てた設定になってるので、キャストが多いです(笑)。
最低視聴率を5回更新してしまう
(C) 2025. LG Uplus Corp., Contents G. All Rights Reserved
マ・ドンソク、パク・ヒョンシク、ソ・イングクという豪華なキャストでしたが、内容はファンタジーアクション。
悪魔を倒すために、殴る・蹴るというアクション。
特殊能力を失った天使達なので、格闘技で相手を倒さないといけないという展開です。
戦隊シリーズといいますか、仮面ライダーシリーズといいますか……韓国ドラマ好きにはちょっと苦手なジャンルだと思います。
韓国ドラマ『愛と、利と』
「愛と、利と」の平均視聴率(ニールセン・コリア全国)は2.916%です。
この物語で、二人の主人公の間に立ちはだかるのは、財閥や殺人事件ではありません。「ルックスより学歴」、そして「正社員か契約社員か」という、現代韓国社会のあまりにリアルな格差です。
▲Netflixシリーズ「愛と、利と」独占配信中
純粋な愛が、自己本位な「エゴ」へと変貌していく姿は、見ていてイライラしますが、それがこのドラマの「リアルさ」です。誰もが善人ではないという、複雑な人間関係の深みが描かれます。
▲Netflixシリーズ「愛と、利と」独占配信中
冒頭からサンス(演:ユ・ヨンソク:)はアン・スヨン(演:ムン・ガヨン)に恋のアタックをしかける早い展開(笑)。
そしてサンスはアン・スヨンを週末デートに誘ってOKをもらう。もう完全に女神アン・スヨンのメロメロパ~ンチ状態のサンスです。
よくある韓国ドラマの男女設定では、「好き」とか言いたいことが言えずにもどかしい“あるある”が多い印象ですが、サンス係長は積極的に次のデートの約束もゲットします。
第1話なのに、最終回みたいなリア充が続く展開。
ただ、このドラマでちょいちょい訴えかけてくることは……。
- ルックスよりも学歴重視
- 雇用形態(正社員か契約社員か)
- 家が裕福かどうか
- 家庭環境
アン・スヨンに漂う哀愁は、こういった背景があるのかもしれません。
ステイホーム(stay home)をキッカケに、ヨムーノ編集部の中から抜擢された韓国ドラマチーム(女性2名、男性1名)。実際に全話視聴して、おすすめの韓国ドラマはもちろん、マニアックな視点や見どころをご紹介します。Netflix・U-NEXTはもちろん、ディズニープラスやアマプラ、レミノなど多岐にわたる独占配信をほぼ毎日鑑賞中。独自視点と視聴率を元に「次、なに観る?」の参考になれば嬉しいです。
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